晴。0℃～12℃。


　『街道をゆく　四十』43p。台湾紀行。再読。流民と栄光。高砂国。葉盛吉・伝。陳儀。長老。

　『文学2019』160p。
古谷田奈月「風下の朱」。女子野球部。カルト的。男が完全には理解できない問題。

　『生命式』198p。「かぜのこいびと」。奈緒子と、風太という名のカーテン。「ジェインのもうふ」。「パズル」。早苗の世界。手塚治虫の「グロテスクへの招待」。

　曇時々雨。降雪なし。寒さ。2℃～6℃。


　『街道をゆく　三十九』読了。御伽草子。バーバラ・ルーシュさん。横笛草紙。「もう一つの中世像」。猿源氏。ハドソン川のほとり。ポール・アンドラ教授。有島武郎論。寅さん。学風。天之御中主神。キーン氏。戦時中の日本軍文書翻訳。キスカ島。オーティス・ケーリ教授。日本語。奈良絵本。瀉瓶相承。カラスマ。チェスター・ビーティ。ホテルと漱石山房。ロンドンでの漱石。文学とは何かを明かすのに科学的方法を用いるべく思い立つ。リービ・英雄氏。さまざまな人達。ハロウィーンで日本人少年が射殺。

　『文学2019』125p。
保坂和志「ハレルヤ」　老猫。Lアスパラギナーゼ。
橋本治「牡丹華　ぼたんはなさく」　入れ墨。

　『生命式』152p。「大きな星の時間」。眠らない街。「ポチ」。「稲中卓球部」の伊沢とサンチェ。「魔法のからだ」。魔法以前と以後。





　

　曇時々晴。0℃～7℃。


　『街道をゆく　三十九』131p。ウィリアムズバーグの街角。ユダヤ人居住区。世界におけるユダヤ人人口1500万。イスラエルに300万、アメリカに600万。ポグロム。商人。客家。ハリスの墓。ウェールズ系。ニューヨーク市教育長。ニューヨーク市立大学。ヒュースケン。滞日6年。コロンビア大学。ランダムハウス英和辞典。ベネット・サーフ(1898～1971)、「ランダム・ハウス物語」。コロンビア大学の学園紛争。1968年。ドナルド・キーン教授。角田柳作先生。ハーバート・ノーマン。

　『文学2019』97p。
　本谷有希子「本当の旅」　死に易い世代。

　『生命式』117p。「素晴らしい食卓」。会食は怖い。「夏の夜の口付け」。「二人家族」。全然内容は違うけれど、近藤ようこの「ルームメイツ」を想起する。

　曇時々晴。近所は-3℃くらいまで下がる。‐1℃～8℃。今年の冬は唇がかさかさになることが少ない。湿度はいつもの年よりあるのだろうか。→追記：いつも以上にマスクをしているから。


　『街道をゆく　三十九』61p。ニューヨーク散歩。三十八(オホーツク街道)は飛ばす(20200622‐20200626)。マンハッタン考古学。長田豊臣「南北戦争と国家」。平川英二氏の二十二年。ブルックリン橋。世界七不思議の八番目。ジョン・ローブリング(1806～1869)と息子のワシントン。「橋をかけたひとびと」。橋をわたりつつ。ユトリロ。ユージェーヌ・アッジェの写真。マーガレット・バーク＝ホワイト。『アメリカ素描』(20181224‐20190102)と少し内容がかぶっているか。

　『文学2019』63p。
村田沙耶香「土脉潤起　どみゃくうるおいおこる」　野人になった姉。ぽう。
長野まゆみ「坂をおりる船」　棺を沼地に沈めるという風習。
筒井康隆「ダークナイト・ミッドナイト」　老年の希望の星。落語家DJ。

　村田沙耶香『生命式』72p。「生命式」「素敵な素材」。人骨製釣針のことを思い出す。



　

　晴。0℃～9℃。

　『街道をゆく　三十七』読了。傘谷坂の雨。朱舜水。近藤重蔵。秋帆と洪庵。最上徳内。漱石と田舎。車中。三四郎池。三十六・三十七は別の機会に読みなおしたい。特に神田のところ。

　日本文藝家協会編『文学2019』32p。
多和田葉子「文通」　同窓会のマウンティング。男の心が綺麗すぎる。

　晴時々曇。‐1℃～7℃。


　『街道をゆく　三十七』266p。福山坂。追分。水戸家。

　『笑う月』読了。空飛ぶ男。鞄。公然の秘密。密会。努々。

　晴。午後冬型っぽくなってくる。3℃～13℃。


　『街道をゆく　三十七』225p。真砂町。給費生。一葉。

　『笑う月』117p。ある芸術家の肖像。阿波環状線の夢。案内人。自己犠牲。えげつなさ。



　

　曇。夕方雨ぱらつく。4℃～7℃。


　『街道をゆく　三十七』183p。岩崎邸。からたち寺。湯島天神。

　安部公房『笑う月』85p。睡眠誘導術。笑う月。たとえば、タブの研究。発想の種子。藤野君のこと。蓄音機。ワラゲン考。アリスのカメラ。シャボン玉の皮。だらだら書いている感じ。実家の勝手口にいた能面。

　晴後曇。寒さ幾分まし。3℃～10℃。


　『街道をゆく　三十七』142p。藪下の道。根津権現。郁文館。無縁坂。

　「戦争の悲しみ」『世界文学全集Ⅰ‐06』読了。読むのがつらかった。7。貨物列車での暴行。米軍機襲撃。8。「わたし」がキエンの小説を読む。

　

　晴。2℃～12℃。.


　『街道をゆく　三十七』85p。”古九谷”と簪。水道とクスノキ。見返り坂。

　「戦争の悲しみ」『世界文学全集Ⅰ‐06』439p。6。フォンの惨劇。ホアの惨劇。米兵。

　晴時々曇。1℃～9℃。


　『街道をゆく　三十七』45p。本郷界隈。鴨がヒナを連れて。縄文から弥生へ。加賀屋敷。

　「戦争の悲しみ『世界文学全集Ⅰ‐06』406p。5。戦前戦後の交錯。カフェ・ド・ラ・ヒエン。実践訓練の後、ハノイに戻る。二、三時間の自由時間。フエンとの逢瀬。トラック。

　晴。1℃～11℃。


　『街道をゆく　三十六』読了。銭形平次。あらえびすの「名曲決定盤」を持っていたがどこかにやってしまった。本屋風情。哲学書肆。反町さん。英雄たち。三人の茂雄。明治の夜学。法の世。法の学問。如是閑のこと。

　「戦争の悲しみ」『世界文学全集Ⅰ‐06』361p。4。画の葬式。キエンの父とフォンとの心の交流。キエンの招集。戦傷時のフェンの幻覚。フェンとの決定的な別れ。フランス的恋愛。キエンの父とキエンは生活のためだけに生きていない純粋なところがあって、よく似ている。


　

　晴。0℃～11℃。.


　『街道をゆく　三十六』361p。平将門と神霊。神田明神下。神田雉子町。神田と印刷。火事さまざま。

　「戦争の悲しみ」『世界文学全集Ⅰ‐06』334p。3。女の死体。屋根裏部屋に住む女。4。画家だった父が死の直前、全作品を焼却する。






　

　晴。2℃～8℃。


　『街道をゆく　三十六』270p。護持院ヶ原。鷗外の護持院ヶ原。茗渓。於玉ヶ池。昌平坂。寒泉と八郎。漱石と神田。

　「戦争の悲しみ」『世界文学全集Ⅰ‐06』276p。2。キエンとフォン。




　

　

　雨後晴。午前中雨。夕方から北風強くなる。4℃～13℃。


　岸本佐知子『ひみつのしつもん』読了。アレキサンドリア。マーラーの作曲小屋。みじめ小屋だけど景色は最高。俳優　土びん。「野球狂の詩」の海王神人。

　『街道をゆく　三十六』171p。隅田川の橋。浅草橋。東京の橋で最初の鉄の橋。明暦大火。伝馬町の牢。石出帯刀が囚人を解き放つ。浅草見附の御門閉鎖。火に巻き込まれて二万人が死亡。隅田川の橋は近代橋梁の博物館。屋形舟。隅田川の堤。中条堤、文禄堤。浅間山の噴火で利根川河底が3、4m上がる。荒川の水が隅田川に流れる。日本堤。昭和二十二年大水害。護岸。千住大橋。水防夫。白鬚橋のめでたさ。橋の先進文明。ローマと中国。平安時代、宇治と山崎と勢多に桁橋。橋の再建、信長。秀吉の三条大橋。日本三名橋。錦帯橋・日光の神橋・甲斐の猿橋。後藤新平。チャールズ・A・ビアード。東京市政論。関東大震災。復興。隅田川の六大橋(相生橋・永代橋・清洲橋・蔵前橋・駒形橋・言問橋)。十代橋梁。勝鬨橋。跳ね橋。白鬚橋。頼朝。吾妻鏡。思い出のまち。辰巳風。芸者。芥川龍之介。本所の育ち。「大導寺信輔の半生」。自伝風。回向院。両国橋。桁橋。ゲルバー式。火除地。明治三十年、欄干が崩れ落ちる。明暦大火の死者を埋葬。十万七千四十六人。安政二年大震火災二万五千余人。関東大震災。無縁の死者。牢死者。鼠小僧の墓。芥川の「鼠小僧次郎吉」。「です」は明治後多用。

　曇時々晴。寒くなる気配。5℃～13℃。


　『街道をゆく　三十六』120p。深川の富。隅田川河口の洲。深川八郎右衛門。摂津の人。漁民か。家康が鷹狩で来る。市街化は家光の寛政期(1624～1644)。富岡八幡宮。三田村鳶魚(1870～1952)。「江戸ばなし」。勧進相撲。大衆娯楽。祭礼。永代橋が落ちる。文化四(1807)年。「永代橋」。富くじ。「富久」。本所の吉良屋敷。北十間川。運河。大横川、横十間川。小名木川。割下水。本所は元下総国。「江戸真砂」。旗本屋敷。津軽藩。吉良上野介義央(1641～1702)。浅野内匠頭長矩。元禄十四(1701)年三月十四日。刃傷。本所松坂町。大石内蔵助。元禄十五年十二月十四日。勝海舟と本所。勝小吉。「夢酔独言」。平凡社の「日本人の自伝」シリーズ。海舟。「氷川清話」。本所亀沢町。本所の池。河竹黙阿弥(1816～1893)。歌舞伎狂言作者。三遊亭円朝(1839～1900)。古今亭志ん生(1890～1973)。「なめくじ艦隊」。業平町。中村仲蔵。文章語の成立。三遊亭円朝の噺。「牡丹燈籠」。坪内逍遥。セルゲイ・グリゴリエヴィッチ・エリセーノフ(1889～1975)。世界の日本学の基礎をつくる。二葉亭四迷の「浮雲」。「円朝ばり」。漱石。三代目柳家小さんを天才と評価。

　「戦争の悲しみ」『世界文学全集Ⅰ‐06』252p。1・2。部下と三人の女。スパイ部隊の惨殺。処刑。戦後の遺骨収集。キエンの小説家としての活動。この戦争を書くという使命感。ナルシズムも感じる。

　曇後晴。朝は雨ぱらつく。7℃～13℃。


　『街道をゆく　三十六』62p。本所深川散歩。深川木場。江戸の火事。材木問屋。辰巳芸者。羽織。きゃん。侠。おきゃんの使用例。「たけくらべ」「坊っちゃん」。駿河・遠江・三河・尾張・伊勢・紀伊の商人。日本橋材木町。延宝年間(1673～1681)深川へ。掘割。紀伊国屋文左衛門。奈良屋茂左衛門。東照宮の普請。「江戸真砂」。江戸っ子。「男はつらいよ」。「文七元結」。深川江戸資料館。百万遍。大山参り。盆山。川並。筏師。百万遍念仏。京都知恩寺。元弘元(1331)年。後醍醐天皇の勅命。鳶の頭。堺と江戸の町方、都市としてやや似ている。木戸。夜閉ざされる。町内ごとに頭。町火消。堅気。「板東お彦」。大川家。町火消の頭は「暴れん坊将軍」に出てくる北島三郎のイメージが強い。

　曇時々晴。5℃～13℃。


　『街道をゆく　三十五』読了。変った人。ニューネン。カトリック多い。ゴッホ、プロテスタント。ミレー。ふれあった人たち。魂とかたち。慣習のなかで生きている。自由。「白樺」。柳宗悦。棟形志功。須田画伯死去。野獣派。日蘭交渉史・私記。吉川幸次郎。荻生徂徠。朱子学。白石。海保青陵(1755～1817)。オランダの影響。按針。青木昆陽(1698～1769)。「事実」への出発。「観念」と「事実」。陰陽五行説。医家の歴史。山脇東洋。康熙帝。「康煕字典」。フランスの解剖書を抜粋。シーボルトの栃の実。ライデンの植物園。栃の木。実。大著「日本」。ポンぺ。最後のオランダ人教師。石黒忠悳（1845～1941)。A・F・ボードイン。テロに遭った大村益次郎の治療。明治二年、オランダ式からドイツ式へ。

　バオ・ニン　井川一久訳「戦争の悲しみ」『世界文学全集Ⅰ‐06』202p。冒頭から激しい戦闘のシーン。キエン。ホンマー吸引。

　晴。3℃～12℃。


　『街道をゆく　三十五』424p。ピョートルが見たもの。ロシア皇帝がオランダで船大工として働く。海洋博物館。1697～1698。オランダの下降。カネがカネを生むという金融のほうに浮かれ、製造業をおろそかにしはじめたため、英国との間に工業技術の差が大きくなりはじめていた。星形の都市。ナールデン。1572年スペイン軍の包囲。虐殺。教会。緑なす要塞。商業が工学部的成果と文学部的思考法を生んだ。グロティウス(1583～1645)。「海上捕獲法論」。大砲。入念村にゆくまで。ゴッホの絵の悲しみ。「馬鈴薯を食べる人びと」。愚直なほど「聖書」のなかで生きた。ニューネン(ヌエネン）。ゴッホの前半生。伯父に海軍中将。ブラバンド弁。メリンダさん。ルーマニア出身で日本語堪能。ワール川。ヒースの原。アイントホーフェン。弟のテオと妻ヨハンナ。愛と理解。
　
　「暗夜」『世界文学全集Ⅰ‐06』174p。残雪は読了。「暗夜」。斉四爺とぼく(敏菊)の猿山への悪夢的紀行。会話がどこか禅問答的。魯迅の「狂人日記」とこの作品の関係性。つげ義春の「ねじ式」と逆柱いみりの「馬馬虎虎」との類似性のようなもの。悪夢。自分がいつも見る夢との親和性。

　曇後晴。昨夜遅く雨。6℃～14℃。


　『街道をゆく　三十五』315p。『地獄への第一歩の水門』港。ゼーランド。ヘルフットスライス。咸臨丸。女房干拓地。オランダ史は百敗の歴史。五稜郭。ドッグ(船渠)。ドン・キホーテ。おおば比呂司氏。「わたしたちのオランダ」。日本人学校。エネルギー問題。水没。アムステルダムの家並。破風。Gable。ポール。家をひっくり返すと船になる。

　「暗夜」『世界文学全集Ⅰ‐06』128p。「世外の桃源」。萕四爺と少年。流れ者の父親。村の人間関係。幻想描写の凄み。