20210910

2021年9月10日
 曇時々晴。22℃~30℃。


 『世に出ないことば』読了。鈴木地蔵「市井作家列伝」。文豪主義に対する。全集。行間はない。コンスタン「アドルフ」。フロマンタン。フォンターネ。東京にはいない人。短編のあらすじ。飯能。蔵原伸二郎。

 『花咲ける上方武士道』431p。望月の孫娘・綾。門兵衛-お悠・青不動-冬子。熱田。

20210909

2021年9月9日
 雨後曇。午前中一時かなり強く降る。昼過ぎに止んでくる。19℃~23℃。


 『世に出ないことば』206p。蜂飼耳「孔雀の羽の目がみてる」。島崎藤村「夜明け前」。田端文士記念館。百円の名作。尾崎紅葉「多情多恨」。夏目漱石「門」。新潮別冊「名短篇」。学研新漢和大字典。伊藤佐千夫「野菊の墓」。庄野潤三「庭の小さなばら」。

 『花咲ける上方武士道』336p。鈴鹿峠。ゆすり公家。九鬼。東五条。冗長な感じ。


20210908

2021年9月8日
 曇時々雨。18℃~25℃。


 『世に出ないことば』163p。長嶋有「ジャージの二人」。正宗白鳥「今年の春」「今年の初夏」「今年の秋」。「新明解国語辞典」第六版。「要約 世界文学全集」。三浦哲郎「みちづれ」「わくらば」。詩の山々。河井酔茗「ゆづり葉」。知る喜びが最後の拠り所。

 『花咲ける上方武士道』273p。お悠がついてくる。水口ノ宿。竜法師。甲賀。青不動が多仲に挑む。


20210907

2021年9月7日
 曇。18℃~24℃。


 『世に出ないことば』116p。「銀の道」を行く。プラータ。セビーリャ・サフラ・メリダ・カセレスとサラマンカ・レオン・ヒホン。カミロ・ホセ・セラ。ヒメネス。釘。ドン・キホーテ。

 『花咲ける上方武士道』224p。公家密偵使。孝明帝に拝謁。江戸へ。望月多仲。



20210906

2021年9月6日
 曇時々雨。何度も降られる。19℃~22℃。


 『世に出ないことば』86p。如何なる地理のうえに。県の各都市人口。シュティフター「石さまざま」。宇野浩二「思い川・枯木のある風景・蔵の中」。ナサニエル・ホーソーン「デーヴィッド・スワン」「大いなる岩の顔」「大望の客」。田村泰次郎「裸女のいる隊列」「失われた男」。芥川賞・直木賞七〇年。中央公論社「日本の歴史」。偉人伝。ハナミズキ。せっけん。

 『花咲ける上方武士道』150p。内親王冬子。祇園。建仁寺。歓喜天。十一面観音。会津の京都屋敷。



20210905

2021年9月5日
 雨後曇。朝は雨。昼以降曇。19℃~25℃。


 『転生夢現 下』読了。豚から犬。犬から猿。猿から大頭の藍千歳へ。登場人物の大半は悲劇的運命をたどる。泥臭く乱暴な世界。

 荒川洋治『世に出ないことば』50p。正宗白鳥「今年の秋」。老眼。土台。軽井沢。郵便番号。真山青果「南小泉村」。田山花袋「田舎教師」。長塚節「炭坑の娘」。才丸。国木田独歩「忘れえぬ人々」。内田百閒「山東京伝」。小野十三郎「大阪」。黒島伝治「橇」。原武史「鉄道ひとつばなし」。フラナリー・オコナー。

 司馬遼太郎『花咲ける上方武士道』73p。公家ながら商家の婿養子にさせられた高野則近。大阪侍の百済ノ門兵衛。尊融法親王。その使い走りの名張ノ青不動。文政年間。








20210904

2021年9月4日
 曇時々雨。夜一時激しく降る。遠雷。20℃~23℃。


 『転生夢現 下』146p。転生豚と小三の戦い。豚の群れに丹毒。壊滅。毛沢東逝去。転生豚は宿敵許宝を倒し、村を脱走。5年後、西門屯に帰る。1981年。人民公社は形骸化し、実質皆自作農に戻る。養蚕。楊七は竹の取引で儲け、万元戸になっている。孫家兄弟の唐辛子味噌。洪泰岳はかつての影響力を失い、酒浸り。豚と人間との争い。転生豚と小三の争いは、「じゃりン子チエ」の小鉄とアントニオの争いに似ている。豚と人間の争いは「もののけ姫」。


20210903

2021年9月3日
 曇時々雨。19℃~22℃。


 『転生夢現 下』40p。西門金竜・藍解放の異父兄弟と黄家の互助・合作の双子姉妹の合同結婚式。龐家。大学を出た才女の龐抗美。藍瞼は月の下で農作業。


 



20210902

2021年9月2日
 雨時々曇。19℃~22℃。


 『転生夢現 上』読了。小三との争い。冬の寒さで大量のブタが死ぬ。金竜と互助の樹上での目合を見て、解放は嫉妬に狂う。莫言がしゃしゃり出てくる。景芝白乾児。昔、武松が虎退治する絵目当てで景陽春を買ったが、臭いがきつくてあまり飲めなかった。ろしやではサマゴンで悪酔いしたことも思い出す。


20210901

2021年9月1日
 曇時々雨。霧雨。寒い。19℃~24℃。


 『転生夢現 上』397p。金竜は西門屯を養豚で発展させようと試みる。養豚大会。猪の小三。豚もおだてりゃ木に登る。





20210831

2021年8月31日
 曇後雨。午後一時激しい雨。気温下がる。23℃~32℃。


 『栄花物語』読了。定信の台頭。保之助と藤扇(おふく)は追い詰められていく。定信の台頭によって、信二郎の境遇も変わる。

 『転生夢現 上』342p。閻魔大王にだまされて、またも西門屯のブタに転生する。母豚の乳房を独占。


20210830

2021年8月30日
 晴時々曇。27℃~34℃。


 『栄花物語』560p。3人の刺客脱走。保之助を襲う。返り討ち。意次と家治。家治は心が折れる。田沼家の饗宴。落雷。豪雨。印旛沼干拓を地元農民が妨害。松前道広。佐野善左衛門、意知を襲う。保之助とその子の対決。信二郎のところにおさだが来る。結婚した相手。

 『転生夢現 上』311p。西門屯は大雪で孤立。西門金竜の一味は文化大革命を推し進める。楊七をつるし上げ。金竜のニセ軍服を黄互助が仕立て直す。金竜と互助が仲良くなる。革命現代京劇。藍解放は人民公社に入ることを決める。転生牛も公社へ。藍瞼は頑なに自作農を続ける。金竜の失脚。黄瞳がトップ。金竜は転生牛で田起こしをしようとするが動かない。焼き殺す。下品で粗暴。



20210829

2021年8月29日
 曇。27℃~31℃。

 
 『栄花物語』493p。意次と薩摩の小松帯刀。脅し。高崎で一揆。白書院評定。再び意次と定信のバトル。金銀会所案。江戸でも一揆。新助が扇動。鎮圧。信二郎が瀕死の新助を助け出す。おはま、信二郎のところを去る。その子の密会を保之助は目撃。信二郎に相談。保之助と藤扇。

 『転生夢現 上』253p。不眠症の藍瞼。四清運動。村幹部がやり玉。常天紅と金竜。歌仲間。鳴きロバ。田起こし。生産大隊と藍親子の競争。金竜がロバを見張る。文化大革命。常天紅や金竜が指導的立場。混乱。圧死者多数。ロバ県長陳や村長の洪、自作農の藍瞼はつるし上げを食らう。藍瞼は顔にペンキを金竜に塗りたくられる。宝鳳や黄互助の手当て。指導者の演説。赤旗で転生牛が暴れる。

 

20210828

2021年8月28日
 曇時々晴。28℃~35℃。


 『栄花物語』393p。刺客は新助を利用するため、脱獄させる。狙撃。保之助の裏切り。お滝を助け出す。信二郎の本が売れる。祝いの宴会。保之助の兄の結婚式。招かれていない叔父の義平を連れていく。父の成兵衛と諍い。信二郎が保之助を茶屋へ連れていく。山東京伝。藤扇。意次に呼ばれる。お滝を助けた礼。

 『転生夢現 上』199p。家族が割れる。藍瞼と藍解放は自作農を続け、母の迎春と連れ子の金竜と宝鳳は人民公社へ。洪泰岳は金竜を引き立てる。転生牛をめぐって、解放と金竜は喧嘩。

20210827

2021年8月27日
 晴時々曇。28℃~35℃。


 『栄花物語』269p。将軍を狩の名目で印旛沼を視察させる。田沼を狙う刺客。保之助も一味に加えられる。田沼の妾お滝。新助捕らえられる。

 『転生夢現 上』174p。県長専用ロバとなるが怪我をして片脚を失う。義足。大飢饉。牛に転生する。語り手が藍瞼の子藍解放に代わる。

20210826

2021年8月26日
 曇時々晴。やばい暑さ。午後入道雲が湧く。曇っても汗が止まらない。28℃~36℃。


 『栄花物語』194p。意次VS定信。保之助は信二郎と再会する。失踪後、信二郎は戯作作者となる。長屋。娘の身売り。情婦のおはまとの再会。田舎小僧の新助の仕事。

 『転生夢現 上』131p。去勢の専門家許宝。朝鮮戦争の英雄龐虎。1958年。大増産計画。土法高炉。白氏はロバが夫の生まれ変わりということを知っている。藍瞼が民兵に捕まる。




 


 

20210825

2021年8月25日
 曇時々晴。再び暑くなる気配。27℃~34℃。


 『文学の門』読了。「戦後占領期 短篇小説コレクション」。Ⅲ。昭和10年代作家。実学としての読書。風土記。田宮虎彦「琵琶湖疏水」。長見義三「水仙」。イヴァン・グリーマ「僕の陽気な朝」。プロ野球データ。理科年表。伊藤整「改訂 文学入門」。磯田光一。吉行淳之介の先生。2009短歌年鑑。チェーホフ「子どもたち・曠野 他十篇」。

 『栄花物語』142p。信二郎とできているその子は保之助と縁組する。信二郎は松平定信に呼ばれ、その後配下に襲われる。田舎小僧の新助に救われる。新助の正体は千吉。失踪。保之助は勘定吟味役となる。田沼の政治。

 『転生夢現 上』100p。西門鬧の妻・白氏を拷問にかけ財宝の有りかを聞く村長洪泰岳。転生ロバは牝ロバと出会い恋に落ちる。オオカミとの闘い。


20210824

2021年8月24日
 曇。風が何となく涼しい。25℃~31℃。


 『文学の門』147p。銭形平次。青木正美「自己中心の文学」。人の日記は大好きサ。室生犀星。作家のおやつ。伊藤信吉。人車軌道。あいろ。労働文学。地理。

 『栄花物語』94p。人殺しをした千吉とおさだの再会。五十両。保之助の思い。信二郎は戯文書きをやめ、芸妓屋の亭主になる。

 『転生夢現 上』61p。西門鬧に拾われ、西門鬧死後、ロバの主人となった藍瞼は独立農を志す。生まれ変わったロバは成長し、蹄鉄を打つことになる。




20210823

2021年8月23日
 雨後曇。朝激しい雷雨。その後は曇時々晴。24℃~31℃。


 『文学の門』117p。Ⅱ。文学者の原稿や、新資料の発見。小型国語の世界。十八史略。高校の頃、図書館のレファレンスコーナーで読みふけった思い出。宋と中央ユーラシア。骨壺の風景。ヴィヨンの妻。屋根の上のカボチャ。椿姫。世界の短篇集。ルーツ飲んでゴー。

 山本周五郎『栄花物語』71p。田沼意次の時代。江戸。政治批判の戯文をつくる青山信二郎と正義感が強くまじめな保之助。江戸時代は苦手。

 莫言 吉田富夫訳『転生夢現 上』35p。地主の西門鬧は、共産党政権成立後、土地改革で銃殺され、閻魔大王によって元居た家のロバとして転生させられる。


20210822

2021年8月22日
 曇時々晴。26℃~33℃。


 『ローマ帝国衰亡史』読了。第ⅩⅡ章 東ローマ帝国の隆盛。ユスティニアヌス帝の治世。皇妃テオドラ。大競技場の党派とコンスタンティノポリスの騒擾。第ⅩⅢ章 イスラム勢力の台頭。モハメッドの生誕、性格、教義。歴代カリフの栄華。第ⅩⅣ章 東ローマ帝国の滅亡。オスマントルコ。メフメト2世。終章。十五世紀にみられたローマの廃墟。ローマ帝国衰亡史の結語。いつか全篇を読みたい。

 今村夏子『木になった亜沙』読了。「木になった亜沙」「的になった七未」「ある夜の思い出」。世界とずれた自分の世界。繊細な世界は簡単に打ちのめされ、理解されることはない。石を投げられるべき存在。秀逸。

 荒川洋治『文学の門』82p。再読(20191026-20191028)。2009年。Ⅰ。散文。ゴンチャーロフ。山本有三の半角のあき。島崎藤村の写真。高見順の詩。「楽しみ」。黒田三郎。「秋の日の午後三時」。批評。真壁仁編「詩の中にめざめる日本」。大関松三郎「虫けら」。小熊秀雄。



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