曇時々晴。24℃～35℃。

　『新潮世界文学47　サルトル』271p。窪田啓作訳「エロストラート」。厨二病をこじらせて1挺の拳銃を拠り所にエロストラートになろうとする。

　

　

　曇時々晴。26℃～33℃。飯。


　『新潮世界文学47　サルトル』254p。白井浩司訳「部屋」。ブルジョワの老人ダルベダ氏と娘エヴ。エヴの夫ピエールは狂人。緊迫した人間関係。

　

　曇時々晴。27℃～35℃。


　『生きて、語り伝える』読了。8。「エル・エスペクタドール」誌での活動。映画批評。メデジンの地崩れ。チョコー県のジャングル取材。音楽。「族長の秋」はバルトークのピアノ協奏曲第3番を聴きながら執筆していたが、両者の類似性をカタロニア人音楽家に指摘された。ノーベル賞受賞式にもこの曲が流れた。ピウス12世の死。バランキーヤ・グループとの親交継続。ビヤリーカのゲリラ取材。朝鮮戦争にコロンビア軍出兵。遭難した水兵ベラスコの取材。街頭でのリスク。死の予告。ジュネーヴへ特派員として派遣。メルセデース・バルチャへの手紙。

　『新潮世界文学47　サルトル』225p。伊吹武彦訳「壁」。捕虜。「私」パブロ・イビエタ。ラモン・グリスの行方を問われる。同室のトム・スタインボックとファン・ミルバル。処刑前の恐怖。失禁。

　晴。南風やや強い。26℃～33℃。


　『生きて、語り伝える』586p。7。バランキーヤ「エル・エラルド」誌にコラム。ラ・ヒラーファ(キリン)。日払い。貧困。酒と女。「家」挫折。マコンド。「百年の孤独」へ向かう流れ。「クロニカ」誌創刊。2年後、家族が困窮と治安悪化でスクレからカルタヘーナへ移住。「私」も再びカルタヘーナへ。名目上の役所の仕事。再び「エル・ウニベルサル」誌。大学は自然に退学。1年後再びバランキーヤへ。「落葉」完成するもブエノス・アイレスの出版社から却下。移動しながら本のセールス。バイェドゥパール。ラジオドラマの脚本。再びボゴタへ。「エル・エスペクタドール」誌。

　『新潮世界文学47　サルトル』203p。「嘔吐」了。公園のマロニエの根。哲学的分析。抽象的な作り事。観念。存在するとは、たた単に〈そこに在る〉ということである。存在するものが現れ、〈出会う〉ままになる、しかしけっして存在するものを〈演繹する〉ことはできない(151p)。禅問答的。ブーヴィルからパリへ。アニーに出会う。会話。世界のずれ。生き延びている。アニーはイギリスの男と付き合い、ロカンタンと別れる。未練がましく駅へ。ブーヴィルに戻る。図書館。独学者の少年への痴漢行為。「駅員さんたちの店」。マダムとのあっさりした別れ。ジャズを聴く。Some of these days You’ll miss me honey 2回聴く。

Sophie Tucker - Some of These Days (1926)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=60&v=ijmpTlN3HRI&feature=emb_logo

　晴。26℃～34℃。


　『生きて、語り伝える』497p。6。バランキーヤからカルタヘーナ・デ・インディアスへ。歴史ある町。ホテルの金を払えなくて野宿しようとして警察に捕まる。ホセ・ドローレスの店。「エル・ウニベルサル」誌の仕事。サバ―ラ師匠。大学転校。バランキーヤのアルバロ・セペーダ、ヘルマン・バルガス、アルフォンソ・フエンマヨール。意気投合。ラテン系読書家。肺炎。親の住むスクレへ。ニグロマンタ。カルタヘーナにも暴動の余波。バランキーヤへ。

　『新潮世界文学47　サルトル』「嘔吐」145p。キャフェ・マブリー。店主のファスケルが二階から降りてこない。図書館。独学者。図書館を管理しているコルシカ人夫妻。オリヴィエ・ブレヴィニュ作の肖像画群。ブーヴィルの名士たち。ロルボン侯爵を調べる仕事行き詰まる。「我考える、ゆえに我あり」が揺らぐ。独学者とのあまり愉快ではない会食。取り繕った道化芝居。店もいる人々も気に障る。ヒューマニストの欺瞞。オネゲルの交響曲が流れていそうな雰囲気。





　

　曇時々晴。25℃～33℃。


　『生きて、語り伝える』420p。5。ボゴタ暴動。制御不能。後の独裁者ラウレアーノ・ゴメスは家族とニューヨークへ逃亡。「私」も弟ルイス・エンリーケらとボゴタを脱出。バランキーヤへ。

　『新潮世界文学47　サルトル』「嘔吐」84p。冒険と生活。レストラン・ヴェズリーズ。「ヴジェニー・グランデ」を読む。終わった日曜。人々の生活。「私」の継起する日々。嘔気。「駅員さんたちの店」。アニーからの手紙。隙があれば話しかけてきそうな馴れ馴れしくてキモいおっさん。頭が変。横柄な医者のロジェ。文明的。

　曇時々晴。23℃～33℃。


　『生きて、語り伝える』396p。4。寝取られ警官。父母の争い。父の婚外子。11人兄弟＋3。「悪い時」。学校卒業。武勇伝的。5。短篇が雑誌掲載。コロンビア国立大学法学科入学。学友。ガイタン。沈黙の行進。1948年4月9日ガイタン暗殺。近くに居合わせる。22歳のフィデル・カストロもいる。ボゴタ暴動へ発展。

　『新潮世界文学47　サルトル』「嘔吐」44p。音楽で嘔気が消える。詳細な周りの描写。図書館。独学者との会話。世界放浪の思い出も湧いてくる。

　曇。台風4号の進路予想を見て梅雨が明けたなあと思う。２つの高気圧の位置が今後どうなるか。23℃～32℃。


　『生きて、語り伝える』303p。4。ボゴタの町。学校の仲間。先生。3人の校長。2番目の校長カルロス・マルティン。コロンビアの政治。保守党と自由党。軍の介入。「ガセータ・リテラリア」の発禁・押収。

　ジャン＝ポール・サルトル『新潮世界文学47　サルトル』30p。白井浩司訳「嘔吐」　アントワーヌ・ロカンタンの日記。日付けのない紙片。日記。1932年1月29日月曜日。6年に渡る世界放浪から戻り、フランスの港町ブーヴィルでド・ロルボン侯爵の記録を調べる作業をしている。キャフェ・マブリー。別れた彼女アニー。セフレのジャンヌ。不穏な雰囲気。海辺の小石を拾おうとした時に感じた嘔吐感。



　

　曇。23℃～31℃。


　『生きて、語り伝える』258p。3。アラカタカの没落。再び12歳頃に戻る。母親のヒステリー。父親のボヘミアン。薬局。貧乏。スクレ。学校。読書経験。ませた弟ルイス・エンリーケ。転校。初体験。ボゴタ行き。バランキーヤからマグダレーナ川を5日遡ってプエルト・サルガールへ。サルガールから鉄道で高原にあるボゴタへ。船旅で会った人々。ドストエフスキーの「分身」。

　『アダムとイヴの日記』読了。アダムの日記。イヴの日記。次男アベル。イヴの方が理知的。

　曇。23℃～29℃。飯盛。


　『生きて、語り伝える』175p。2。母方の祖父母と親族の話。アラカタカのバナナ農園。元大佐の祖父ニコラス・マルケスが尊敬するシモン・ボリバルはサンタマルタで死す。父の郷里シンセへ。1年足らずでカタカに戻る。突然時間が、雑誌「クロニカ」を創刊した頃の20代に飛ぶ。編集仲間。バランキーヤ・グループ。

　マーク・トウェイン　大久保博訳『アダムとイヴの日記』83p。アダムの日記。左ページにヒエログリフのような挿絵。新しい生きもの。チェスナット。カンガルーのような生き物カイン。

　曇。21℃～27℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』読了。スペンサー「知識の価値」　科学の価値こそ最大。

　ガブリエル・ガルシア＝マルケス　旦敬介訳『生きて、語り伝える』94p。1。「私」と母は、アラカタカにある祖父母の家を売りに行く。祖父母の追憶。父ガブリエル・エリヒオ、母ルイサ・サンティアーガ。

　曇時々雨。22℃～27℃。

　『世界の名著36　コント　スペンサー』479p。スペンサー「知識の価値」　科学は非科学的な人間にとって一切が空白であるところに詩の領域をひらく。科学的研究に従事する人間は、対象に具わる詩情を誰よりも生き生きと感ずる(478p)。

　『権現の踊り子』読了。「逆水戸」改悪。

　『夢魔の標的』読了。なんとなくぼやけている。

　曇時々雨。湿度高い。25℃～31℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』472p。スペンサー「知識の価値」　本当の歴史を構成するもの多くが歴史書では除外されている。歴史家が真に価値ある多量の知識を伝え始めたのは最近のことである。過去においては王が一切であり、人民は無であった(471p)。

　『権現の踊り子』189p。「権現の踊り子」敗北のイメージ。「ふくみ笑い」統失的悪夢的世界。大抵の世の中の人は、世の中と他の人をなめて生きていたい。だから、どんなに人になめられないように欠点を隠そうとしても、結局のところどんな人でも人になめられて生きている。ぎょんべらむ。アラベロム。

　星新一『夢魔の標的』85p。短篇だと思っていたら長篇だった。腹話術人形のクルコ。不眠。夢。テープレコーダー。声。

　曇時々雨。25℃～31℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』469p。スペンサー「知識の価値」　適切な教育。

　『城塞　(中)』読了。怒りの正当化。
　『城塞　(下)』読了。司馬氏の地元。

　『権現の踊り子』94p。「矢細君のストーン」ヒコーキノッタラオレシンジャウヨ。さざれ石。「工夫の減さん」「権現の踊り子」

　雨時々曇。夜遠雷。ティンパニロール打ち。稲妻光る。24℃～31℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』457p。スペンサー「知識の価値」　逞しい体力とそれに伴う元気の保ち方の教育。

　『城塞　(上)』読了。家康の悪謀家たち。天海、崇伝、林道春、本多正純。片桐兄弟大阪城退出。
　『城塞　(中)』99p。真田親子。九度山。大阪。

　町田康『権現の踊り子』17p。「鶴の壺」

　雨後曇。午前中かなり強い雨。夕方になってから曇。25℃～28℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』454p。スペンサー「知識の価値　－教育論第一部」　教育の粗野な未発達な性格。知識の総体的価値を決定すべき。価値の尺度。人生の主な諸活動を重要順に分類。(1)自己保存に直接役立つ活動　(2)生活必需品の確保により自己保存に間接的に役立つ活動　(3)子供を育て鍛えるための活動　(４)然るべき社会的政治的関係を維持するための活動　(5)趣味と感情の満足に当てるレジャーを満たす種々の活動

　『悪魔のいる天国』読了。「追い越し」「診断」「告白」「交差点」「薄暗い星で」「帰路」「殉職」「相続」「帰郷」

　司馬遼太郎『城塞　(上)』201p。関ケ原後。江戸幕府と大阪豊臣氏。小幡勘兵衛。大野修理。


　　
　

　曇時々雨。22℃～28℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』442p。スペンサー「進歩について」　　自然の進歩と人間の進歩が一緒くたになっているのは問題がある。
　
　『賜物』読了。第5章　シーリンに出くわす。チェルディンツェフも所属する「ドイツ在住ロシア人文学者協会」。総会。小さな組織特有の馬鹿げた世界。シチョーゴレフ夫妻がデンマークに転居。ジーナは残る。公園へ散歩。蝶。コンチェーエフとの「会話」。二人の未来。ナボコフの独自の世界。

　『悪魔のいる天国』205p。「サーカスの旅」「かわいいポーリー」人面疽　「契約者」「となりの家庭」「もとで」

　曇時々雨。23℃～27℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』428p。スペンサー「進歩について」　事物が絶えず複雑さを増して来たことは、能動的な力はすべて一つ以上の変化を生ずるという法則から必然的に帰結する(422p)。星雲説。熱。冷却。地表の褶曲。地殻変動。有機体の進歩。有機化学。論じている内容が気宇壮大。

　『賜物』500p。第5章　チェルディンツェフを息子のように思っていたチェルヌィシェフスキー(第4章の同名人物とは別人)の死。

　『悪魔のいる天国』176p。「夢の未来へ」「肩の上の秘書」日本的　「殺人者さま」「ゆきとどいた生活」「愛の通信」「脱出口」「もたらされた文明」「エル氏の最期」「夢の都市」

　曇後雨。夜遅く激しい雨。遠くで雷。一昨日あたりからセミが鳴き出す。25℃～30℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』420p。スペンサー「進歩について」　総合的。

　『賜物』492p。第4章　チェルヌィシェフスキーの生涯。投獄。レーニンに影響を与えた小説「何をなすべきか」を執筆。ネルチンスク山岳管区のカダヤへ流罪。ヤクート人の街ヴィリュイスクへ移動。1883年イルクーツク。アストラハンへ。息子。1889年死去。第5章　チェルディンツェフの作品の評価。

　『悪魔のいる天国』109p。「お地蔵さまのくれたクマ」「黄金のオウム」「シンデレラ」「こん」「ピーターパンの島」

　曇。23℃～29℃。


　『世界の名著36　コント　スペンサー』409p。スペンサー「進歩について」　　同質から異質への変化が進歩の根本である(400p)。

　『賜物』432p。第4章。チェルヌィシェフスキーの生涯。ひどい描かれ方。寝取られ男でものの理解もあまり良くない。秘密結社活動。逮捕。

　星新一『悪魔のいる天国』66p。「合理主義者」「調査」「デラックスな金庫」「天国」「無重力犯罪」「宇宙のキツネ」「誘拐」「情熱」