20190514

2019年5月14日
 曇時々雨。朝は雷鳴。午前中やや強く降る。午後は時々降る程度。夜また降ってきそう。17℃~20℃。


 『宮沢賢治全集3』534p。補遺詩篇Ⅰ。補遺詩篇Ⅱ。

 『日本の詩歌3』172p。伊藤佐千夫。大正二年まで。
 
 『ワセダ三畳青春記』179p。大家のおばさんと卓球対決。三味線占い。取材。大家のおばさんの包容力。自分の下宿のお婆さんも包容力のある人だったと今にして思う。物言わぬ愛情があった。当時は気づかなかったが、自分の不作法や我儘を随分許してくれていたと思う。

 『日本の名著28 頼山陽』288p再開~310p。新田氏正記 新田氏。南朝が正統扱いだから、新田氏の記述も詳細。新田氏の元々の勢力を考えると、南北朝での新田氏は不利な中よく戦っているとも思う。負けまくっているけれど、木曽義仲みたいになっていない。義貞個人というより、義貞、義助、義興、義治らをトップとする軍団の転戦。


 





20190513

2019年5月13日
 晴後曇。昼間は暑く感じる。14℃~23℃。


 『宮沢賢治全集3』503p再開~513p。補遺詩篇Ⅰ 「GERIEF印手帳」より。

 『日本の詩歌3』152p再開~161p。伊藤佐千夫。佐千夫歌集。明治41年。水害。

 高野秀行『ワセダ三畳青春記』95p。野々村荘。探検部。ムベンベ。作者も含めて変人揃い。

 

20190512

2019年5月12日
 曇時々晴。15℃~22℃。


 『ピノッキオの冒険』読了。ピノッキオは人間になっても、再びキツネやネコにだまされたり、ロバになったりするだろうと最初に読んだ時思った。

 『彼岸過迄』読了。「須永の話」「松本の話」「結末」。須永市蔵が「よだかの星」の、よだかの改名案に出てくる市蔵の由来になった説。曖昧な個人と曖昧で強制的な家族。須永と母親の秘密。漱石の生まれと葛藤そのもの。

20190511

2019年5月11日
 晴時々晴。16℃~27℃。


 カルロ・コッローディ 大岡玲訳『新訳 ピノッキオの冒険』140p。30年ぶりくらいに再読。ピノッキオのクズっぷりと仙女の母性愛。ジェペット爺さんとアントーニオ親方の喧嘩のシーンで、ジェペット爺さんがアントーニオ親方を「たわけザル」とののしるが、以前読んだ訳では「こけざるじじい」になっていて面白かった。

 『彼岸過迄』225p。「須永の話」。須永の半生。千代子との関係。

 『苦海浄土』「第三部 天の魚」486p中断。チッソ東京本社座り込み。「地元の世論」が今も繰り返されている。
 

20190510

2019年5月10日
 晴。気温上がる。日差し強い。15℃~26℃。


 『七つの黒い夢』読了。
 桜坂洋「10月はSPAMで満ちている」
 岩井志麻子「哭く女と嘲う弟」

 『彼岸過迄』193p。「報告」「雨の降る日」。高等遊民松本と田口の子千代子。松本・田口・須永は親戚同士。松本の子。急死。

 『苦海浄土』「第三部 天の魚」466p。川本氏。






20190509

2019年5月9日
 曇。16℃~23℃。


 『七つの黒い夢』152p。
 西澤保彦「桟敷がたり」

 『彼岸過迄』152p。「停留所」「報告」。文銭占い。田口からの仕事。男を尾行。女。森本の洋杖。

 『苦海浄土』「第二部 神々の村」「第三部 天の魚」460p。第六章 実る子。株主総会。第一章 死都の雪。

20190508

2019年5月8日
 晴。朝寒い。南風やや強い。9℃~23℃。


 『七つの黒い夢』109p。
 北村薫「百物語」
 誉田哲也「天使のレシート」

 『彼岸過迄』79p。「停留所」。須永。須永の家を出入りする女について敬太郎はいろいろ考える。田口。

 『苦海浄土』「第二部 神々の村」433p。第六章 実る子 水俣病患者高野山巡礼団19名。チッソ大阪事務所へ押しかけ。川村所長。

20190507

2019年5月7日
 曇時々晴。13℃~20℃。


 乙一・恩田陸・北村薫・誉田哲也・西澤保彦・桜坂洋・岩井志麻子『七つの黒い夢』64p。
 乙一「この子の絵は未完成」
 恩田陸「赤い毬」

 夏目漱石『彼岸過迄』41p。「『彼岸過迄』について」「風呂の後」。「新亜剌比亜物語」。森本の山っ気。

 『苦海浄土』「第二部 神々の村」409p。第五章 人間の絆 山本亦由氏。党派の内輪意識。ムラ的発想を出ていない。


 

20190506

2019年5月6日
 曇。夕方以降は気温下がる。18℃~22℃。


 『どうころんでも社会科』読了。昆布ロード。水野忠成。調所広郷。富士山1511年・1560年にもにも噴火の記録。

 『苦海浄土』「第二部 神々の村」391p。第四章 花ぐるま 



 

20190505

2019年5月5日
 晴。13℃~25℃。


 『宮沢賢治全集3』502p中断。補遺詩篇Ⅰ。

 「原体剣舞連」のリズム。
 dah.dah.dah.dah.dah-sko-dah-dah.



 清水義範・西原理恵子『どうころんでも社会科』84p。以前似たような本を読んだと思っていたら、「雑学のすすめ」(20160703)だった。知多半島はそんなに田舎か リアス式海岸とは何か ダムとコンビナート

 『苦海浄土』「第二部 神々の村」346p。第三章 ひとのこの世はながくして 第四章 花ぐるま

 構造が同じ。敗訴すらなかった歴史。


 

20190504

2019年5月4日
 晴後雨。午後雷雨。雹も降ったらしい。夕方気温下がる。15℃~24℃。


 『宮沢賢治全集3』475p。装景手記。補遺詩篇Ⅰ。[雨ニモ負ケズ]。

 『苦海浄土』「第二部 神々の村」291p再開~328p。第三章 ひとのこの世はながくして。法的論理に守られた国・会社と国民。








20190503

2019年5月3日
 晴時々曇。日中やや暑い。冷房。12℃~25℃。揉。


 『宮沢賢治全集3』439p。東京。

 『壁』読了。第三部 赤い繭 星新一は似ている。
 「赤い繭」 繭になる過程がハイエロファントグリーン。
 「洪水」 人間液化。
 「魔法のチョーク」 チョークで描かれた世界のアダムとイブ。
 「事業」 人肉ユートピヤ。

 

20190502

2019年5月2日
 雨後晴。午前雨。雷が鳴る。午後は晴れてくる。15℃~24℃。


 『宮沢賢治全集3』428p。東京。宮沢賢治が東京に居続けたら文学の歴史はまた違うものになっていたかもしれない。

 『壁』247p。第二部 バベルの塔の狸 「ファウスト」とか「神曲」とかのパロディ。尻切れトンボ。






20190501

2019年5月1日
 曇後雨。午後ずっと雨。15℃~23℃。


 『宮沢賢治全集3』399p。冬のスケッチ補遺。三原三部。

 『土の中の子供』読了。「蜘蛛の声」。重い。

 『壁』200p。第一部 S・カルマ氏の犯罪 舞台的。漫画的。第二部 バベルの塔の狸 影を盗まれ透明人間。


 

20190428・0429・0430

2019年4月30日
 20190428
 晴。朝寒い。7℃~18℃。諍。

 20190429
 晴後曇。11℃~18℃。

 20190430
 曇時々雨。14℃~18℃。


 『宮沢賢治全集3』362p。冬のスケッチ。

 中村文則『土の中の子供』105p。「土の中の子供」。

 橋本治『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』読了。乱暴な説明だが、内容は大体同意。

 「完結した自分達の世界」の中に住んでいる人達は、自分達の世界の外に、別の価値基準を持つ世界があるとは、考えない。だから、平気で「内側でしか通用しない言語」を、外側に向けて使う。(133p)

 村上春樹『女のいない男たち』読了。(20151003 222pまで再読)。「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」

 無意識のセクハラ。無意識の父権制。自分も知らないうちにやっていること。

 安部公房『壁』109p。第一部 S・カルマ氏の犯罪。カフカ的。宮沢賢治的。20世紀前半の欧米小説に共通祖型。



 

20190427

2019年4月27日
 曇後晴。日中はほぼ曇。

 『宮沢賢治全集3』336p。冬のスケッチ。断章群の魅力。

 『文学2017』読了。
 宮内悠介「カブールの園」 アメリカの日系人。母子の葛藤。
 川上弘美「ビゼンクラゲは大型クラゲ」 母と男と息子。
 島田雅彦「食べられる夢」 世代差。

 『アンボス・ムンドス』読了。「浮島の森」。春夫と潤一郎。「毒童」。「アンボス・ムンドス」。大人の企みは子供に見抜かれていた。

20190426

2019年4月26日
 曇時々雨。霧雨。夕方気温下がる。10℃~21℃。


 『宮沢賢治全集3』308p。原稿断片等の中の短歌。俳句。連句。冬のスケッチ。

 『文学2017』233p。
 荻野アンナ「Credo」。過去の関係を引きずって健康問題、介護問題。

 『アンボス・ムンドス』121p。「怪物たちの夜会」。不倫の末路。


20190425

2019年4月25日
 雨後曇。湿度高い。19℃~24℃。


 『宮沢賢治全集3』278p。原稿断片等の中の短歌。

 『文学2017』221p。
 星野智幸「眼魚」。近未来の予知夢。

 


 

20190424

2019年4月24日
 曇時々雨。昼前雨。夜雨。18℃~21℃。


 『宮沢賢治全集3』266p。書簡中の短歌。

 『文学2017』209p。
 古井由吉「その日暮らし」 過去が多いその日。

 『アンボス・ムンドス』88p。「ルビー」 ホームレスに女。


20190423

2019年4月23日
 晴時々曇。暑く感じる。16℃~23℃。


 『宮沢賢治全集3』256p。雑誌発表の短歌。言葉となって表れるのは遅れたけれど、賢治は早い時期から天才的な発想を持っていたと短歌を読んで思う。その発想を結局のところ言葉で表現し尽くすことができなかった。

 『文学2017』194p。
 円城塔「地獄には河馬」別府で心中。
 横山悠太「アジアの純真」 サジャダと亮太との北京での束の間の交流。 
 岸政彦「ビニール傘」 ちょっと藪の中。

 桐野夏生『アンボス・ムンドス -ふたつの世界-』54p。「植林」 容姿コンプレックス。グリコ森永事件。自信とは根拠がないもの。


 
 

 

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