20190603

2019年6月3日
 曇時々晴。朝は雨がぱらつくが午後晴れてくる。20℃~27℃。

 
 『ローランの歌 狐物語』54p。「ローランの歌」。ローランの義父ガヌロンがローランの勧めでマルシルへの使者となる。ガヌロンはこのことでローランに恨みを抱き、マルシルにローランを殺させようと企む。

 『林修の「今読みたい」日本文学講座』278p。横光利一「機械」再読。以前読んだのより字が大きくて読みやすい。

 マーク・トウェイン 勝浦吉雄訳『マーク・トウェイン自伝(上)』134p。名作裏話にもなっている。




20190602

2019年6月2日
 曇。20℃~25℃。

 
 佐藤輝夫訳『ローランの歌 狐物語』13p。「ローランの歌」。シャルルマーニュのイスパニア遠征。サラゴッサのイスラム王マルシル。マルシルの臣ブランカンドラン。歌に書かれていることと史実とは異なる部分多い。

 林修『林修の「今読みたい」日本文学講座』245p。宮沢賢治「注文の多い料理店」、夏目漱石「夢十夜」「変な音」、芥川龍之介「蜜柑」「猿蟹合戦」「教訓談」、中島敦「山月記」「悟浄歎異-沙門悟浄の手記-」「名人伝」、梶井基次郎「檸檬」「桜の樹の下には」、志賀直哉「小僧の神様」。

20190601

2019年6月1日
 曇。20℃~26℃。


 『日本の詩歌3』読了。河東碧梧桐。続春夏秋冬。新傾向句集。八年間。碧。三昧。ストラヴィンスキーの後半生を想起する。

 『宮沢賢治全集7』読了。「銀河鉄道の夜 初期形第二次稿」「銀河鉄道の夜 初期形第三次稿」「ひのきとひなげし 初期形」。

 『グランド・ブルテーシュ奇譚』読了。
 「マダム・フィルミアーニ」
 「書籍業の現状について」 

20190531

2019年5月31日
 曇。午後にわか雨。20℃~24℃。


 『日本の詩歌3』338p。河東碧梧桐。新俳句。春夏秋冬。奇抜から平易へ。

 『宮沢賢治全集7』476p。異稿。「銀河鉄道の夜 第一次稿」。ラストが教訓じみている。

 『Sudden Fiction 超短編小説70』読了。覚え書。

 オノレ・ド・バルザック 宮下志朗訳『グランド・ブルテーシュ奇譚』170p。 「グランド・ブルテーシュ奇譚」 グランド・ブルテーシュ館に住んでいたメレ婦人の浮気に対するメレ氏の仕打ち。
 「ことづて」 ジュリエットへの。寝取られ夫。
 「ファチーノ・カーネ」 盲目のクラリネットを吹く老人がヴェネチアに残した黄金の夢。
 「マダム・フィルミアーニ」 社交界の花形フィルミアーニ夫人と愛人のオクターヴとオクターブの叔父ド・ブルボンヌ氏。


20190530

2019年5月30日
 曇。18℃~26℃。


 『日本の詩歌3』328p。高浜虚子。六百五十句。長大なフィナーレ。河東碧梧桐。新俳句。

 『宮沢賢治全集7』460p。異稿。「連れていかれたダァリヤ」「フランドン農学校の豚」「ポランの広場」。

 『Sudden Fiction 超短編小説70』506p。ルーカス・クーパー、アーネスト・ヘミングウェイ、スチュアート・ダイベック、フランソワ・カモワン、マイケル・プレモンズ、チェット・ウィリアムソン、フィールディング・ドーソン、トム・ウェイレン、ジョージ・ギャレット、バーバラ・L・グリーンバーグ、ジョー・ディヴィッド・ベラミー、ポール・ミレンスキー、シャリン・レイフィールド、ジェームズ・B・ホール、ラッセル・バンクス、ロン・カールソン、ロブリー・ウィルソン・ジュニア、サンドラ・J・コランキーウィッツ、レナード・マイケルズ、ロバート・ケリー、リディア・デイヴィス、ゴードン・ジャクソン、パット・ルーシン、フィリップ・F・オコナー、チャールズ・ジョンソン、デイヴィッド・オーダン、バリー・キャラハン、クレイグ・マクガーヴィー、ジェイン・アン・フィリップス、スティーヴン・ディクソン、ロルフ・イングヴィ、ゲーリー・ギルドナー、マリリン・クライスル、バーナード・マラマッド。覚え書。伝統。

 明るい話がほぼない。老年期の山々。覚え書が一番難解。

20190529

2019年5月29日
 雨後曇。朝方まで雨。日中曇。夕方雨。19℃~25℃。


 『日本の詩歌3』304p。高浜虚子。六百五十句。

 『宮沢賢治全集7』403p。「風の又三郎」。九月一日~十二日。「ひのきとひなげし」。「セロ弾きのゴーシュ」再読。異稿。「畑のへり」「蛙の消滅」。

 『Sudden Fiction 超短編小説70」278p。レイ・ブラッドベリー、フレッド・チャペル、スティーヴン・シュッツマン、テネシー・ウィリアムズ、H・E・フランシス、パメラ・ぺインター、マーク・ストランド、ウィリアム・ピーデン、ジョイス・キャロル・オーツ、ラッセル・エドソン、ジョン・ルルー。

 離婚のこと、離婚している設定が多い。

 


 


 

20190528

2019年5月28日
 曇。午後雨ぱらつく。南西の風強い。21℃~28℃。


 『日本の詩歌3』296p。高浜虚子。六百五十句。

 『宮沢賢治全集7』310p。「ポラーノの広場」センダード。「銀河鉄道の夜」再読。絨毯のように丸められる捕えられた鷺はお菓子の味がする。つげ義春の夢的。「風の又三郎」再読。一郎は「十五少年漂流記」のゴードンとかぶるものがある。小学生時代の1歳差はとてつもなく大きい。


 
 

 

 

20190527

2019年5月27日
 晴。朝から暑い。21℃~32℃。


 『日本の詩歌3』287p。高浜虚子。五百五十句。

 『宮沢賢治全集7』164p。「ポラーノの広場」再読。モリーオ市。

 ロバート・シャパード/ジェームズ・トーマス編 村上春樹/小川高義訳『Sudden Fiction 超短編小説70』204p。グレイス・ペイリー/アルトゥーロ・ヴィヴァンテ/バリー・ハナ/ドナルド・バーセルミ/ジョン・チーヴァー/ジェーン・マーティン/ベル・コーフマン/ロイ・ブラウント・ジュニア/リチャード・ブレッシング/ジョン・アプダイク/ロバート・フォックス/ジェームズ・スティル/チャールズ・バクスター/エリザベス・タレント/ゴードン・リッシュ/メアリ・ロビソン/ピーター・テイラー/マックス・アップル/ラングストン・ヒューズ/レイモンド・カーヴァー/リンダ・セクソン/トバイアス・ウルフ/T・コラゲッサン・ボイル/ジャック・マシューズ。

 全然意味のわからないものが時々ある。文化が違う。



20190526

2019年5月26日
 晴時々曇。19℃~32℃。


 『日本の詩歌3』274p。高浜虚子。五百五十句。

 『宮沢賢治全集7』153p。「蛙のゴム靴」「まなづるとダァリヤ」「フランドン農学校の豚」。容赦がない。逆の展開の「シャーロットのおくりもの」を思い出す。

 『ライ麦畑でつかまえて』読了。トム・ソーヤー的なもの。妹フィービーの愛。アントリーニ先生に対する警戒は間違っていないとは思う。ホールデンのまま来てしまった、あるいは来ることができた。 

20190525

2019年5月25日
 晴。ぎらつく。18℃~32℃。諍。髪。


 『日本の詩歌3』263p。高浜虚子。五百句。

 『宮沢賢治全集7』109p。「月夜のけだもの」。「猫の事務所」の最後に登場する獅子。「マリヴロンと少女」。

 三島由紀夫『命売ります』読了。羽仁男は新聞広告上で自分の命を売り出す。ACS。性酷薄な感じ。

 『ライ麦畑でつかまえて』128p。進まず。兄弟げんかをした時に、顔は殴らないという謎ルールをつくったことを思い出す。

20190524

2019年5月24日
 晴。夏的暑さ。17℃~30℃。


 『日本の詩歌3』255p。長塚節。高浜虚子。「五百句」。北條民雄の「いのちの初夜」(「癲院記録」)に高浜虚子の講演を聞いて、特にすごいことを話しているわけではないのに印象深かったことを書いていたけれど、俳句の達人ならではの言葉の味わいがあったのだろうと思った。

 『宮沢賢治全集7』93p。「洞熊学校を卒業した三人」残酷童話。「畑のへり」。歯が七十枚ある幽霊。

 『地底旅行』読了。地底の海。骨の原。原始人。ストロンボリ。ハンス川の不思議。荒唐無稽だけれど今読んでも面白い。海竜の争いは怪獣映画と繋がっているのだろう。

 『ライ麦畑でつかまえて』125p。寮。同室のストラドレーターと隣のアクリー。「アフリカの日々」。片思いをしているジェーンにストラドレーターが手を出そうとしていることに怒るが、ぶん殴られる。ニューヨークへ。エドモンドホテル。紫の間。田舎者女。兄のD・Bと妹のフィービー。

 



 

 

20190523

2019年5月23日
 晴。暑さ。明日はもっと暑い。16℃~27℃。


 『日本の詩歌3』242p。長塚節。

 ジュール・ベルヌ 石川湧訳『地底旅行』163p。小学生の時、子供向け版を読んで感想文を書いた。ハンブルクからコペンハーゲン、フェロー諸島を経てアイスランドを行く。スネッフェルス山の噴火口から地底旅行へ。アクセルが少年ではないことに驚く。

 ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー 野崎孝訳『ライ麦畑でつかまえて』28p。今頃読む。ホールデンはペンシー高校を退学。スペンサー先生に別れの挨拶。




 

20190522

2019年5月22日
 晴。日差し強い。15℃~25℃。


 『日本の詩歌3』232p。長塚節。

 『宮沢賢治全集7』69p。「或る農学生の日誌」「なめとこ山の熊」。

 『永遠の夫』読了。トルソーツキーは五等官ザフレビーニンの六女ナジェージダと婚約騒ぎ。ヴェチャーニノフも巻き込まれる。ザフレビーニンの8人の娘と友人たちの遊び。モテ男と非モテ男の落差。失敗。未遂。トルソーツキーはどこまでいっても永遠の夫。



20190521

2019年5月21日
 雨後曇。午前中激しい雨。南風強い。午後止んでくる。19℃~22℃。


 『日本の詩歌3』224p。長塚節。

 『宮沢賢治全集7』38p。「税務署長の冒険」。

 『オリーヴ・キタリッジの生活』読了。
 「川」。良いラスト。短篇を繋いで描き出されるエゴイスト、オリーヴの生涯。

 『永遠の夫』130p。トルソーツキーの娘リーザ。トルソーツキーの妻ナターリヤとヴェチャーニノフとの不倫破局の後に生まれた娘。ナターリヤの別の間男バガウートフ。四角関係。

20190520

2019年5月20日
 曇後雨。昼スコール的雨。午後何とかもつ。18℃~25℃。


 『日本の詩歌3』218p。長塚節。鍼のごとく。

 『オリーヴ・キタリッジの生活』413p。
 「冬のコンサート」「チューリップ」「旅のバスケット」「瓶の中の船」「セキュリティ」「犯人」

 オリーヴは自分の身近な人間と自分に似ている。

 フォードル・ドストエフスキー 千種堅訳『永遠の夫』60p。ペテルブルグに住まう憂鬱症のヴェリチャーニノフは、かつてT市で知り合ったトルソーツキーに遭遇。



20190519

2019年5月19日
 曇時々晴。19℃~25℃。


 『宮沢賢治全集3』読了。補遺詩篇Ⅱ。

 『日本の詩歌3』206p。長塚節。先を読むのがつらい。

 『日本の名著28 頼山陽』読了。「日本外史」。徳川氏前記 織田氏下。「日本外史」論文補遺。北条氏序論。北条氏論賛。足利氏論賛。後北条・武田・上杉・毛利四氏序論。後北条氏論賛。毛利氏論賛。豊臣氏論賛。徳川氏論賛。三国志など引用。日本列島を、東日本・上半身、近畿・腰、中国・足と例える。




20190518

2019年5月18日
 曇。17℃~25℃。諍。


 『宮沢賢治全集3』642p。「歌稿」異稿。

 玉髄のちさきかけらをひろひつつふりかへり見る山すその紺                                       (637p)

 『日本の詩歌3』202p。長塚節。病中雑詠其二。我が病以下九首。涙が出る。

 『ナニカアル』読了。野口・松本。憲兵の威圧。謙太郎の本音。妊娠。もらい子。

 『日本の名著28 頼山陽』439p。「日本外史」。徳川氏前記 織田氏下。信長の子孫についても。
 
 エリザベス・ストラウト 小川高義訳『オリーヴ・キタリッジの生活』206p。
「薬局」「上げ潮」「ピアノ弾き」「小さな破裂」「飢える」「別の道」。連続短編集のような長編。

20190517

2019年5月17日
 晴時々曇。16℃~25℃。


 『宮沢賢治全集3』634p。歌曲。異稿。「歌稿」異稿。

 『日本の詩歌3』196p。長塚節。

 『ナニカアル』337p。芙美子と謙太郎。原稿。ボルネオ。バンジェルマシン。金原農園。謙太郎が来る。マカッサル。

 『日本の名著28 頼山陽』399p。「日本外史」。徳川氏前記 織田氏上。序破急の流れ。


20190516

2019年5月16日
 晴。17℃~25℃。


 『宮沢賢治全集3』604p。補遺詩篇Ⅱ。生前発表童謡。エスペラント詩稿。歌曲。「餓鬼陣営」。

 『日本の詩歌3』187p。長塚節。東歌の復活。

 『ナニカアル』261p。昭和17年ジャワ従軍時と昭和18年の東京が交錯。窪川稲子らとの交流。久米正雄との確執。

 『日本の名著28 頼山陽』369p。「日本外史」。足利氏後記 武田氏 上杉氏。甲州流・越後流。論賛のところは司馬遷風。



20190515

2019年5月15日
 曇時々晴。17℃~23℃。


 『宮沢賢治全集3』567p。補遺詩篇Ⅱ。〔それでは計算いたしませう〕。春。水星少女歌劇団一行。花鳥図譜、八月、早池峯山山巓。

 『日本の詩歌3』181p。長塚節。長塚節歌集。子規、佐千夫より良い印象。

 『ワセダ三畳青春記』読了。下宿を出る日。

 桐野夏生『ナニカアル』92p。林芙美子。戦中。

 『日本の名著28 頼山陽』358p。新田氏正記 新田氏。足利氏後記 武田氏 上杉氏。神君つながり。講談の匂い。







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