20210602

2021年6月2日
 曇時々晴。20℃~26℃。


 「ある革命家の思い出」『世界教養全集26』210p。地理学協会書記をすすめられるが断る。「賜物」でチェルヌイシェーフスキイは冴えない人のような描かれ方をしていたけれど、結構大物だったのだなと思う。アレクサンドル2世は、シュヴァーロフとトレーポフに操られていた。横領事件。ツルゲーネフの「父と子」。1866年4月、カラコーゾフの皇帝狙撃。カラコーゾフに拷問。婦人地位向上運動。ボロディンが作曲そっちのけでこの運動を支援していたことを以前「証言」で読んだ。

 「愛人 ラマン」『世界文学全集Ⅰ‐04』451p。読了。上の兄に対する強い憎しみ。母の遺産を賭博で使いつくす。対独協力者の巣窟。エレーヌ・ラゴネルへの想い。噂。ダイヤの指輪。写真。下の兄の死。彼との関係の終り。フランスへ。思っていたより多面的。
 

20210601

2021年6月1日
 曇時々晴。16℃~25℃。.


 『雪[下]』34p。〈群青〉との対話。ドイツのマスコミに自分を売り込む。カディーフェとの口論。



20210531

2021年5月31日
 曇。この後雷雨予報。18℃~25℃。


 「ある革命家の思い出」『世界教養全集26』188p。貨物船隊が難破。報告のためペテルブルグへ。ザ・バイカーリアの探検。大興安嶺。中部アムール。アイグン。シベリア、北極圏の探検。地図をつくる。第四部 サンクト・ペテルブルグー西ヨーロッパへのはじめての旅行。

 「愛人 ラマン」『世界文学全集Ⅰ‐04』396p。わたしの家族は男に奢らせる。

 『雪[上]』読了。実行犯Z・デミルコル。Kaはホテルに戻る。導師・説教師養成学校の学生寮を軍部が襲撃。実力者スナイ・ザイムとフンダ・エセル。俳優。遺体安置所。アタチュルクを演じるのにふさわしい男。カディーフェと〈群青〉のつながり。毒入りシュルベト。ファズル。ハヤト百科事典。カディーフェの仲介で再び〈群青〉と馬車の中で会う事になる。トルコは思っていた以上にロシアに近いと思う。





20210530

2021年5月30日
 曇時々雨。午後一時雨。遠雷。19℃~26℃。


 マルグリット・デュラス 清水徹訳「愛人 ラマン」『世界文学全集Ⅰ‐04』382p。映画は観てないけれど、至る所で宣伝を見た。フランス領インドシナ。メコンデルタ。「太平洋の防波堤」でも語られていた側面。わたしと男。母と二人の兄。短く鋭敏な文章。

 『雪[上]』300p。ネジプの憧れの女性ヒジラン。ヒジランはイペキの妹カディーフェ。スカーフをしている。姉妹の父トゥルグト氏。夕食。TVで演劇。Kaの詩朗読。「祖国、あるいはスカーフ」。カウントダウン。悲劇的未来。テロ。



20210529

2021年5月29日
 曇時々晴。19℃~28℃。


 「ある革命家の思い出」『世界教養全集26』156p。第三部 シベリア。サンクト・ペテルブルグの大火。アプラークシン・ドヴォール。アレクサンドル二世の政策転機。シベリアへ。東シベリア総督ムラヴィヨフ。イルクーツク。司令官クーケル。1863年ポーランドの反乱。鎮圧。アムール川。

 「太平洋の防波堤」『世界文学全集Ⅰ‐04』337p。読了。ジョセフが出会った女とその彼氏。三人で飲んだ暮れる。ダイヤモンド。ジョセフの出発。土地管理局長への母親の手紙。局長一行に対するジョセフの行為。シトロエンB12。シュザンヌとアゴスティ息子。森の抱擁。ダイヤを売る。最後の発作。ジョセフと女が戻ってくる。唐突な終わり。

 『雪[上]』206p。イスラム主義者の若者ネジプ。〈群青〉に会う。フィルドウスィーの「王書(シャー・ナーメ)」の物語。ロスタムと息子ソフラーブ。駅でネジプ、ファズル、メストの話を聞く。ホテルに戻る。詩の発想。イペキとの語らい。抱擁。ムスタルが心酔する長老サアデッティン師からの手紙。酒を飲んで長老に会う。ネジプとの再会。ネジプ自作の「SF小説」。三五七九年。ヘジュラ暦ではなく西暦だろうと思う。Kaと、語り手なのかどうなのかまだ正体不明の「わたし」。Kaと村上春樹の「ぼく」の類似性。

20210528

2021年5月28日
 曇。16℃~26℃。


 「ある革命家の思い出」『世界教養全集26』126p。野営。大演習。アレクサンドル二世。1857~61年。知識人の勢力成長。ゲルツェン。農奴制廃止。近習としての宮廷の実態。コンスタンチン大公。アレクサンドル三世。

 「太平洋の防波堤」『世界文学全集Ⅰ‐04』242p。ジョセフと女。シュザンヌの映画館通い。お見合い相手バーナー。綿糸のセールスマン。つまらない人。ムッシュウ・ジョーと再会。ジョセフが指輪を金と換える。母親が借金の一部返済。それでも全額ではない。利息の高さ。一家は家に帰る。伍長(ル・カポラル)。母親に奉公。道路工夫。ジョセフの女と出会ってからの顛末。デュラスの若い時の顔立ちは島尾ミホに少し似ていると思った。爆発力を秘めている。





20210527

2021年5月27日
 雨後曇。朝から雨。午後激しく降る。16℃~21℃。


 「ある革命家の思い出」『世界教養全集26』100p。兄との文通。自然科学。ニコールスコエでの市。品物の値段の調査。皇太后の崩御。連禱。幅広い学び。

 「太平洋の防波堤」『世界文学全集Ⅰ‐04』170p。母親は二万フランの指輪でヒステリーに輪がかかる。ジョセフの優しさ。シュザンヌはムッシュウ・ジョーを拒絶。第2部 一家は都市に出る。セントラル・ホテル。オーナーのカルメンと一家はある意味家族以上の関係。指輪は二万フランでは売れない。蟇(クラボー)。カルメンのシュザンヌへの女指南。母親のモンスター性を指摘。母親が指輪の値段で狂ったようになっている様を読んで、某鑑定番組で、何百万円の価値があると息巻いていてその結果ほとんど無価値だったのでじじいが落ち込む姿を嘲笑う世間という図式を意図している番組づくりにまで考えが及ぶ。


20210526

2021年5月26日
 曇。18℃~26℃。


 「ある革命家の思い出」『世界教養全集26』79p。ニコールスコエ。農奴制。父の農奴に対する態度。強制結婚。兵役。クリミヤ戦争。兄や家庭教師らとつくる新聞。近習学校へ入学。第二部 近習学校。フランス人のジラルドー大佐の独裁。反抗。勝利。ロシア文学のクラソーフスキイ教授とドイツ人のベッケルさん。ドイツ語を習得。ガンツという図画の先生は嫌い。

 『雪[上]』131p。Kaとムフタルは警察で取り調べ。校長殺害の容疑者調べ。ムフタルは別の理由で暴行を受けながら調書を取られる。解放。政治的イスラム主義者の闘士〈群青〉を紹介される。

 「太平洋の防波堤」『世界文学全集Ⅰ‐04』128p。ムッシュウ・ジョーはシュザンヌの気を惹くために蓄音機や指輪を買うが、シュザンヌは応じない。蓄音機へのジョセフの固執。「ラモーナ」。母親の暴力。




20210525

2021年5月25日
 曇時々晴。18℃~28℃。


 ピョートル・クロポトキン 高杉一郎訳「ある革命家の思い出」『世界教養全集26』41p。第一部 幼年時代。モスクワ。スターラヤ・カニューシェンナヤ街。祖先がスモレンスク大公の由緒ある家柄。幼い時に母を亡くす。父の再婚。継母。ドイツ系からフランス系へ。フランス語を習得。ニコライ1世に遭う。領地。

 オルハン・パムク 宮下遼訳『雪[上]』117p。ドイツに亡命していたトルコの詩人Kaは母国のカルスに到着。少女の自殺増加。スカーフ。ロシアの影響。イスラム主義。≪国境の街≫紙を刷るセルダル氏。昔好きだったイペキとの再会。イペキは夫と離婚している。元・夫のムフタルはイスラム主義に傾倒、イペキと復縁を望んでいる。Kaとイペキは教員養成校校長がイスラム主義者に殺されるのを目撃。ムフタルのイスラム回帰のきっかけ。


20210524

2021年5月24日
 曇一時雨。午後から雨が時々降る。17℃~28℃。


 「アラビアのロレンス」『世界教養全集26』。読了。クロポトキンは未読。ダマスクスへの道。六つの主都イェルサレム、ベイルート、ダマスクス、ホムス、ハマ、アレッポ。鉄道爆破の意味。カーブを狙う。氏族をまとめる困難さ。オスマン・トルコやモンゴル帝国で、マムルークや侍衛親軍のような奴隷出身の兵力が活躍した流れ。終曲。チャーチルが出てくる。

 マルグリット・デュラス 田中倫郎訳「太平洋の防波堤」『世界文学全集Ⅰ‐04』55p。仏領インドシナに移住した夫婦。その子供ジョセフとシュザンヌの兄妹。移住した土地は時々高潮に浸かる農地として不毛の土地。死にそうな痩せ馬。ラムの酒場。シュザンヌに目を付けたムッシュウ・ジョー。
 
 

20210523

2021年5月23日
 晴時々晴。16℃~25℃。


 『独学大全』読了。数学独学の骨法。数学にネイティブスピーカーはいない。数学書は「終わり」から書かれている。数学は高校1・2年の時毎日欠かさずやっていたはずなのに、勉強したことをみんな忘れている。勉強をやり直すとしたら、中学3年あたりからになるか。知識欲だけが今の生きる源泉になっている。

 「アラビアのロレンス」『世界教養全集26』512p。アカバ攻略。アレンビーとの出会い。アカバへ向かうあたりから描写が細かくなってくる。



20210522

2021年5月22日
 曇。19℃~23℃。


 『独学大全』723p。第15章 自分の独学法を生み出す 「メタノート」 第4部 独学の「土台」を作ろう 〈あらゆるものを学ぶ土台になる力〉 国語独学の骨法 英語(外国語)独学の骨法。ジャンルが偏りすぎているが、2017年以降のこの日記自体が一種のメタノート。ロンブ・カトーの分数式。挫折なき塗り壁式学習法。子ども辞典と事典はツールであり教材である。

 「アラビアのロレンス」『世界教養全集26』488p。ゲリラ戦。アカバへの道。ロレンスからの手紙。アブドゥラ訪問。赤痢。10日ほどの休みで考えたこと。



 

20210521

2021年5月21日
 曇時々雨。18℃~25℃。


 『独学大全』651p。第13章 覚える 第14章 わからないを克服する。プレマップ&ポストマップ。記憶術。大学受験の時に似たようなことをやってモノにできなかった。

 「アラビアのロレンス」『世界教養全集26』465p。ウェジュフ遠征。イブン・サウドが出てくる。



20200520

2021年5月20日
 曇時々雨。17℃~22℃。


 『独学大全』581p。第12章 読む 第13章 覚える。鈴木式6分割ノート。レーニンノート。記憶法マッチング。PQRST法。この辺は、毎日やり続けるとなると相当困難な領域。

 「アラビアのロレンス」『世界教養全集26』453p。フェイサルとの初会見。フェイサルの顧問となる。イェンボ。描写が粗い。「知恵の七柱」を直接読むべきだった。


20210519

2021年5月19日
 曇一時雨。17℃~19℃。


 「ヴァインランド」『世界文学全集Ⅱ‐11』読了。フレネシの親戚一同勢ぞろい。プレーリィとの再会。ウィード。シンデルロ。ブロック・ヴォンドの最期。レーガンへの転換。知識不足もあるけれど自分には合わない小説。学生運動世代が持ち上げすぎなのではという意地悪い推測。

 『独学大全』521p。第11章 情報を吟味する 第3部 どのように学べばよいのかを知ろう 第12章 読む。トゥールミン・モデル。転読、掬読、問読、限読、黙読、音読、指読、刻読、段落要約。

 ロバート・グレーヴズ 小野忍訳「アラビアのロレンス」『世界教養全集26』403p~416p。一 トルコとアラビア 二 大戦勃発前後のアラビア。フセイン・イブン・アリーと三男のフェイサル・イブン・フセイン。

20210518

2021年5月18日
 曇時々雨。18℃~24℃。


 「ヴァインランド」『世界文学全集Ⅱ‐11』436p。ブロック・ヴォンドのフレネシへの固執。プレーリィが生まれた頃。ゾイドの生活者としての苦闘。ヘクタとフレネシの再会。

 『独学大全』439p。第9章 知識への扉を使う 第10章 集めた資料を整理する  第11章 情報を吟味する。教科書。日本の大学教科書。書籍検索。雑誌記事(論文)調査。知のライフサイクル。点の読書から線の読書、面の読書へ。独学は独善に陥り易い。独善に気づけない。学生の時、東大教養学部のテキストを読んでさすがだなあと思ったことがあった。そのくせ自分の学校の一般教養科目を睡眠にばかり費やしていて勿体なかった。


20210517

2021年5月17日
 曇一時雨。南風。20℃~25℃。


 『独学大全』317p。第2部 何を学べばよいかを見つけよう 第7章 知りたいことを発見する 第8章 資料を探し出す 第9章 知識への扉を使う。カルテ・クセジュ。ラミのトポス。NDCトラバース。シネクドキ検探索。事典。書誌。高校の時、町の図書館が出来立てほやほやで、綺麗なレファレンスコーナーの中で幸福感に浸ったことを思い出す。

 三島由紀夫『青の時代』読了。川崎は医者の三男として生まれ、東大に在籍しながら金貸しとして辣腕を振るう。一生かけても、自分に三島みたいな都市生活者的感覚は得られないと思う。



 

20210516

2021年5月16日
 曇時々雨。18℃~23℃。


 「ヴァインランド」『世界文学全集Ⅱ‐11』335p。時制が滅茶苦茶。ヴァートとブラッド。チップとデール。ユーロク族。プレーリィとLDとタケシ。昔の学生運動をフレネシが撮った映画。サーフ大学。ウィード・アートマン教授。〈24フレーム/s〉。ロックンロール人民共和国。ブロックの企み。フレネシはウィードともブロックともつながっている。ウィードがスパイ。軍の突入。LDのフレネシ救出。くノ一の技。いろいろ陳腐に思えてしまう。

 『独学大全』199p。第5章 継続する 第6章 環境を作る。自分も知らない自分の行動を知る。グレー時間クレンジング。習慣レバレッジ。「1年」を可視化する。「1冊の本」を可視化する。MOOC。


20210515

2021年5月15日
 晴後曇。18℃~26℃。


 「ヴァインランド」『世界文学全集Ⅱ‐11』224p。DLと猪四郎との出会い。武道。ヤマグチグミ。ニンジャ・デス・タッチ。ゴジラ。巨大マルチ企業チプコ。輪々爪生命&非生命。ラルフ。ブロック・ヴォンド。タケシ。珍妙な環太平洋文明。

 読書猿『独学大全』109p。サイトは時々読んでいたけれど、本で読みたくなった。第1章 志を立てる 第2章 目標を描く 第3章 動機付けを高める 第4章 時間を確保する。実践と継続。






20210514

2021年5月14日
 晴時々曇。17℃~27℃。


 「ヴァインランド」『世界文学全集Ⅱ‐11』150p。フレネシの話。パートナーのフラッシュ、息子のジャスティン。反逆的半生。フレネシの両親ハップとサーシャ。労働組合運動。ウェイヴォーン家。富豪。娘ジェルソミーナの結婚パーティ。イザヤたちのバンド。ヘドーズ。プレーリィと母の元仲間ダリル・ルイーズ・チェイスティン(DL)。くノ一求道会。
 

< 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索