20220216

　晴後雨。夜になって一時雨。2℃～11℃。


　『日本の歴史　六』266p。第八章　文永・弘安の役と幕府支配の転換。蒙古襲来前夜。得宗の成立。日蓮の予言。蒙古襲来。社会体制の転換。御家人の温床。神仏・非御家人への褒賞。弘安徳政。霜月騒動。平禅門の乱。

　日本を襲った蒙古・高麗の連合軍に対する恐怖は恐ろしいもの、理不尽なことを意味する「むくりこくり」(蒙古・高句麗)という言葉として伝えられ、泣く子を黙らせるために「むくりこくりの鬼が来るぞ」と脅すなど、現在でも方言のなかにその記憶をとどめている。井伏鱒二の『黒い雨』は、広島の原爆投下の際のいわゆるキノコ雲を、人々が「ムクリコクリの雲」と呼んだと記す。外部からもたらされた得体の知れないものが、すなわち「むくりこくり」だった。(233p～234p)

　『ビギナーズ』読了。
「ビギナーズ」。結婚4年目でやや関係がぎくしゃくしているハーブとテリ、結婚1年半のラブラブの「僕」とローラ。テリの前の夫カール。ハーブが診察した老夫婦。ハーブの前の妻と子供。
「もうひとつだけ」　飲んだ暮れのLDと妻のマキシン。酔った様に据えかねてマキシンはLDを追い出す。
ウィリアム・L・スタル、モーリーン・P・キャロル「『ビギナーズ』のためのノート」
訳者あとがき　―カーヴァー文学にとって、なにより重要な事実