20140327

2014年3月27日
 行く途中で霧雨がひどくなってくる。濡れ鼠。午後雨があがるが寒々としてくる。冬に戻った感じ。お偉方が来る。吹けば飛ぶような身分の悲しさ。違う価値観で世渡りしていくしかない。

 今日も2番ばかり頭の中を流れている。他の曲にしようとしてもすぐに2番の1楽章の同じフレーズに戻ってしまう発作がひどい。しかし、昨夜は3番を聴いた。1楽章変ホ長調から2楽章ハ長調への場面転換にはっとさせられる。3楽章変イ長調のしんみりとした緩徐楽章の後、異様に重々しい響きが印象的な変ホ短調の4楽章がくる。4楽章を聴いてシューマンすげーと感心してしまった。曲としてのまとまりは2番のほうが上だと思うけれど、3番は交響曲世界の広がりを感じさせてくれる。

 ドストエフスキー「貧しき人々」を108ページまで読む。冴えない下級官吏のおっさんマカールと薄幸の若い娘ワルワーラとの往復書簡の形で物語が描かれる。手紙という形なのに、そこに描かれる人物描写は鋭いものがある。ワルワーラの半生の悲惨さにげんなりしてしまう。今日もその続きを読むのかと思うと悲しい。




 



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