20131015

2013年10月15日
 病院。赤血球がやや低めながら大きな変化なし。病院から家までの道をかつて自分の中で「ドロローサへの道」と呼んでいた。元の意味とだいぶ違うのだが、心情的にふと浮かんだ言葉だ。病院の面会時間は20時までなのだが、消灯時間の21時までいてほしいと言われて、いつも21時過ぎに帰る。帰りながらこの先どうなるのだろうという不安な感情をとにかく凍らせることに集中していた。あの時のことを考えると、今がとても有難い。

 台風が明日の朝いらっしゃる。来るまでは北風が強く、通り過ぎてからは南風が強くなるだろう。電車が動くかどうか。

 「菜の花の沖」5-41まで読む。最上徳内、伊能忠敬、間宮林蔵と日本史の教科書に載るような人物が続々登場する。択捉国後など今に至る北方領土問題の根源的な背景がよく理解できる。これまで読んだ司馬作品の中でも、最も力が入っていると思った。 

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