20220112

2022年1月12日
 晴。朝は路面凍結。幸いつるつるのところはなかった。4℃~9℃。


 『シンセミア Ⅰ』211p。第二部 監視網。親世代(第二世代)。田宮明と麻生繁義。議員の笠谷と子分の森。子世代(第三世代)。田宮博徳とビデオ撮影仲間の松尾・笠谷・菅田・本馬・麻生。不良警官の中山。三つの事件。産廃施設反対派の教師広崎の自殺。自動車整備工会沢の事故死。松尾孝作の失踪(何者かによる殺人)。フェチズム。地方の爛れた感じ。田宮博徳の妻和歌子の過去。

 ―どこの世界であれ、足抜けこそが最も厄介な問題というわけだ。神町などと町名はご立派だが、その神の町を支配しているのは腐れ土建屋の親族にほかならず、しがないパン屋や小者のヤクザは連中に扱き使われまくった挙句に自由をいっさい失うか、野垂れ死ぬしかないのかもしれない―うちら以外の家であっても例外ではなく、自覚的か無自覚かを問わず、町中のどの一家も雁字搦めの状態なのだと田宮明は思い及ぶ。(192p)

 『男たちへ』204p。




 
 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索