20200829

2020年8月29日
 晴。南風。暑いが風がある。28℃~35℃。


 『街道をゆく 七』240p。明石海峡と淡路みち。播淡汽船。明石港。岩屋。20分。海人部。樟。テグス。洲本。一本釣り。三熊山のタヌキ。紀州。安宅水軍。日置。洲本城。旧城。新城。蜂須賀氏。城代稲田氏。国分寺。

 『伝奇集』102p。バビロニアのくじ。ハーバート・クエインの作品の検討。

 『イリアス (上)』180p。第四歌 誓約破棄。アガメムノンの閲兵。第五歌 ディオメデス奮戦す ギリシアの神々は、小学校のクラスみたいだ。ゼウスに対していろいろな神が告げ口する。



 

20200828

2020年8月28日
 曇後晴。南風。28℃~35℃。


 『街道をゆく 七』149p。甲賀と伊賀のみち。伊賀上野。御斎峠。炭。甲賀五十三家。六角高頼。多羅尾。信楽。紫香楽宮跡。大和・壺阪みち。今井千軒。一向宗。大和八木。蘇我橋。檜隈。高松塚。植村氏。高取城。土佐。山城。家康の戦略。ちょっと一服の弁。須田剋太氏。明石海峡と淡路みち。播淡。魚ノ棚。漁業民。律令体制との結びつきの薄さ。自分たちだけの技術社会。鹿の瀬。

 『伝奇集』80p。「八岐の園」。円環の廃墟。

 『イリアス (上)』107p。第三歌 休戦の誓い。城壁からの物見。パリスとメネラオスの一騎討 戦争の儀式性。荘重さ。



20200827

2020年8月27日
 曇時々晴。朝方一時雨。27℃~34℃。


 『街道をゆく 六』読了。石垣島。黒潮。奄美付近で分岐。宮良殿内。提灯。御岳。武富島。仲筋井戸。倭寇。懐良親王。祝詞。鍛冶。星砂。蒐集館。波照間。与那国島。ヨナグニサン。門中墓。サンニヌ台。サンアイ・イソバ。赤蜂。花酒。ネフスキー。月に映る水桶に水を汲んでいる人。折口。劇場。狂言と琉歌。

 『伝奇集』69p。「八岐の園」。アル・ムターシムを求めて。『ドン・キホーテの著者、ピエール・メナール。高度な遊び。

 ホメロス 松平千秋訳『イリアス (上)』83p。第一歌  悪疫、アキレウスの怒り 第二歌 夢。アガメムノン、軍の士気を試す。ボイオテイアまたは「軍船の表」


20200826

2020年8月26日
 晴時々曇。25℃~34℃。


 『街道をゆく 五』読了。ゴビ。わずかに草が生えている。ゲル。星。
 『街道をゆく 六』63p。沖縄・先島への道。1974年。復帰から2年。那覇。糸満。

 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 鼓直訳『伝奇集』40p。「八岐の園」。プロローグ。トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス。鏡と百科事典。



20200825

2020年8月25日
 晴。26℃~33℃。木。


 『街道をゆく 五』192p。モンゴル紀行。新潟、ハバロフスク、イルクーツク、ウランバートル。1973年。ツェベックマさん。日本語流暢。光太夫。

 『鉄の時代』読了。第4部。ミセス・カレンとファーカイルとの奇妙で密接な共同生活。病気の進行と老い。終わりが見えたようなところで終わり。





20200824

2020年8月24日
 晴。北東の風。日中は暑い。24℃~33℃。


 『街道をゆく 四』読了。堺・紀州街道。自由都市・堺。南宗寺。隆達節。船待神社。紀州街道の出発点は今宮。上田宗固。樫井。塙団右衛門、淡輪六郎の墓。北国街道とその脇街道。愛発の関。恵美押勝の乱。琵琶湖北端の港。塩津、大浦、海津。渤海使。敦賀。気比の松原。天狗党の乱。武田耕雲斎ら京都へ。越前新保で慶喜に降伏。継体天皇。越前を出て河内北部の樟葉で即位、20年後磐余に遷都。21年後に磐井の乱。敦賀金ヶ崎城。木ノ芽峠。嶺南・嶺北。武生盆地。棗。紫式部の父藤原為時、越前の受領。柴田勝家、北ノ庄城。北国街道。栃ノ木峠。柳ヶ瀬。賤ケ岳。余呉。木ノ本。

 『鉄の時代』210p。第3部。フローレンスがググレトゥに呼ばれる。銃撃。ベキが行方不明。フローレンスの兄タバーネ。元教師。紛争。群集逃亡に巻き込まれる。死体。衝撃。車のフロントガラスが投石で割られる。家にやっと帰り着く。ファーカイル。乱雑な家の中。ファーカイルとのドライブ。やけっぱち。長口上。夜、家にベキの友達の少年(ヨハネス、偽名?ジョン)が来る。病院を脱走。抜糸していない。フローレンスの部屋に隠したもの。「わたし」ミセス・カレン。タバーネとの議論。警察。救急車。「保護」。爆音と一斉射撃。救急車から捨てられる。金歯を奪おうとする子供らに口をこじ開けられる。ファーカイルに救われる。家を捜索されている。刑事。ミセス・カレンが長々と訴えるヒューマニズムが、銃声轟き死体が転がる現実の前で全く無意味に響く。


20200823

2020年8月23日
 曇時々雨。昨日の夜から気温下がる。午後はほぼ曇。24℃~29℃。


 『街道をゆく 四』189p。洛北街道。スタスタ坊主。鞍馬山。山伏。花背。大悲山峰定寺。杣料理。鳥羽上皇。河内山半吾。山国郷。山国陵。光厳天皇、後花園天皇、土御門天皇。御経坂峠。郡上・白川街道と越中諸道。追分。郡上八幡城。東常縁と斎藤妙椿。歌。白川谷。御母衣。五箇山。村上家。合掌造り。立山の御師。丹波篠山街道。長岡京。老ノ坂。大原野神社。亀岡(亀山)。光秀。亀岡城。出口王仁三郎。義経の一ノ谷奇襲、迂回路。篠山城。青山氏。デカンショ節。丹波焼。立杭。日本六古窯の一つ。摂津三田。九鬼氏。有馬。有馬氏。

 『鉄の時代』102p。第2部。黒人女中のフローレンスが戻ってくる。ホープ、ビューティーは女の子、ベキは男の子。フローレンスの実家があるググレトゥは治安が悪い。ホームレスのファーカイルとフローレンスらとの諍い。ベキの友達の少年。「わたし」とベキ、少年との折り合いの悪さ。少年は警察にマークされている。「事故」。ベキは軽傷、少年は額を縫う重傷。フローテ・スキュール病院。少年を探す。「わたし」とファーカイルの会話。ファーカイルはアル中だが賢い男。「わたし」の言葉の中を理解する。「わたし」の良心と理想の観念。アパルトヘイトに対する恥。




20200822

2020年8月22日
曇。南から雲が流れてくる。南東の風。27℃~35℃。台湾北東に台風8号。その東側に熱帯的な低気圧。


 『街道をゆく 三』読了。河内。若江村付近。中河内。中甚兵衛が大和川を改修。だんじり。醜男。葛城山。平岩峠。高貴寺。真言宗の律寺。磐船神社。弘川寺。西行の墓。今西行似雲の墓も並ぶ。金剛山麓観心寺。渡来人。楠木正成。南河内。PL教団。ゴルフ場経営。大ヶ塚。自衛の村。

 『マダム・エドワルダ/目玉の話』読了。「目玉の話」。これ以上ないくらい不道徳な話。「私」とシモーヌ。不道徳なことをしまくった挙句、情事の相手の一人マルセルは自殺し、スペインに逃げる。変態仲間エドモンド卿。マドリード。闘牛。教会。告解。セビリア。ヘミングウェイの文体。「私」の幼少時代。四肢の不自由な父、鬱病の母。シモーヌの将来を描く構想。

 ジョン・マックスウェル・クッツェー くぼたのぞみ訳『鉄の時代』40p。第1部。南アフリカの都市部に住む白人70代女。アメリカに娘がいて、夫とは死別。娘にいつかは打ち明ける予定の告白。女の家のガレージにホームレスの黒人男が居座り、やがて居候になる。男に庭の草刈りやドライブのお供などをやってもらうようになる。トルストイを読んだり、ブラームスを聴いたりする知識人。男に自分が死んだらこの告白を娘に送るよう頼む。





20200821

2020年8月21日
 晴。27℃~36℃。


 『街道をゆく 三』298p。奥州久慈街道。八戸。根城。南部氏。八戸二万石。小南部。盛岡南部八万石。大南部。安藤昌益。直耕。高山彦九郎の旅。久慈。八戸は火山灰地で久慈は古生層。久慈から大浦(津軽)為信が出る。八戸鮫。野辺地湾。藩境。四ッ森。4つの塚が方形に並ぶ。阿蘇と桜島。肥薩。肥後。田原坂。玉名に近い。熊本城。加藤清正。八代。人吉盆地。球磨川。熊襲武。相良氏。青井神社。九七峠。薩摩大口。薩摩藩の念仏停止。曾木の滝。苗代川(美山)。沈寿官。鹿児島。隼人。鹿児島弁の難しさ。蒲生。竜ヶ城。摩崖梵字。

 『夜想曲集』読了。
 「チェリスト」。ハンガリー人のティボール。チェリスト。フィレンツェ。エロイーズという妙齢の女性にチェロを教わることになる。芸術が成立する条件の脆弱さ。

 ジョルジュ・バタイユ 中条省平訳『マダム・エドワルダ/目玉の話』33p。「マダム・エドワルダ」。娼婦エドワルダ。エロスの神性。孤独的行為。



 

20200820

2020年8月20日
 晴。27℃~35℃。


 『街道をゆく 二』読了。大邱のマッサージ師。賄賂。洛東江。朝鮮戦争。百済。任那。扶余。白村江。安曇比羅夫と阿倍比羅夫。4万の軍。上毛野君稚子。内紛。鬼室福信が僧道琛を殺し、豊璋が鬼室福信を殺す。唐・新羅に大敗。平済塔。蘇定方。近江の蒲生。小野に鬼室集斯の墓。儒礼による墳墓か。

 『夜想曲集』258p。
「降っても晴れても」。大学の同窓生レイモンドとチャーリー・エミリの夫婦。夫婦仲が危機。
「モールバンヒルズ」。エルガーにゆかりが深いところ。「ぼく」は売れない自作曲にこだわるギタリスト。姉のマギーとその夫ジェフのカフェにタダ働きで住み込む。嫌いだった元教師のフレイザー婆さん。売れない民宿を営む。うるさ型の客ゾーニャとティーロに民宿を紹介。
「夜想曲」売れないサックス奏者スティーブは演奏は凄いが醜男。妻のヘレンと離婚し、整形手術を受けて再び売り出すことになる。隣室に「老歌手」に出てきたプロ彼女のリンディがいる。


20200819

2020年8月19日
 晴。27℃~34℃。木。


 『街道をゆく 二』242p。釜山の倭館。あとかたもない。動物園に倭城。駕洛国。金海。頸露王陵。慶州。仏国寺。慕夏堂。沙也可(金忠善)。藤原惺窩。武士は強い者勝ち。日本は律令制が失敗し弱肉強食できた。東方礼儀之国。友鹿洞。沙也可の子孫。皆両班。
 
 カズオ・イシグロ 土屋政雄訳『夜想曲集』52p。短編集。
「老歌手」。「私」ヤネクは東欧共産圏の国生まれでヴェニスでギター奏者をしている。演奏中に母親が大ファンだった歌手トニー・ガードナーをみかける。トニーと話す。その妻リンディに会う。



20200818

2020年8月18日
 晴後曇。北東の風。27℃~35℃。


 『街道をゆく』読了。葛城みち。笛吹神社。葛城座一言主神社。高鴨神社。長州路。壇之浦。赤間神宮。白石正一郎。松田屋ホテル。山口市。周防。長門。森鴎外旧宅。西周。


20200817

2020年8月17日
 晴後曇。28℃~37℃。


 『後継者たち』読了。ロクは悲しきアホアホマン。ジーン・アウルはこの作品をベースに作品を書いていると思う。

 司馬遼太郎『街道をゆく』192p。近江。湖西みち。穴太。坂本。北小松。白鬚神社。安曇。安曇(あど)川。朽木街道。朽木。興聖寺。足利義晴の庭。ロジャ・メイチン君。ジュンサイなお人。布留。石上神宮。高庭。海柘榴市(つばいち)。三輪山。クンナカ。国栖。竹内街道。竹内越。葛城山。武蔵。甲州街道。八王子。千人同心。慶喜。小仏峠。大ダルミ峠。


 

20200816

2020年8月16日
 晴後曇。夕方雷雨近づく。29℃~35℃。


 『新潮世界文学47 サルトル』読了。永戸多喜雄訳「アルトナの幽閉者」。戯曲。第二次大戦のソ連戦線に従軍し、ドイツに逃げ帰ってから父親によって13年間屋敷に幽閉されていた長男フランツ。戦争体験や隔離生活のため気が狂う。フランツの世話は妹のレーニがしている。近親相姦。父親は余命を知り、所有していた造船会社社長の後継ぎを次男ウェルナーにさせようとするが、妻ヨハンナが反対する。ヒトラー肖像にいろいろなものがぶつけられる。悲劇的結末。

 ウィリアム・ゴールディング 小川和夫訳『後継者たち』28p。






20200815

2020年8月15日
 晴時々曇。28℃~36℃。飯2。


 『新潮世界文学47 サルトル』631p。白井浩司訳「汚れた手」。戯曲。労働党と保守派の争いのさなか、労働党内でも争いがある。ブルジョア出身のユゴーは純粋さに固執し、書記のエドレルを殺してしまう。

 『禁じられた楽園』読了。漫画的平板さ。




20200814

2020年8月14日
 晴後曇。南東の風。一昨日昨日より体感的にやや涼しい。26℃~35℃。


 『新潮世界文学47 サルトル』521p。芥川比呂志訳「恭しき娼婦」。戯曲。娼婦リッジー。客のフレッドは上院議員の息子。従弟のトーマスが二人連れの黒人の一人を射殺。フレッドや上院議員はもみ消したい。もう一人の黒人が現場を目撃していたリッジーのところに逃れてくる。言葉のニュアンスがとても難しい。

 恩田陸『禁じられた楽園』116p。烏山響一はルックスも頭も良く、美術界の注目の若手であるが、違和感を感じる人々がいる。捷、律子はそれぞれその違和感に気づく。律子は響一の向こうに油絵のカラスを見る。捷は母が早く亡くなり、姉の香織に面倒を見てもらってきた。香織が成瀬と結婚することになる。捷が幼い頃銀行で体験したトラウマ。営業マンの淳とまだ大学に籍を置く和繁の再会。淳の、カラスが描いてある絵の中に入り込む体験。



 

20200813

2020年8月13日
 晴後曇。午後雷雨近づく。27℃~36℃。


 『新潮世界文学47 サルトル』490p。伊吹武彦訳「出口なし」。戯曲。女2男1。イネス→エステル→ガルサン。

 『精霊たちの家』読了。圧倒的読了感。「百年の孤独」との類似が指摘されているが、「大地」にも似ていると思う。エステーバン的視点で読んでしまった。

 エステーバンは半身不随の母ドーニャ・エステールと姉フェルラおよび貧困から逃れるようにラス・トレス・マリーアス農場の再建に乗り出す。小作人頭ペドロ・セグンド・ガルシア。その娘パンチャに手を付ける。私生児エステーバン・ガルシア。娼婦トランシト・ソト。農場は成功する。クラーラは予知に従ってエステバンと結婚。クラーラの手記。妊娠。クラーラの両親、自動車事故で死亡。ニベアの首。長女ブランカ、双子の長男ハイメと次男ニコラス。クラーラは心霊術にさらにのめりこむ。仲間のモラ三姉妹。首都とラス・トレス・マリーアスを行き来する生活。エステーバンの独裁者ぶりと激しい癇癪。度々入る「わし」の独白。

 成長したブランカは、セグンドの息子ペドロ・テルセーロ・ガルシアと恋仲になる。結ばれない恋。チリ大地震。家崩壊。再建。エステーバンとクラーラの仲険悪化。別居。ブランカは流れ者のジャン・ド・サティニィ伯爵と名ばかりの結婚。テルセーロと関係続く。パンチャの子エステーバン・ガルシアがエステーバンに密告。襲撃。ブランカ妊娠。テルセーロとの子。軽薄で心霊術好きのニコラスと恋人アマンダ。医学を学ぶ兄のハイメもアマンダが好き。アマンダの幼い弟ミゲル。エステーバンは国会議員になる。保守党。テルセーロは社会党。ブランカの娘アルバ。エステーバンらに溺愛されて育つ。ブランカとサティニィ伯爵の結婚破綻し、実家に戻る。ニコラスはインドでヨガにはまり騒動を起こす。追放同然でアメリカへ。ブランカとテルセーロがよりを戻す。アルバ、エステーバン・ガルシアとの遭遇。クラーラの死。死後、邸宅の生活が激変。荒れる。アマンダ行方不明。エステーバンの政治活動。保守党と左翼陣営の争い。

 成長したアルバとミゲルは恋仲になる。ミゲルは革命派。学生運動。エステーバン・ガルシアは警察に入っている。医者となったハイメと社会党の大統領候補(サルバドール・アジェンデがモデル)との親交。ハイメとアマンダとの再会。大統領選挙社会党有利。エステーバンら保守派は巻き返すべく陰謀を練る。武器。社会党勝利。テルセーロが大臣になる。農地解放。エステーバンはラス・トレス・マリーアスを失う。奪回に乗り出すも小作人に捕えられる。テルセーロによる救出。不安定な社会党政権。スト。治安悪化。ピノチェトの軍事クーデター。大統領府襲撃。ハイメは巻き込まれる。軍部の横暴。詩人(パブロ・ネルーダ)の死。ミゲルらの地下活動。アルバはミゲルを支援。テルセーロとブランカ逃亡。政治警察によるエステーバン邸襲撃。アルバ逮捕。アルバに執着する大佐となったエステーバン・ガルシアのえぐい暴行、拷問。孫を救う最後の切り札。エピローグ「私」。子供。





20200812

2020年8月12日
 晴後雨。午後雷雨。北風一時強く吹く。体感的には昨日より暑さ感じる。28℃~35℃。


 『新潮世界文学47 サルトル』450p。加藤道夫・白井浩司訳「蠅」。戯曲。アガメムノンの子オレステスの敵討ち。第二次大戦中の作。ユピテルがドイツ、アイギストスとクリュタイムネストラがヴィシー政府を指しているといわれている。エレクトラの葛藤。復讐の女神エリニュエスが蠅。

 イサベル・アジェンデ 木村榮一訳『精霊たちの家』59p。読んで早々傑作の予感。予知能力がある10歳の女の子クラーラ、絶世の美女の長姉ローサ、世界放浪と発明に狂う叔父マルコスらキャラクターの強烈さ。クラーラらの父セベーロ・デル・バージェは政治的野心を持つ。妻ニベア。ローサの許婚エステーバン・トゥルエバ。二度死ぬマルコス叔父。謎の飛行機で風船おじさんのように飛んでいく。ローサの毒殺。解体。


 

 
 

20200811

2020年8月11日
 晴。南風やや強い。28℃~37℃。


 『新潮世界文学47 サルトル』371p。中村真一郎訳「一指導者の幼年時代」 リュシアン・フルーリエの幼年~青年時代。工場を営む裕福な家庭に育つ。子供の世界。タララブン。同級生などまわりの大きな影響。ベルリアックとその兄貴分ベルジェ―ル。職工の娘ベルト。反ユダヤ主義のルモルダン。ギガールとその恋人ファニー。ファニーの友達のモー。針で刺すと破裂しそうな自意識。

20200810

2020年8月10日
 曇時々晴。28℃~35℃。


 『新潮世界文学47 サルトル』305p。伊吹武彦訳「水いらず」 リュリュとリレット。リュリュは夫のアンリーと不和。不能。ピエールと駆け落ちしようとしている。嫌な感じで読む。


 

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