20160316

2016年3月16日
 曇時々晴。昨日より暖かいが気温低め。3℃~14℃。

 寝つき悪い。立て直す。ガヤ。追加注文多い。受け流す。猛攻。HM約1/3。鼻炎薬効いている実感ない。母親に電話。普通に話す。胃腸。

 『第五折々のうた』21p。

 山は川はうつくしきかも衷(した)ごころ憎める人を昨日はもちし 
                            (佐々木信綱16p)

 『寺山修司全歌集』58p。

 少年の日はかの森のゆふぐれに赤面恐怖の木を抱きにゆく  
                        (「終わりなき学校」57p)

 『ヴィヨンの妻』読了。再読してよかった。
 「母」
 「ヴィヨンの妻」
 「おさん」
 「家庭の幸福」
 「桜桃」

 「仕事なんてものは、なんでもないんです。傑作も駄作もありやしません。人がいいと言えば、よくなるし、悪いと言えば、悪くなるんです。(中略)」(「ヴィヨンの妻」117p)

 所謂「官僚の悪」の地軸は何か。所謂「官僚的」という気風の風洞は何か。私は、それをたどって行き、家庭のエゴイズム、とでもいうべき陰鬱な観念に突き当たり、そうして、とうとう、次のようなおそろしい結論を得たのである。
 曰く、家庭の幸福は諸悪の本。       (「家庭の幸福」158p)

 志賀直哉『小僧の神様・木の崎にて』86p。高校生くらいの時に読んだ記憶があるものの、「小僧の神様」以外は印象が残っていない。今日読んで「小説の神様」と持ち上げられる理由が少しわかる。
 「佐々木の場合」 佐々木馬鹿佐々木馬鹿。
 「木の崎にて」 蜂・鼠・蠑螈(イモリ)。
 「好人物の夫婦」 
 「赤西蠣太」 蠣太が小江に偽りの恋文を作成するくだりで、なぜか「シラノ・ド・ベルジュラック」を思い出す。
 「十一月三日午後の事」








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