20211220

2021年12月20日
 晴時々曇。部屋が寒い。2℃~12℃。


 星野源『蘇える変態』103p。衝動読み。

 特に根本敬さんという存在を紹介する時、川勝さんは「臭いモノのフタを取る人」という言葉を使い、それを「カッコイイ」と評した。(「川勝さん」 70p)

 たぶん死ぬまでこの寂しさはなくならないだろう。寂しさというものはきっとその人の性格であり、生まれ持ったチャームポイントだ。
 寂しさは友達である。絶望はたまに逢う親友である。そして不安は表現をする者としての自分の親であり、日々の栄養でもある。不安はご飯だ。(「夏休み」 97p)

 『悪魔の詩 下』211p再開。Ⅶ 天使アズラーイール。ジブリ―ルとサラディンが再会する機会がやってくる。

 次に続くのが悲劇。いや少なくとも悲劇の残響とでも言うべきもの、何故ならば血腥い元祖の方はもはや現代の男女にとって経験できないものと言われていた。―品格が落ちて模倣的なわれらが時代には、バーレスクが似合っている。そこでは道化たちが先ずは英雄や王侯によって為されたことを再び演じてみせるだけ。(206p~207p)

 このくだりを読んで、マーラーの交響曲第9番3楽章「ブルレスケ」はこの文章そのものだと思った。




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