20200402
2020年4月2日 晴。北風強い。10℃~19℃。諍。
『大衆の反逆』246p。ヨーロッパの没落。議会の権威失墜。ヨーロッパの壮大にして長期にわたる過去は、ヨーロッパをしてすべてが成長した新しい生の段階に到達せしめた。しかし、一方では、その過去から生き永らえている機構は矮小であって、今日の発展を阻害しているのである(215p)。アレクサンダー大王とシーザー。生のすべての状況が示す混沌の背後に、各瞬間の秘められた構造を透視しうる人間、要するに、生の中で道を見失わない人間こそ、真に明晰な頭脳の持ち主なのである(224p)。国家というものは、出生を異にするもろもろの集団が共存を強制される時に初めて生まれるものである。この強制は剥き出しの暴力ではなく、ばらばらの集団に提示された一つの共通の課題、一つの督促的な計画を前提にしたものである(233p)。実のところ、今日の諸国民とは、あの永遠に超克してゆくことを宿命づけられている可変的な原理の現時点における現われにすぎないのである(237p)。フランス・スペインの例。自然の境界。
『やきもち焼きの土器つくり』45p。「嫉妬深い技」としての土器作り。種族の考え方の歴史。
『大衆の反逆』246p。ヨーロッパの没落。議会の権威失墜。ヨーロッパの壮大にして長期にわたる過去は、ヨーロッパをしてすべてが成長した新しい生の段階に到達せしめた。しかし、一方では、その過去から生き永らえている機構は矮小であって、今日の発展を阻害しているのである(215p)。アレクサンダー大王とシーザー。生のすべての状況が示す混沌の背後に、各瞬間の秘められた構造を透視しうる人間、要するに、生の中で道を見失わない人間こそ、真に明晰な頭脳の持ち主なのである(224p)。国家というものは、出生を異にするもろもろの集団が共存を強制される時に初めて生まれるものである。この強制は剥き出しの暴力ではなく、ばらばらの集団に提示された一つの共通の課題、一つの督促的な計画を前提にしたものである(233p)。実のところ、今日の諸国民とは、あの永遠に超克してゆくことを宿命づけられている可変的な原理の現時点における現われにすぎないのである(237p)。フランス・スペインの例。自然の境界。
『やきもち焼きの土器つくり』45p。「嫉妬深い技」としての土器作り。種族の考え方の歴史。
コメント