2009 出雲大学駅伝

2010年9月9日
2009年10月12日 
出雲大学駅伝 結果

結果
http://www.izumo-ekiden.jp/ke_all.html

 大方の予想通り。日大が連覇。ダニエルは、去年よりもっと強くなっていた。6区途中までトップで走っていた山梨学院コスマスも、区間2位で、しかも10km28分台で走っているのに、ものともせずに逆転してしまった。

 日大の他の選手では、3区の佐藤佑が好走した。将来の日大の日本人エースになると思う。ただ、これだけダニエルに頼り切りなレースばかりをしていたら、来年以降留学生依存にはまるような気がして怖い。

 レース自体は、予想外のことが多くて面白かった。前半は、ほとんどノーマークだった中央学院・京産大が上位に進出してレースをかきまわしたし、後半はいつの間にか中央大と立命大が5位・6位に進出していて驚いた。中央学院は無名選手を育成する能力が優れているので、この力は意識しておかないとと思った。京都産業大は、一時期低迷していたが、見事に立て直してきた。伊勢路でも関東の大学に一泡吹かせるかもしれない。

 中央学院と同じように、中央もエースがいないチームになったのに、選手の底上げが進んでいると思った。去年から監督になった浦田氏の手腕が優れているのだろう。

 惜しくも2位になった山梨学院は、昨日予想に書いたように1区後藤が粘り、3区にエースの高瀬、4・5区で地元の声援に支えられて大谷兄弟が好走し、ついには一時期トップに立った。今年の山梨は強いという印象を持った。

 3位東洋は、3区が誤算だったが、他は健闘したといえると思う。1区柏原は区間タイ記録と力のあるところを見せつけたが、区間新を出した第一工大のジュグナにつけなかったところに、力の限界を感じた。でも、そう感じる局面があることで、さらに上に向かう意欲が増すとも思う。

 4位早稲田は、2区と5区が誤算だったが、4区・6区の佐久長聖勢が好走したのは大きいと思う。まだ長い距離はわからないが、去年の高校駅伝で見せた圧倒的な力を維持できている。

 当初上位候補と考えていた、駒澤と明治は惨敗だった。駒澤は、5日後に箱根予選会があるので、主力を削って臨んだようだが、1区で出遅れてしまった後は挽回できなかった。3区宇賀地の区間賞の走りが光ったが、流れを変えるまでは至らなかった。

 明治も、1区の出遅れが響いた。ただ、それよりも中盤が不振だったのが痛い。6区石川が区間3位と力走するも、順位を上げることができなかった。

 今回の駅伝で、ある程度各チームの現況・勢いを知ることができたものの、距離が延びる全日本・箱根はまたそれぞれ違うタイプのレースなだけに、今回の結果とこれらのレースの結果が同じようになるとは思えない。ただし、日大・山梨学院・東洋・早稲田は、次のレースでも上位候補になるだろうと思わされたレースだった。




2009年10月11日 順位予想

公式HP
 http://www.izumo-ekiden.jp/
予定オーダー
 http://www.izumo-ekiden.jp/list.html

 関東の大学にとっての三大駅伝の第一戦が、明日行われる。オーダーを見て、やや興醒め。

 N大さんが留学生2人起用。これでは、もうほとんど優勝候補は決まりみたいなものだ。ダニエルだけにしとけよーと結構な数の人が思ったはずだ。

 そんなわけで、明日は優勝争いよりも、他の学校の仕上がりがどうなっているのかというのが、個人的には興味の中心になってくる。早稲田とか東洋は直前まで合宿だったようだし、その疲労がどの程度取れているか観てみたいし、箱根駅伝予選会にも出場しなければならない駒沢は、主力級の宇賀地・高林以外の選手の出来具合を知りたい。

 それと、日大の次に優勝候補といわれる明治も気になるところだ。エース松本が出ないのが残念だが、繋ぎ区間(2・4・5区)をどう走るか。

 今回は、例年以上に1区の予定オーダーに名を連ねたメンバーが豪華だ。3区~5区の区間変更の結果、3区が7.9kmと短くなったことにより、1区・6区の比重が増したためと思われる。

 日大・ベンジャミン、駒澤・高林、第一工大・ジュグナ、東洋・柏原、早稲田・矢澤、大東・清野、山梨・後藤、明治・鎧坂、中央・棟方、京産・三岡、立命・田中、日本文理・吉田あたりが上位争いをしそうだ。中でも、柏原・二人の留学生が軸になるものと思われる。

 全体の上位予想としては、絶対的本命の日大を除くと、東洋・早稲田・山梨・明治あたりが有力か。

 東洋は、柏原以外の2年生が力を伸ばしているというし、ルーキーの渡邊公志の走りも楽しみだ。

 早稲田は、三田の欠場は痛いが、1年も含めてかなり強いメンバーだと思う。矢澤で先頭から離れず、アンカーの平賀の粘り次第では2位までいくかもしれない。

 山梨は、去年2区区間賞の松本がいるし、大谷兄弟は出身地という地の利がある。モグスやダニエルよりはワンランク劣るが、コスマスもかなり強い。1区後藤の粘りにかかってくると思う。

 明治は、さっきも書いたけれど、松本の欠場は響くと思うが、それでも遠藤・北條らの中盤は堅実に走るだろう。ここは、2区・5区の出来具合に大きく左右されると思う。

 他に気になるチームは、アメリカアイビーリーグだ。3000m7分台の選手が二人いて、1・2区にエントリーされている。この記録通りの実力で走ったら、前半はかなり前のほうにいそうに思えるが、どうなることやら。

 あえて、順位予想をすると、下記の通り。。


1位 日大
2位 山梨学院大
3位 早稲田大
4位 明治大
5位 東洋大
6位 駒澤大
7位 第一工大



 

 









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