20220301

2022年3月1日
 晴後曇。午後一時雨。6℃~18℃。

 『文学2020』読み終わる。
 滝口悠生「黒米と大麻」。イタリアのペルージャ奥地に住む知り合いに会いに行く。黒米(リソネロ)をご馳走になる。葉っぱはイタリアでも違法。
 飯田章「糠蚊(まくなぎ)」。80を過ぎた老夫婦の日常。二つ上の妻の衰え。震災。部屋の様々なものが落ちる。近所の空き地に無数に舞う糠蚊。

「アルトゥーロの島」356p読み終わる。アッスンティーナの裏切り。継母との冷戦。父の化けの皮。トニーノ・ステッラ。「ぼく」は追い詰められていく。結末。継母のメッセージを「ぼく」は受け取る。「アルトゥーロの島」は良い小説だった。「ぼく」と年が二つしか違わない継母との様々な心の葛藤がよく描かれている。細かいことは書かないけれど、読んだ後にある種のカタルシスを感じる結末。



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