20171015

2017年10月15日
 雨時々曇。大体雨。15℃~16℃。

 
 『日本の詩歌11』85p。釈迢空。

 庭づたふ水のさやけさ。起きて聴き 臥て聞く音の 夜となり行く
                          (72p)

 『ブリキの太鼓 第二部』読了。「ぼく/オスカル」はベルリンを経て、ダンツィヒに戻る。第二次大戦末期、ロシア軍が攻めてくる。父親マツェラートはナチスの党章を飲み込んで隠そうとして喉につかえたところをロシア兵に撃たれて死ぬ。マツェラートの埋葬をきっかけに「ぼく」は太鼓を墓に捨て、急激に成長を始める。94㎝が121㎝へ。「ぼく/オスカル」・マリア・クルトは、戦後ダンツィヒを去り、マリアの姉のいるデュッセルドルフへ。突然、筆記者が「ぼく」から看護人ブルーノーに替わる時がある。
 『ブリキの太鼓 第三部』100p。戦後「ぼく/オスカル」は石工や画家のモデルとして生計をたてるようになる。グロテスクでエロい描写も多いのに、「ぼく/オスカル」がある種の情緒の欠落した人間として描かれているので、あっさり読み過ごすこともある。







 

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