20220317
2022年3月17日 晴後曇。10℃~20℃。
クリスタ・ヴォルフ 中込啓子訳「カッサンドラ」『世界文学全集Ⅱ‐02』331p~380p。ギリシャ神話に出てくるカッサンドラの独白を通して、当時の東ドイツについて語っている。
カッサンドラはトロイアの王女で予知能力があるが、アポロンの呪いで誰もその言葉を信じない。トロイアが敗北し、カッサンドラはミュケーナイ王アガメムノーンの戦利品としてミュケーナイに連れ去られる。ミュケーナイではアガメムノーンの妃クリュタイムネストラが夫もろともカッサンドラを殺そうとしている。カッサンドラにはその未来が見える。
自分は、正直1970年代頃の東ドイツ状勢に疎いので、この小説の登場人物が具体的に誰になぞらえられるのかまでわからない。また、カッサンドラという賢明な女性の視点から女性の地位向上に関することも書いてあるのだろうが、その辺も上っ面をなぞることになりそうだ。
『世界地図の下書き』209p。新涼 暮秋。太輔は年上の佐緒里に母性を感じている。過去に伯父・伯母から受けた心の傷。佐緒里の受験。麻利の「いじめ」と兄・淳也らの動向。伯母が太輔を再び引き取る話。佐緒里の未来に暗雲。
児童養護施設「青葉おひさまの家」には常駐スタッフのみこちゃんがいる。運動会などの行事にも親代わりに参加するが若すぎて目立ってしまう。栄養士さんが食事をつくっている。大学のボランティアサークルの学生が時々やってくる。
山田邦明『日本の歴史 八 戦国時代 戦国の活力』70p。はじめに 戦国という時代 第一章 分裂の時代へ―明応の政変前後 将軍義尚の苦悩 細川政元の時代 地域社会の現実。
この巻で取り扱う時期。文明九年(1477年)の応仁の乱終息から大坂の陣まで約140年間。非常に多くの登場人物。京都と畿内の政治情勢を基本軸に据える。
応仁の乱後の幕府政治の動揺によって、年貢収納が破綻をきたす。公家・九条政基は自領の日根野荘(大阪府泉佐野市)の現地支配に乗り出すものの、和泉守護の細川氏や背後の根来寺に絶えず脅かされ、領民のトラブルも多く、支配は困難を極める。
クリスタ・ヴォルフ 中込啓子訳「カッサンドラ」『世界文学全集Ⅱ‐02』331p~380p。ギリシャ神話に出てくるカッサンドラの独白を通して、当時の東ドイツについて語っている。
カッサンドラはトロイアの王女で予知能力があるが、アポロンの呪いで誰もその言葉を信じない。トロイアが敗北し、カッサンドラはミュケーナイ王アガメムノーンの戦利品としてミュケーナイに連れ去られる。ミュケーナイではアガメムノーンの妃クリュタイムネストラが夫もろともカッサンドラを殺そうとしている。カッサンドラにはその未来が見える。
自分は、正直1970年代頃の東ドイツ状勢に疎いので、この小説の登場人物が具体的に誰になぞらえられるのかまでわからない。また、カッサンドラという賢明な女性の視点から女性の地位向上に関することも書いてあるのだろうが、その辺も上っ面をなぞることになりそうだ。
『世界地図の下書き』209p。新涼 暮秋。太輔は年上の佐緒里に母性を感じている。過去に伯父・伯母から受けた心の傷。佐緒里の受験。麻利の「いじめ」と兄・淳也らの動向。伯母が太輔を再び引き取る話。佐緒里の未来に暗雲。
児童養護施設「青葉おひさまの家」には常駐スタッフのみこちゃんがいる。運動会などの行事にも親代わりに参加するが若すぎて目立ってしまう。栄養士さんが食事をつくっている。大学のボランティアサークルの学生が時々やってくる。
山田邦明『日本の歴史 八 戦国時代 戦国の活力』70p。はじめに 戦国という時代 第一章 分裂の時代へ―明応の政変前後 将軍義尚の苦悩 細川政元の時代 地域社会の現実。
この巻で取り扱う時期。文明九年(1477年)の応仁の乱終息から大坂の陣まで約140年間。非常に多くの登場人物。京都と畿内の政治情勢を基本軸に据える。
応仁の乱後の幕府政治の動揺によって、年貢収納が破綻をきたす。公家・九条政基は自領の日根野荘(大阪府泉佐野市)の現地支配に乗り出すものの、和泉守護の細川氏や背後の根来寺に絶えず脅かされ、領民のトラブルも多く、支配は困難を極める。
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