シューベルト　D.960・D887

　シューベルト「未完成」の3楽章。ニューボウルド補作版
http://www.youtube.com/watch?v=6KvuBCTxjSI

　一聴して、マーラーの10番とかバルトークのヴィオラ協奏曲の復元版とかと同列にはとても扱えないものだというのはわかる。でも、ベートーヴェンの10番よりはましかも。ただし、ロザムンデ間奏曲を元にしたという4楽章の復元は頂けない。

　昔、映画の未完成交響楽を観た時の3楽章と印象がだいぶ違う。最初の動機の次に出てきたのは、ト長調のトリオだったような気がする。ずいぶんいじっているのだろうな。。

　上は、ピアノソナタ21番の演奏を探していたら、そのうち脱線してみつけたもの。

　21番の2楽章が、ここのところ思い起こされてならない。嬰ハ短調のもうどうにもならないような悲しい歌なのだが、後半で長調に転じ、慰めを受けるかのように終わっていく。

http://www.youtube.com/watch?v=fieLpth3PMA&feature=related
演奏　ブレンデル

　ようつべには、他にリヒテルとかのが上がっているけど、今日はこれを聴いた。


　気が付いたら、ようつべに、弦楽四重奏の15番の演奏がいくつも上がっていたので、うれしくなる。全部聴いていないけど、フーゴー・ヴォルフ四重奏団の演奏が一番しっくりきた。

http://www.youtube.com/watch?v=z6B_YFry2og
1楽章前半（残念ながら提示部の繰り返し無し）