20210314

2021年3月14日
 晴。北風やや強い。9℃~17℃。


 『しぶちん』154p。
 「持参金」 市田家の四男民四郎と中村家の二女千賀子の縁談。あばたもえくぼには決してならない。
 「しぶちん」 東横堀の材木問屋山田万治郎。吝嗇(しぶちん)。しぶ万。

 水谷千秋『謎の大王 継体天皇』101p。第一章 継体新王朝説 第二章 継体出現前史―雄略天皇、飯豊女王の時代 第三章 継体天皇と王位継承

 水野祐の三王朝交替説。『増訂 日本古代王朝史論序説』。古王朝崇神から五代。中王朝(河内王朝)応神から十一代。新王朝継体から。葛城氏、吉備氏。


20210313

2021年3月13日
 雨後曇。午前中は弱い雨。午後激しい雷雨。2時間くらいで100mm近く降ったか。夕方止んでくる。


 『日蝕・一月物語』読了。「一月物語」。夢の女。小屋。寺を出る。小谷。女将の話。お滝さん。蛇。娘。見毒。芝居的セリフ。

 山崎豊子『しぶちん』78p。
 「船場狂い」 船場に生涯こだわりぬく久女。学歴や出自を自慢するような人の原型。
 「死亡記事」 毎朝新聞主筆だった大畑氏についての「私」の回想。すごく昭和的。単なる美談になっていないと思う。




 

20210312

2021年3月12日
 曇一時雨。8℃~17℃。


 「灯台へ」『世界文学全集 Ⅱ‐01』267p。読了。第3部 灯台 9~13。リリーのラムジー夫妻に対する見方。ジェイムズの心の成長。父との対決。灯台。ヘブリディーズ諸島のスカイ島。ラムジー家の8人きょうだい。プルー(うるわし姫)・アンドルー(正義王)・ナンシー・ロジャー・ローズ・ジャスパー・キャム(いじわる王女)・ジェイムズ(非情王)。きょうだい順がよくわからない。

 『日蝕・一月物語』279p。「一月物語」。明治三十年。十津川村。井原真拆。女。老爺。明治二十二年の十津川大洪水。夕影鳥。往仙岳山中。寺。円祐。民権運動挫折。李賀の詩。同じ夢。



20210311

2021年3月11日
 晴後曇。5℃~15℃。


 「灯台へ」『世界文学全集 Ⅱ‐01』234p。第3部 灯台。1~8。リリー・ブリスコウもラムジー邸にやってくる。ラムジー氏の圧力。ラムジー氏・キャム・ジェイムズの3人が灯台へ。マカリスター爺さん親子と舟。カーマイクル老人。

 『日蝕・一月物語』206p。「日蝕」。アンドロギュノスの処刑。後日譚。ミシマ的。すごい小説だと思うのだが、同時代に「ベルセルク」や「進撃の巨人」を読んでいるので既視感を感じてしまう。




20210310

2021年3月10日
 晴時々曇。朝東風。夕方北風やや強い。8℃~19℃。


 「灯台へ」『世界文学全集 Ⅱ‐01』185p。第2部 時はゆく。1~10。ラムジー家の人々の変化。灯台の光が見える荒れ果てた家。マクナブ婆さんとバスト婆さんとバスト婆さんの息子ジョージらがラムジー家別邸の清掃、修復をする。

 『日蝕・一月物語』158p。啞の少年ジャン。司祭ユスタスとギョオムの妻とされるジプシイ紛いの女との子。ジャック・ミカエリス。異端審問官。ピエェル。賢者の石。洞窟。アンドロギュノス。聖アントワヌの火の病。魔女を捕える。維奄納で裁判。


 

20210309

2021年3月9日
 曇時々晴。6℃~14℃。


 「灯台へ」『世界文学全集 Ⅱ‐01』159p。第1部 窓 18・19。成功者としての人生。

 平野啓一郎『日蝕・一月物語』88p。「日蝕」。マルシリオ・フィチイノの「ヘルメス選集」。巴黎。里昂。司教。異端と摩尼。維奄納。司祭。堕落。錬金術師。ピエェル・デュファイの居。ギョオム。


20210308

2021年3月8日
 雨後曇。5℃~9℃。


 『応仁の乱』読了。終章 応仁の乱が残したもの 守護在京制の解体。京都文化の地方伝播。戦国大名と郷村。生き残った興福寺。

 「灯台へ」『世界文学全集 Ⅱ‐01』143p。11~17。ミンタとポール。海で求婚の告白。ミンタのブローチ。夕食会。若者たちが海から帰ってこない。バンクス、タンズリー。ラムジーの機嫌。スープをおかわりするオーガスタス。枝葉末節ばかりを詰め込んだ人生。


20210307

2021年3月7日
 曇。6℃~11℃。.


 『応仁の乱』251p。第六章 大乱終結 第七章 乱後の室町幕府

 「灯台へ」『世界文学全集 Ⅱ‐01』74p。9・10。夫婦の不協和音と秩序の維持。

 

20210306

2021年3月6日
 曇時々晴。10℃~20℃。.


 『応仁の乱』199p。第五章 衆徒・国民の苦闘 第六章 大乱終結  中世都市奈良。おん祭り。春日若宮祭礼。流鏑馬。古市の盆踊り。お盆の念仏風流。大乱の転換点。成身院光宣の死。朝倉孝景の寝返り。西軍の南朝後胤擁立。古市胤栄の悲劇。疫病の流行。文明三(1471)年、疱瘡大流行。後土御門天皇も感染。赤痢。和睦交渉。うやむやの終戦。山名・細川の単独和睦。終戦工作。西幕府の解散。

 「灯台へ」『世界文学全集 Ⅱ‐01』59p。5~8。ラムジー夫妻の詳細な心の描写。「誰ぞ失態演ずると」。ラムジーのミソり。

20210305

2021年3月5日
 曇後雨。9℃~17℃。


 『応仁の乱』149p。第四章 応仁の乱と興福寺。経覚四度目の寺務。名字を籠める。興福寺の経営再建。荘園管理。越前。朝倉孝景。経覚と尋尊。一条家の疎開。一条兼良。薪猿楽。林間。淋汗茶湯。風呂。風流・造物。

 ヴァージニア・ウルフ 鴻巣友季子訳「灯台へ」『世界文学全集 Ⅱ‐01』34p。第1部 窓。1~4。ラムジー夫人。8人の子。タンズリー。皮肉屋の夫。慈善活動。リリー・ブリスコウとウィリアム・バンクス。ラムジー夫妻への思慕、愛憎。

20210304

2021年3月4日
 晴後曇。3℃~15℃。


 『雪の練習生』読了。「北極を想う日」。クヌートとマティアス。クリスティアン、モーリス、ミヒャエル。クヌートは昔TVで観た。こたつで寝ているクマの記憶とごっちゃになってしまっていたが、こたつグマはピースさんだったことを検索して思い出す。

 『応仁の乱』116p。第三章 大乱勃発。義就と政長。当初、義政は政長支持。義就上洛で山名らが優位に立つと義就支持に転じる。山名西軍有利の背後に日野勝光・富子。政長と義就の争い。御霊合戦。細川勝元の反攻。全面衝突。勝元、将軍旗と宗全治罰の綸旨拝領。西軍不利。義視が東軍総大将となるも失脚。西軍方、大内政弘の入京。巻き返し。義視東軍から西軍へ。この辺の動きは、観応の擾乱との類似を強く感じる。井楼。御構。足軽。骨皮道賢。補給路の争奪。


 
 


20210303

2021年3月3日
 晴後曇。4℃~11℃。

 
 『雪の練習生』207p。「死の接吻」。ウルズラとトスカ。

 『応仁の乱』80p。第二章 応仁の乱への道。嘉吉の変。筒井と反筒井。成身院光宣と経覚。ややこしい。畠山氏の分裂。義教、義政。山名、細川。争っている理由のみみっちさ。


20210302

2021年3月2日
 曇後雨。朝から時々雨。午後本降り。お昼過ぎくらいまで南西風強く、夕方以降北西風強い。8℃~20℃。


 『雪の練習生』141p。「祖母の退化論」「死の接吻」。トスカ。サーカス。ソ連と東ドイツ。

 『応仁の乱』46p。経覚。九条家。大乗院門主。宇陀「郡内一揆」。義宣(義教)将軍。後亀山院の孫・小倉宮。北畠満雅。正長の土一揆。筒井。越智。経覚の失脚。

20210301

2021年3月1日
 晴後曇。南風。5℃~18℃。


 多和田葉子『雪の練習生』65p。「祖母の退化論」。再読。20190814に『日本文学全集28』で読んでいた。シロクマ的自分を見出して少し嫌な気分になる。

 呉座勇一『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』21p。今頃読む。はじめに 第一章 畿内の火薬庫、大和。興福寺と大和。一乗院と大乗院。門跡。近衛家一乗院、九条家大乗院。衆徒と国民。南北朝期の大和。興福寺は大方北朝方。観応二年両門跡確執。後南朝。高校の時、日本史の勉強をしていないからこの辺の知識が薄い。

 


 

20210228

2021年2月28日
 曇時々晴。1℃~13℃。


 『高い城の男』読了。はぐらかし。易の道。



20210227

2021年2月27日
 晴時々曇。4℃~9℃。


 『日本の名著49 河上肇』313p中断。「地代論に関する諸氏の論争」。差額地代。農産物の場合には、市場価値の法則が、農業の特殊性〔その主要なる生産手段としての土地の制限性〕のために、一定のモディフィケーション〔変化〕を受ける(309p)。直接関係ないが、水上勉氏が随想か何かで、水上氏の地元の百姓は長男が良い土地を相続して、それ以外は悪い土地を受け継いで体を壊して早死にすると書いていたことを思い出す。別のところでは、「レ・ミゼラブル」でジャンヴァルジャンが模造黒玉製造で儲かる仕組みを懇切丁寧にマリウスらに打ち明けるシーンも思い出す。

 『高い城の男』271p。フリンクとマッカーシーの宝石贋作工房。マッカーシーがチルダンのところへセールスに行く。バイネスの危機的状況。ジュリアナに対してジョーが正体を見せ始める。

20210226

2021年2月26日
 曇。雨ぱらつく。6℃~12℃。


 『日本の名著49 河上肇』295p。「地代論に関する諸氏の論争」。剰余労働の搾取は交換過程から発生するものではないということ。

 『高い城の男』212p。ドイツ帝国首相ボルマンの死。梶浦夫妻とチルダンの会食。フーゴー・ライス男爵。「イナゴ~」の作者アベンゼン。高い城の男。 
   
 どれだけうわべは上品そうに見えても、あらゆる人間の中にひそむ下劣な欲望―小説はそこへ働きかける。そう、小説家は人間性というものを知っている。人間がどれだけ無価値なものか、どれだけ生殖器に支配され、臆病心に揺り動かされ、貪欲のためにあらゆる大義を裏切るかを知っている(209p)。


 

20210225

2021年2月25日
 晴後曇。気温以上に寒く感じる。2℃~12℃。


 『荒川洋治詩集』読了。らっきょう。福井県三国町。








 

20210224

2021年2月24日
 晴後曇。北の風やや強い。夕方にわか雨。4℃~11℃。

 『日本の名著49 河上肇』280p。「地代論に関する諸氏の論争」。ちっとも頭に入らない。自分が普段いかに何となく読んでいるか痛感させられる。

 『荒川洋治詩集』134p。冒険。南洋一郎「吼える密林」。南氏の手による「怪盗ルパン」シリーズは小学生の頃いろいろ読んだ。挿絵が怖い。



 

 

20210223

2021年2月23日
 晴。北風やや強い。寒くなる。5℃~15℃。


 『日本の名著49 河上肇』269p。「自叙伝」。次の隠れ家。津田青楓の兄の出張所。麹町。風間丈吉。義弟大塚有章。妻が金の受け渡し。党の隠れ家。大森ギャング事件。追記。大塩平八郎を匿った美吉屋の話。

 『荒川洋治詩集』125p。小山清「落穂拾い」。伊坂洋子、大西隆志、伊藤比呂美。高見順「重量喪失」。

 『高い城の男』138p。ジュリアナ・フリンク。フラックの元妻。スウェーデンからやってきたバイネスはユダヤ人。バイネスと田上の交渉。フリンクは美術品の贋作をつくるプロ。チルダンは謎の男に贋作を見破られる。フラックのかつての上司・社長のウインダム・マトスン。小説「イナゴ身重く横たわる」。アメリカ、イギリスが第二次大戦で勝った場合の。ジュリアナと行きずりの男ジョー・チナデーラ。


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