20201226

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　『街道をゆく　三十五』424p。ピョートルが見たもの。ロシア皇帝がオランダで船大工として働く。海洋博物館。1697～1698。オランダの下降。カネがカネを生むという金融のほうに浮かれ、製造業をおろそかにしはじめたため、英国との間に工業技術の差が大きくなりはじめていた。星形の都市。ナールデン。1572年スペイン軍の包囲。虐殺。教会。緑なす要塞。商業が工学部的成果と文学部的思考法を生んだ。グロティウス(1583～1645)。「海上捕獲法論」。大砲。入念村にゆくまで。ゴッホの絵の悲しみ。「馬鈴薯を食べる人びと」。愚直なほど「聖書」のなかで生きた。ニューネン(ヌエネン）。ゴッホの前半生。伯父に海軍中将。ブラバンド弁。メリンダさん。ルーマニア出身で日本語堪能。ワール川。ヒースの原。アイントホーフェン。弟のテオと妻ヨハンナ。愛と理解。
　
　「暗夜」『世界文学全集Ⅰ‐06』174p。残雪は読了。「暗夜」。斉四爺とぼく(敏菊)の猿山への悪夢的紀行。会話がどこか禅問答的。魯迅の「狂人日記」とこの作品の関係性。つげ義春の「ねじ式」と逆柱いみりの「馬馬虎虎」との類似性のようなもの。悪夢。自分がいつも見る夢との親和性。