曇後雨。昼過ぎから強い雨。23℃～28℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』212p。コント「実証精神論」　第三部　実証的体制の成立条件　16　現代の諸傾向は、実証的体制の成立に有利である。障害は神学者、形而上学者、学者から出てくる　17　実証的研究によって「科学的」精神を復活するために、「普遍的教育」が必要であること

　『構造人類学』109p。第三章、第四章への後記
　オードリクール、グラネらの批判に対して。イギリス料理とフランス料理。

　『韃靼疾風録　上』542p読了。福良弥左衛門。老財神李詮孔。満洲の公主アビアを連れて朝鮮半島伝いに大陸へ。皮島の毛文竜。ヌルハチ。サルフの戦い。女真。ホトアラ(興京老城）。バートラ。瀋陽。アバハイと子ドルゴン。モング。寧遠城包囲。袁崇煥。ヌルハチの死。後継者ホンタイジ。
　『韃靼疾風録　下』126p。万里の長城。ホンタイジの迂回策。北京包囲。袁崇煥謀殺。弥左衛門との再会。日本の情勢。鎖国。清。ホンタイジ崩御。

　曇。21℃～30℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』207p。コント「実証精神論」　14　神学的・形而上学的道徳の「利己主義」的性格　15　実証的道徳の「愛他主義」

　『構造人類学』90p。第四章　言語学と人類学　
　インド・ヨーロッパ圏では、社会構造(婚姻の規則)は単純だが、この構造の中に組み入れられるべき要素(社会組織)は多数であり、複雑である。シナ＝チベット圏では逆。対照的。ヤコブソンの示したインド＝ヨーロッパ諸言語共通の特徴。形式と実体とのあいだのずれ、規則に対する多くの例外、同一の観念を表現するための手段の選択について大きな自由が認められる。

　『対談と写真　小澤征爾』340p読了。エドウィン・ニューマン(スピーキング・フリーリー)。成城大学講義。念願の中国訪問を果たして　中国のオーケストラを指揮して　鄧小平とのツーショット。

　司馬遼太郎『韃靼疾風録　上』51p。平戸。松浦党。庄助。父・祖父は松浦氏に仕える。鄭芝竜も平戸にいる。度島。異国の娘。だったん国。


　

　雨後曇。昼やや雨強い。午後止んでくる。夕方一時雨。21℃～26℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』203p。コント「実証精神論」　12　その間にも、「実証的精神」と「普遍的良識」の発達によって、大衆の道徳性は向上した。「イエズス会」の組織は、神学者たちがふたたび人心を獲得する希望を失ったことを示している　13　新しい「精神性」の必要性

　『構造人類学』74p。第三章　言語と社会
　ある社会の言語の構造と親族体系の構造のあいだに形式上の対応がある。一　インド＝ヨーロッパ圏　二　シナ＝チベット圏　三　アフリカ圏　四　オセアニア圏　五　北アメリカ圏、クロウ＝オマハ型。

　『対談と写真　小澤征爾』235p。師・斎藤暁雄。「週刊朝日」での手記。ノヴェンバー・ステップス。天才高橋悠治。武満徹。レナード・バーンスタイン。

　この世界的指揮者のことを昔から何となく好きではなかった。でも、本人の書いた文章を読むと何と魅力的な人だと思う。

　曇。23℃～30℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』198p。コント「実証精神論」　11　実証主義の道徳的価値。現在の道徳は、「全面的崩壊に瀕している一信仰体系と結びついている」ために、「動揺」している。

　神学的精神も形而上学的精神も一向に無くならないでだらだら続いている。

　『構造人類学』61p。第二章　言語学と人類学における構造分析

　親族関係。母方のおじ。トロブリアント諸島原住民の社会組織。母系的親子関係、父子間の親密さ、甥と母方おじの著しい対立＝トロブリアント型。コーカサス・チェルケス族の社会組織。父系的親子関係、父子対立、母系おじが甥を助ける＝チェルケス型。様々なタイプ。ラドクリフ＝ブラウン批判。

　小澤幹雄編『対談と写真　小澤征爾』108p。高校の時買った本なのにまともに読んでなかった。シャルル・ミュンシュ。ボストン交響楽団。来日記者会見より。小田実。谷川俊太郎。大江健三郎。

　曇。湿度高い。空気を重く感じる。20℃～31℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』196p。コント「実証精神論」　10　実証主義は「秩序を進歩の条件とし、進歩を秩序の目的とする」。それは秩序を確保し、進歩を保証する

　「実証精神論」が出版されたのが1844年。ルイ・フィリップの七月王政時。1848年の2月革命で第二共和政、1852年の第二帝政とめまぐるしく政体が変動する。

　『構造人類学』42p。言語と親族　第二章　言語学と人類学における構造分析

　言語学の音韻論誕生。トルーベツコイ。

　
　


　

　曇時々雨。18℃～24℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』190p。コント「実証精神論」　第二部　実証的精神は、神学的、形而上学的精神よりも、社会を組織し、道徳を体系化するのに適している　9　現代の政治的諸派には、「秩序と進歩の調和」を作る力がない。一七八九年の革命も、一八三〇年の革命も、「否定的」政治も、「退歩的」政治も、さらに「停滞的」政治も、いずれもそれに失敗した

　クロード・レヴィ＝ストロース　荒川幾男・老松敬三・川田順造・佐々木明・田島節夫共訳『構造人類学』34p。第一章　歴史学と民族学

　
　

　曇。21℃～27℃。


　　『世界の名著36　コント　スペンサー』181p。コント「実証精神論」　8　実証的精神と「普遍的良識」との関係。普遍的良識は、実証的思索の「第一原理」を提供する。実証的精神は、抽象的な「理論理性」に対する具体的な「共通理性」の影響の拡大によって発達した。科学と普遍的良識との調和的関係は、社会学と実証道徳の確立および実証概念全体の体系化によって完成する。

　ケプラーおよびガリレイによる科学的衝撃、ベーコンおよびデカルトによる哲学的衝撃。

　曇時々晴。19℃～27℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』181p。コント「実証精神論」　7　実証的精神の弁別的特徴、「現実性」「有用性」「確実性」「正確さ」「建設能力」「相対性」




　

　雨後曇。やや強い雨。北風やや強い。荒れた天気。18℃～22℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』177p。コント「実証精神論」　6　科学は、「論理」の上からも「教理」の上からも、神学とは両立しない。人類を多神教から一神教へ移行させたのは、科学の進歩である。自然法則と神の全能とを両立させると説く「形而上学的妥協」の一時的性格。目的因説に、「存在条件」の原理がとって代わること。

　ジョルダーノ・ブルーノ、ガリレオ・ガリレイらの通った道。

　曇。19℃～25℃。


　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』読了。第13章　最大の発明　科学的方法　科学の道具　科学的方法－つづき　科学と技術　おわりに　

　『世界の名著36　コント　スペンサー』171p。コント「実証精神論」　5　「科学」と「技術」の関係の研究。科学は無機的および有機的自然ばかりでなく、政治的および精神的自然に対する合理的働きかけを指導する

　

　

　晴後曇。18℃～28℃。

　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』357p。第12章　時間と場所　時間を告げる　太陽の軌道観測。日時計。機械時計。動力源、振動子、調速機、時計仕掛けの歯車。錘。暦の復活。星の観測。バーナード星。地球に近い恒星。地球の歳差運動。地球の回転軸は徐々に円を描いてよろめく。ここはどこ？方位磁針。電気による磁場。経緯。グリニッジ経度。本初子午線。緯度。四分儀。六分儀。経度を求めるのは難しい。ゼンマイばねの時計。

　『世界の名著36　コント　スペンサー』167p。コント「実証精神論」　4　実証的精神は「知的調和」を作り出すのに適している。それは、概念を連続的、同質的なものにすることにより、個々の理解力に統一をもたらす。この統一は、唯物論とは違って客観的ではあり得ず、主観的でしかあり得ない。すなわち、すべての概念を人類に結び付けることによって統一が完成する

　科学的予見とは、一つの事実を、その直接的欲求によらず、すでに知られている他の事実との関係によって知ることであるから、未来についてばかりでなく、現在についても過去についてさえも有効なのである(162p)。



　

　曇時々雨。18℃～21℃。


　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』328p。第11章　応用化学　写真術　産業化学　炭酸ナトリウム(ソーダ灰)と水酸化ナトリウム（苛性ソーダ）。ルブラン法。ソルベー法。ハーバー・ボッシュ法。窒素。

　『世界の名著36　コント　スペンサー』161p。コント「実証精神論」　3　「実証的」段階の特徴は、不変の自然法則の確率と、観察に対する想像の従属である。この段階は、人間の内的組織および社会発展に対して相対的である。この段階は、法則に基づいた合理的予見という目的を科学に与える

　人間の知性の成熟期を示す根本的革命とは、本来いかなる分野についても決定の不可能な、いわゆる「原因」を追究することをやめ、その代わりに「法則」、すなわち観察された諸現象間の恒常的関係のみを追求することにある(156p)。実証的研究が、一つひとつ、人間特有の内的、外的諸条件に密接に依存することは避けられない(157p)。本当の実証的精神が、神秘主義と縁遠いように、実は、経験主義からも遠く隔たっていることをよく理解しなければならない(158p)。科学が直接的探究の代わりに用いるのは合理的予見である(159p)。

　曇後雨。夕方前降ってくる。20℃～26℃。


　　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』312p。第11章　応用化学　電気分解と周期表　メンデレーエフ。爆発物　

　　『世界の名著36　コント　スペンサー』155p。コント「実証精神論」　2　「形而上学的」段階は、神学と実証主義との間の中間段階である。知的に見ると、それは純粋に批判的である。歴史的に見ると、現存秩序の解体がその役割である。

　晴時々曇。21℃～28℃。

　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』301p。第9章　輸送機関　動力付き輸送機関の再発明　シリンダー(気筒)とピストン、クランクシャフト。第10章　コミュニケーション　筆記　紙とインキ　印刷　電気通信　モールス信号　電波受信機　鉱石ラジオ

　　『世界の名著36　コント　スペンサー』152p。コント「実証精神論」　第一部　実証的精神は、神学的・形而上学的精神より、知的調和を作り出すのに適している

　曇時々晴。夕方雷雨近づく。23℃～31℃。


　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』264p。第9章　輸送機関　乗り物を走らせつづける　ガソリン・ディーゼルエンジン。すべての内燃機関はガスで走っている。機械文明を失ったら？　ウシ・ウマ。頸帯式馬具。船の帆走。横帆。縦帆。自転車。ペダル。クランク。ギア。チェーン。

　『夢の木坂分岐点』読了。サイコドラマ。監督セラピスト。

　『世界の名著36　コント　スペンサー』139p。「社会再組織に必要な科学的作業のプラン」　「三国志演義」の諸葛孔明的だと思った。

　曇時々晴。22℃～32℃。

　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』246p。第8章　人びとに動力を　－パワー・トゥ・ザ・ピープル　機械力　水車・風車。クランク・カム。熱エネルギーと力学的エネルギー。電気　バグダッド「電池」。ボルタ電池。磁力。発電と配電　直流交流。

　『夢の木坂分岐点』191p。わかりにくかった物語世界が見えてくる。

　『世界の名著36　コント　スペンサー』123p。「社会再組織に必要な科学的作業のプラン」

　曇時々雨。20℃～26℃。


　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』219p。第7章　医薬品　手術　微生物学　

　『夢の木坂分岐点』171p。慰安旅行で事故。病院で会議。

　　『世界の名著36　コント　スペンサー』109p。「社会再組織に必要な科学的作業のプラン」

　

　曇時々雨。昼強く降る。19℃～25℃。


　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』210p。第7章　医薬品　感染症　出産と新生児医療　医療検査と診断　医薬品　

　『夢の木坂分岐点』141p。松村常賢。大村常賢。

　『世界の名著36　コント　スペンサー』97p。「社会再組織に必要な科学的作業のプラン」


　

　晴後曇。23℃～31℃。揉。


　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』193p。第6章　材料　石灰モルタル　金属　ガラス　

　『夢の木坂分岐点』116p。夢。大村常昭。会社員。作家。

　『世界の名著36　コント　スペンサー』85p。「社会再組織に必要な科学的作業のプラン』

　曇後雨。午後強く降る。南風強い。24℃～30℃。


　『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』171p。第6章　材料　粘土

　筒井康隆『夢の木坂分岐点』74p。小畑重則。大畑。重則。大畑重昭。

　清水幾太郎責任編集『世界の名著36　コント　スペンサー』75p。清水幾太郎「コントとスペンサー」　オーギュスト・コント　霧生和夫訳「社会再組織に必要な科学的作業のプラン」

　清水幾太郎は文章が上手い。コントへの思い入れ。「プラン」1822年、コント24歳。シューベルトより1歳若い。