雑記
2011年7月6日 和歌山でM5があったけれど、中央構造線からはずれているし、海溝がらみでもなさそうなので、あんまりびびらなくてもいいのでは。。。
3月・4月は原発事故やら311の余震やら、いわき北茨城の内陸地震やらでびびっていたけれど、とにかく先がみえない不安が全面にあった。時間がたって様々な情報が入ってきて、収束具合が見えてくると、さほど情報を集めていないけれども、何となく何が怖いのかがある程度見えてきた。不安な面はあるけれど、不安の形が見えてきた。これは大きいことだ。
いわき北茨城の内陸地震は、311地震以降のこの付近の重力異常でだいぶ説明がつきそうだ。そして、あれだけの数の地震が起こって、いわき近辺はその力をかなり解放したのではと思う。一方で、重力異常がありながら依然として地震がほとんど起こっていないふたばだんそう周辺はまだ不安が残る。
しかし、ぶーげー異常の地図を見る限り、ふたばだんそうが全体的に動くということはなさそうだ。そして、今すぐただちに起こるというものでもないような気がする。週単位月単位だけではなく、年単位でも見ていく気の長い作業になりそうな気がする。事故の後始末が何十年単位になりそうなことを考えると、その不安を継続的に意識しないといけないが…。
3月・4月は原発事故やら311の余震やら、いわき北茨城の内陸地震やらでびびっていたけれど、とにかく先がみえない不安が全面にあった。時間がたって様々な情報が入ってきて、収束具合が見えてくると、さほど情報を集めていないけれども、何となく何が怖いのかがある程度見えてきた。不安な面はあるけれど、不安の形が見えてきた。これは大きいことだ。
いわき北茨城の内陸地震は、311地震以降のこの付近の重力異常でだいぶ説明がつきそうだ。そして、あれだけの数の地震が起こって、いわき近辺はその力をかなり解放したのではと思う。一方で、重力異常がありながら依然として地震がほとんど起こっていないふたばだんそう周辺はまだ不安が残る。
しかし、ぶーげー異常の地図を見る限り、ふたばだんそうが全体的に動くということはなさそうだ。そして、今すぐただちに起こるというものでもないような気がする。週単位月単位だけではなく、年単位でも見ていく気の長い作業になりそうな気がする。事故の後始末が何十年単位になりそうなことを考えると、その不安を継続的に意識しないといけないが…。
雑記
2011年7月3日 双葉断層南延部で何回か小さな揺れ。これらが継続するのなら今後注意しないといけない。
毎日病院。疲労感。
弟がTVに出たようだが、見逃してしまった。
追記 南延部付近の揺れは治まる。何度かこういう状態が続いてきたが、いわきのような事態にはならないのが不思議なことだ。
毎日病院。疲労感。
弟がTVに出たようだが、見逃してしまった。
追記 南延部付近の揺れは治まる。何度かこういう状態が続いてきたが、いわきのような事態にはならないのが不思議なことだ。
雑記
2011年7月2日 とめはね8巻。曲者そうな新入生が入ってきてますます面白くなりそう。アフタヌーン。ヒストリエの展開の遅さは相変わらず。二瓶勉は、ブラムの時のようにもっと無機質的なのに戻った方がいいなと思う。天地明察は面白くなりそう。原作を探したけれど、まだ文庫になってないのね。。
今年に入ってから、ドヴォルザークの1番・3番ばかり頭の中を流れていたけれど、いい加減違う曲を聴こう。
プロコフィエフの交響的協奏曲は、今聴いても傑作だと思う。プロトタイプのチェロ協奏曲の方はちょっと微妙だ。プロコフィエフの曲は、下手すれば軽薄ですごくくだらなく薄っぺらいものになりそうなのに、その手前で曲芸的に軽やかに流れていくような趣がある。
今年に入ってから、ドヴォルザークの1番・3番ばかり頭の中を流れていたけれど、いい加減違う曲を聴こう。
プロコフィエフの交響的協奏曲は、今聴いても傑作だと思う。プロトタイプのチェロ協奏曲の方はちょっと微妙だ。プロコフィエフの曲は、下手すれば軽薄ですごくくだらなく薄っぺらいものになりそうなのに、その手前で曲芸的に軽やかに流れていくような趣がある。
雑記
2011年6月30日 松本で地震。M5.4。6月上旬に危険度が上がったと報じられたごふくじ断層近く。長野新潟県境やいわき北茨城のと比較すると今のところピンポイントで起きている模様。同じように危険度が上がったとされる立川断層と双葉断層は今後どうなるのか気になるところだ。
立川断層は今のところすぐにでも起きるという兆候はなさそうだ。しかし、小さな地震は時折あるので、注意していくのに越したことはない。双葉断層は、そのものよりも南延に連続する断層の方が気がかりだ。ただし、ここもすぐにでも揺れるという感じではない。
311の震源域は以前と比べると、全体的な連動という感じではなく、幾つかの特定の場所ごとにブロック化しているようにも見える。311地震そのものは収束していっていることは間違いないのだけれど、未だにM5クラスの地震が普通に起こるのだから、時々M6、M7のものが来る可能性は否定できない。ただ、もうやみくもに恐れる時期は去った。原発災害でも言われていたけれど、地震に関しても正しく落ち着いて恐れることが大事だと思う。
前兆現象とされる発光現象や微振動、地響きなどは、今日のように雷の多い日などは全くあてにならない。おそらくこれらのほとんどは、雷由来によるものが圧倒的に多いはずだ。一部ブログで微振動を取り上げているけれど、これに関してはあたかも川砂から一粒の砂金を取り出すような、地震由来以外の膨大なノイズを取り去る作業が不可欠なはずなのだが、安易に用い過ぎだし主観的すぎる。
微振動に関しては、やはりMESO-netのデータが一般にも目に見える形で提示されているという点において、一番ましかなと思う。ちなみに今はどの地点もほぼ平行線だ。
http://wwwmeso.eri.u-tokyo.ac.jp/realtime/
立川断層は今のところすぐにでも起きるという兆候はなさそうだ。しかし、小さな地震は時折あるので、注意していくのに越したことはない。双葉断層は、そのものよりも南延に連続する断層の方が気がかりだ。ただし、ここもすぐにでも揺れるという感じではない。
311の震源域は以前と比べると、全体的な連動という感じではなく、幾つかの特定の場所ごとにブロック化しているようにも見える。311地震そのものは収束していっていることは間違いないのだけれど、未だにM5クラスの地震が普通に起こるのだから、時々M6、M7のものが来る可能性は否定できない。ただ、もうやみくもに恐れる時期は去った。原発災害でも言われていたけれど、地震に関しても正しく落ち着いて恐れることが大事だと思う。
前兆現象とされる発光現象や微振動、地響きなどは、今日のように雷の多い日などは全くあてにならない。おそらくこれらのほとんどは、雷由来によるものが圧倒的に多いはずだ。一部ブログで微振動を取り上げているけれど、これに関してはあたかも川砂から一粒の砂金を取り出すような、地震由来以外の膨大なノイズを取り去る作業が不可欠なはずなのだが、安易に用い過ぎだし主観的すぎる。
微振動に関しては、やはりMESO-netのデータが一般にも目に見える形で提示されているという点において、一番ましかなと思う。ちなみに今はどの地点もほぼ平行線だ。
http://wwwmeso.eri.u-tokyo.ac.jp/realtime/
雑記
2011年6月27日 今回の震災で自分がライフワークにしようと考えていた主要な部分は頓挫することとなった。しかし、一方でくだらないことに時間を費やして、その作業に向かう時間を無駄にしていたことに対する大きな戒めにもなった。自分のできる作業など本当にちっぽけなもので、時間も限られている。残された可能性に向けて猛進するしかないと思う。
雑記
2011年6月26日 いろいろと疲労することが多かった。ここのところやや関西弁アレルギーだ。。。
23日に岩手沖でM6.7があって、これまでの震源域からややずれていたので注目していたのだが、311のように後に大きな余震が続かなかったのでひとまずほっとしたところだ。311地震が起こった周辺域では今後もこういう外側の揺れがちょくちょく起こるのだろうなと思う。
ここのところ、認識を改めたのはいわき北茨城の群発地震で、単純な活断層による地震ではなく、もっと面的に動いているようだということを感じた。以前しつこく書いてきた赤井断層とかよしまの隆起帯というのは表層的なものであって、より全体的にみていかないといけないと思った。
ふたば断層あたりも今日明日にでも動くという感じではなさそうだ。むしろ、岩手以北~浦河沖あたりがやや騒がしくなったか。
げんぱつの煙うんぬんが不安だという話をよく聞くが、あれのほとんどは水蒸気だと思う。この時期は、海からの霧が結構すごい勢いで来る。晴れていても、風向き次第で突然あっという間に霧がたちこめるというのはよくあることだった。もちろん、3・4号機はいつも煙が出ているようだし、建屋の壊れ具合も気になるところだが、煙が出たからすぐさいりんかいだと騒ぐのは良くないと思う。そういうことばかり騒ぎ立てるブログをちらほら見るが、本当にそうなってしまうことを期待しているようにしか思えない。多分そのブログを書いている人が現実に行き詰まりを感じている現れなのだろう。
23日に岩手沖でM6.7があって、これまでの震源域からややずれていたので注目していたのだが、311のように後に大きな余震が続かなかったのでひとまずほっとしたところだ。311地震が起こった周辺域では今後もこういう外側の揺れがちょくちょく起こるのだろうなと思う。
ここのところ、認識を改めたのはいわき北茨城の群発地震で、単純な活断層による地震ではなく、もっと面的に動いているようだということを感じた。以前しつこく書いてきた赤井断層とかよしまの隆起帯というのは表層的なものであって、より全体的にみていかないといけないと思った。
ふたば断層あたりも今日明日にでも動くという感じではなさそうだ。むしろ、岩手以北~浦河沖あたりがやや騒がしくなったか。
げんぱつの煙うんぬんが不安だという話をよく聞くが、あれのほとんどは水蒸気だと思う。この時期は、海からの霧が結構すごい勢いで来る。晴れていても、風向き次第で突然あっという間に霧がたちこめるというのはよくあることだった。もちろん、3・4号機はいつも煙が出ているようだし、建屋の壊れ具合も気になるところだが、煙が出たからすぐさいりんかいだと騒ぐのは良くないと思う。そういうことばかり騒ぎ立てるブログをちらほら見るが、本当にそうなってしまうことを期待しているようにしか思えない。多分そのブログを書いている人が現実に行き詰まりを感じている現れなのだろう。
雑記
2011年6月19日 久々に弟と電話で話す。雑多な内容。そんな中、地震の前兆現象について話が及んだ。弟の話では、2008年の岩手内陸地震の直前、交通量の多い国道でやたら猫の轢死体を見ることがあってその異様さに驚いていたら、地震がきたそうだ。
今回の311では、直前に国道を走る機会がなかったので同じようなことが起こったかどうか確認することはできなかったと言っていた。しかし、弟の義父が畑にやたらモグラがいるのに気づいてびっくりしたという話を後になって聞いたそうだ。やはり動物の異常というのはいろいろ現れるのだなと思った。
自分は、残念ながら地震前の動物の宏観異常を見たことがない。猫だったら、先週轢死体を一匹と、自分が乗っていた自転車の前を轢かれる寸前で横切ったのを一匹みたけれど、先週は関東南部で大きな地震は起きなかった。個人的には、猫については何とも言えないなという感想だ。
今回の311では、直前に国道を走る機会がなかったので同じようなことが起こったかどうか確認することはできなかったと言っていた。しかし、弟の義父が畑にやたらモグラがいるのに気づいてびっくりしたという話を後になって聞いたそうだ。やはり動物の異常というのはいろいろ現れるのだなと思った。
自分は、残念ながら地震前の動物の宏観異常を見たことがない。猫だったら、先週轢死体を一匹と、自分が乗っていた自転車の前を轢かれる寸前で横切ったのを一匹みたけれど、先週は関東南部で大きな地震は起きなかった。個人的には、猫については何とも言えないなという感想だ。
雑記
2011年6月18日 いわき北茨城の地震に関して、このブログが非常に参考になると思った。
http://aerograv.cocolog-nifty.com/sa3d/
理系に疎い自分でも図が沢山載っていて、理屈でわからなくても何となくイメージがつかめる。いわき北茨城の地震が単純に断層由来というのではなく、あの辺全体が面的に様々に圧力を受けて揺れていて、結果的にその一部が地表の断層という形で現れているのだなということを理解できた。
少なくとも、自分が当初考えていた様々な断層が動いているというだけの話ではなさそうだ。
今日の記事は、さらに興味深いことに双葉断層周辺域の構造解析に関して提言している。政府・T電あたりはそれこそこのブログ主の方にひれ伏してお願いすべき重要な作業だと思う。
ネット上でみれるファイルで、双葉断層や井戸沢断層に関してT電などが調査した報告がある。
(RDF注意)
井戸沢・八茎・二ツ箭・福島盆地西縁断層
http://www.nsc.go.jp/shinsa/shidai/touden_fukushima/3/siryo3.pdf
双葉断層南端延長
http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/107/3/1/016/16-2-1-3.pdf
双葉断層南端延長部(保安院)
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/taishin_godo_WG1/taishin_godo_WG1_14/ssiryo1.pdf
双葉断層
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/katsudansou_2-3-3-1.pdf
かなり詳細に調査をしているようであるが、一方で落とし穴もあるように思う。特に感じるのは、トレンチ掘りをした調査の少なさと調査範囲の狭さだ。4月の地震後に行われた井戸沢断層や湯ノ岳断層の調査では、これらの断層そのものではなく、これらの断層に平行する場所またはややずれた場所で変異が生じていたことが明らかになっている。双葉断層のような人工衛星でも明確にわかるほど大規模な断層は、一本だけ断層線があるのではなく、幾筋にもわたって存在していると思う。
(PDF注意)
http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201103_tohoku/fukushimahamadoori/
http://www.pwri.go.jp/jpn/news/2011/0313/img/yoshin.pdf
http://www.pwri.go.jp/jpn/news/2011/0313/img/yoshin2.pdf
それから、今回の地震で八茎断層あたりが揺れているのを見て思ったことだが、双葉断層およびその南延断層は長大だからこそ、その全てが一度に動くのではなく、いくつかに分断されていてその分断された場所のみが動く可能性があるということだ。たとえるのなら、歯が並んでいるようなもので、そのうちの一本が抜けてしまってもまわりの歯は残るようなものだ。
双葉断層とされている範囲は、相馬市から南相馬市にかけての約37kmの範囲であるが、その北には相馬断層といわれているものがそのまま延長し、南にも末続まで延々と延びる断層帯がある。本来これらの断層は一括すべきものなのだろうが、変な位置で分類されていることに作為的なものを感じる。背後にいろいろどろどろしたものがあることを考えると胸糞が悪い。
一方では、八茎断層付近は揺れているのに、その北の鬼太郎山西断層や畑川断層はほとんど揺れていないように、双葉断層およびその南北断層も、あたかも歯のように幾つかに分断されているのだと思う。
ただし、断層はあくまで地表で確認できるものだけであり、地中では目に見えない様々な圧力・重力があたかも歯周病菌のように蠢いている。いわき北茨城あたりは、菌でその辺りの歯が皆ぐらぐらになってしまった状態で、双葉断層あたりも菌がはびこっているが、これまではどういう理由かはわからないものの少なくともぐらぐらしてはいないようだ。
大雑把に考えるなら、ぐらぐらするしないの違いは、Hi-netの記録を見ると311地震を起こした震源域にひっかかっているかいないかの差によるものだろう。個人的に、福島沖震源地震の位置というのが、今後双葉断層が動くかどうかを考える上で重要なカギになりそうだと思っている。
ここまで書いたことは、どうしようもないくらい論理の飛躍があって、妄想の類と言われるべきものだ。しかし、ここ最近痛感することは様々な研究が進歩すればするほど、分野が細分化され、全体像を鳥瞰することが困難になっていくことだ。精度の高い「深い」研究は、その広がりがみえにくくなり、広がりだけを求めていこうとすれば、その「深さ」を推し量ることが難しくなる。広さと深さを連携しようとすれば、ややもすると縦割り意識というか、その狭いジャンルごとの研究者の縄張り意識のようなものに邪魔されたりもする。
地震予知を妨げているのは、研究が細分化されすぎて、マキシマムに向かう視点が足りないからではと邪推してしまう。それぞれの手法に基づく研究は盛んなのだが、いかんせんその答えにたどり着くまでには至らない。その手法によって導きだされた結論で終わってしまい、本当に向かうべき答えに対しては、根拠がないために曖昧にせざるを得ない。しかし、今の時期ほど根源論・本質論が求められている時期はないと思う。今の方法論では明確な結論が出せなくとも、自分のような一般人よりも情報・知識を持っている研究者が根源・本質に向かって類推し、その予想図を広く公開する必要があると考える。
http://aerograv.cocolog-nifty.com/sa3d/
理系に疎い自分でも図が沢山載っていて、理屈でわからなくても何となくイメージがつかめる。いわき北茨城の地震が単純に断層由来というのではなく、あの辺全体が面的に様々に圧力を受けて揺れていて、結果的にその一部が地表の断層という形で現れているのだなということを理解できた。
少なくとも、自分が当初考えていた様々な断層が動いているというだけの話ではなさそうだ。
今日の記事は、さらに興味深いことに双葉断層周辺域の構造解析に関して提言している。政府・T電あたりはそれこそこのブログ主の方にひれ伏してお願いすべき重要な作業だと思う。
ネット上でみれるファイルで、双葉断層や井戸沢断層に関してT電などが調査した報告がある。
(RDF注意)
井戸沢・八茎・二ツ箭・福島盆地西縁断層
http://www.nsc.go.jp/shinsa/shidai/touden_fukushima/3/siryo3.pdf
双葉断層南端延長
http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/107/3/1/016/16-2-1-3.pdf
双葉断層南端延長部(保安院)
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/taishin_godo_WG1/taishin_godo_WG1_14/ssiryo1.pdf
双葉断層
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/katsudansou_2-3-3-1.pdf
かなり詳細に調査をしているようであるが、一方で落とし穴もあるように思う。特に感じるのは、トレンチ掘りをした調査の少なさと調査範囲の狭さだ。4月の地震後に行われた井戸沢断層や湯ノ岳断層の調査では、これらの断層そのものではなく、これらの断層に平行する場所またはややずれた場所で変異が生じていたことが明らかになっている。双葉断層のような人工衛星でも明確にわかるほど大規模な断層は、一本だけ断層線があるのではなく、幾筋にもわたって存在していると思う。
(PDF注意)
http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201103_tohoku/fukushimahamadoori/
http://www.pwri.go.jp/jpn/news/2011/0313/img/yoshin.pdf
http://www.pwri.go.jp/jpn/news/2011/0313/img/yoshin2.pdf
それから、今回の地震で八茎断層あたりが揺れているのを見て思ったことだが、双葉断層およびその南延断層は長大だからこそ、その全てが一度に動くのではなく、いくつかに分断されていてその分断された場所のみが動く可能性があるということだ。たとえるのなら、歯が並んでいるようなもので、そのうちの一本が抜けてしまってもまわりの歯は残るようなものだ。
双葉断層とされている範囲は、相馬市から南相馬市にかけての約37kmの範囲であるが、その北には相馬断層といわれているものがそのまま延長し、南にも末続まで延々と延びる断層帯がある。本来これらの断層は一括すべきものなのだろうが、変な位置で分類されていることに作為的なものを感じる。背後にいろいろどろどろしたものがあることを考えると胸糞が悪い。
一方では、八茎断層付近は揺れているのに、その北の鬼太郎山西断層や畑川断層はほとんど揺れていないように、双葉断層およびその南北断層も、あたかも歯のように幾つかに分断されているのだと思う。
ただし、断層はあくまで地表で確認できるものだけであり、地中では目に見えない様々な圧力・重力があたかも歯周病菌のように蠢いている。いわき北茨城あたりは、菌でその辺りの歯が皆ぐらぐらになってしまった状態で、双葉断層あたりも菌がはびこっているが、これまではどういう理由かはわからないものの少なくともぐらぐらしてはいないようだ。
大雑把に考えるなら、ぐらぐらするしないの違いは、Hi-netの記録を見ると311地震を起こした震源域にひっかかっているかいないかの差によるものだろう。個人的に、福島沖震源地震の位置というのが、今後双葉断層が動くかどうかを考える上で重要なカギになりそうだと思っている。
ここまで書いたことは、どうしようもないくらい論理の飛躍があって、妄想の類と言われるべきものだ。しかし、ここ最近痛感することは様々な研究が進歩すればするほど、分野が細分化され、全体像を鳥瞰することが困難になっていくことだ。精度の高い「深い」研究は、その広がりがみえにくくなり、広がりだけを求めていこうとすれば、その「深さ」を推し量ることが難しくなる。広さと深さを連携しようとすれば、ややもすると縦割り意識というか、その狭いジャンルごとの研究者の縄張り意識のようなものに邪魔されたりもする。
地震予知を妨げているのは、研究が細分化されすぎて、マキシマムに向かう視点が足りないからではと邪推してしまう。それぞれの手法に基づく研究は盛んなのだが、いかんせんその答えにたどり着くまでには至らない。その手法によって導きだされた結論で終わってしまい、本当に向かうべき答えに対しては、根拠がないために曖昧にせざるを得ない。しかし、今の時期ほど根源論・本質論が求められている時期はないと思う。今の方法論では明確な結論が出せなくとも、自分のような一般人よりも情報・知識を持っている研究者が根源・本質に向かって類推し、その予想図を広く公開する必要があると考える。
雑記
2011年6月13日 ようやく容態が安定したので、家に戻る。消耗する。
福島北茨城沿岸の地震が気になる。いわき内陸地震の方は収まってきてはいるのは、いいことだが。。。
先週末、大叔母(祖母の姉)が亡くなる。避難先で肺炎を起こしたとのこと。間接的だが、今回の震災の犠牲者ということになるだろう。享年91。ご冥福をお祈りする。
福島北茨城沿岸の地震が気になる。いわき内陸地震の方は収まってきてはいるのは、いいことだが。。。
先週末、大叔母(祖母の姉)が亡くなる。避難先で肺炎を起こしたとのこと。間接的だが、今回の震災の犠牲者ということになるだろう。享年91。ご冥福をお祈りする。
雑記
2011年6月6日 落ち着いた一日だった。今後、大きなのがきたとしても、パニックになる必要はない。自分が住んでいるところは震度5強だったけれど、茶碗が2つ割れただけだった。ガスは震度5弱以上になると自動的に元栓が止まるようになっており、今回もきちんと機能した。築30年の実家は震度6強の揺れでさすがに戸棚や本棚の中のものは落下、あるいは棚ごと倒れたものの、倒壊はせず、瓦も落ちなかった。揺れた時に迅速に倒壊物から身を避けることと、火災に気をつければ、自分の場合は大丈夫だと思う。建物自体が倒壊したらあきらめるしかないけれど、その時はその時だ。
これまで地震が怖い、怖いと書いてきたけれど、本当に怖いのは、原発が更なる津波や揺れで建屋が倒壊することのみといってよい。だから、いわき北茨城の地震に固執していた。今のところ双葉断層帯および畑川破砕帯はほとんど動いていない。これらのすぐ南にある八茎断層はある程度動いているようだが、そこで止まっている。この辺の断層というのは、断層そのものではなく、その下にある大陸プレートの動きにかなり左右されているようだ。311地震の震源に近いかそうでないかで、違いが生まれていると思う。今のところ、内陸の地震よりも、アウターライズ地震などによる津波の危険性が、一番怖いと思っている。
気象庁とかお上があいまいなことしか教えてくれないので、自分の知識の及ぶ範囲で勝手に地震注意報を自分で決めて備えているというスタンスだ。
地震じゃないこと
2600。生着ほぼ確定。慶事。
これまで地震が怖い、怖いと書いてきたけれど、本当に怖いのは、原発が更なる津波や揺れで建屋が倒壊することのみといってよい。だから、いわき北茨城の地震に固執していた。今のところ双葉断層帯および畑川破砕帯はほとんど動いていない。これらのすぐ南にある八茎断層はある程度動いているようだが、そこで止まっている。この辺の断層というのは、断層そのものではなく、その下にある大陸プレートの動きにかなり左右されているようだ。311地震の震源に近いかそうでないかで、違いが生まれていると思う。今のところ、内陸の地震よりも、アウターライズ地震などによる津波の危険性が、一番怖いと思っている。
気象庁とかお上があいまいなことしか教えてくれないので、自分の知識の及ぶ範囲で勝手に地震注意報を自分で決めて備えているというスタンスだ。
地震じゃないこと
2600。生着ほぼ確定。慶事。
雑記
2011年6月5日 汚染地図第2弾の放送、30分は短かったと思う。前半にかなり専門的なことが並び咀嚼しきれなかった。しかし、1地区1軒単位で細かくみていくやり方は大事だと思った。
病院。1600に上がる。表情が日に日に豊かになっていくのがわかる。
地震。いわき北茨城が昨日よりは治まったかと思いきや、夕方からみずいしやまあたりがぐらぐらしている。関東は一昨日昨日よりはだいぶ静かになった感じだ。あえて書くなら、東京湾の北東側震源の地震が若干多いという感じか。
病院。1600に上がる。表情が日に日に豊かになっていくのがわかる。
地震。いわき北茨城が昨日よりは治まったかと思いきや、夕方からみずいしやまあたりがぐらぐらしている。関東は一昨日昨日よりはだいぶ静かになった感じだ。あえて書くなら、東京湾の北東側震源の地震が若干多いという感じか。
雑記
2011年6月4日 地震じゃないこと
1000まで上がる!このまま寛解へ向かってほしいものだ。。
地震のこと
島根の地震にはちょっとびっくりする。ただ、その後あまり続きがないのは幸いだと思う。
今日の午前中は、のんびり洗濯をしながらMeSO-netを見ていた。時々、このサイトはチェックしているのだが、大体は平行線のままだ。地震があった直後などは、微妙に振幅がある。
http://wwwmeso.eri.u-tokyo.ac.jp/realtime/
午前中は、3地点(茨城・千葉・東京)ともずっと振幅があったのでびびる。揺れ幅が時々同じような時があったので、連動しているものを含んでいそうだ。わずかな揺れだけれど、これだけの範囲を揺らすのだから相当なパワーだと思う。
よくわからないけれど、内陸の浅い地震はこういう微振動に影響されることもあるのではないかと思う。
今は、3地点ともほぼ収まっている。
KiK-netを見ていて、黄緑の範囲が自分の住んでいるところまで及んでくると、わずかに家の電灯スイッチのひもが揺れることに気付いた。起きていると体感ではほとんど感じることがない震度1以下の揺れなのだろうが、技術の進歩というのはすごいものだと思う。しかし、こういうものをうまく扱いきれず、せっかくの情報を隠蔽さえするお上の体質は何なのだろう。
会津の地震は昨日よりは収まっている。東京湾岸もやや多かったが、それも千葉県方面のみに限局されるようになった。
1000まで上がる!このまま寛解へ向かってほしいものだ。。
地震のこと
島根の地震にはちょっとびっくりする。ただ、その後あまり続きがないのは幸いだと思う。
今日の午前中は、のんびり洗濯をしながらMeSO-netを見ていた。時々、このサイトはチェックしているのだが、大体は平行線のままだ。地震があった直後などは、微妙に振幅がある。
http://wwwmeso.eri.u-tokyo.ac.jp/realtime/
午前中は、3地点(茨城・千葉・東京)ともずっと振幅があったのでびびる。揺れ幅が時々同じような時があったので、連動しているものを含んでいそうだ。わずかな揺れだけれど、これだけの範囲を揺らすのだから相当なパワーだと思う。
よくわからないけれど、内陸の浅い地震はこういう微振動に影響されることもあるのではないかと思う。
今は、3地点ともほぼ収まっている。
KiK-netを見ていて、黄緑の範囲が自分の住んでいるところまで及んでくると、わずかに家の電灯スイッチのひもが揺れることに気付いた。起きていると体感ではほとんど感じることがない震度1以下の揺れなのだろうが、技術の進歩というのはすごいものだと思う。しかし、こういうものをうまく扱いきれず、せっかくの情報を隠蔽さえするお上の体質は何なのだろう。
会津の地震は昨日よりは収まっている。東京湾岸もやや多かったが、それも千葉県方面のみに限局されるようになった。
地震関連サイト
2011年6月4日日本気象協会
http://tenki.jp/earthquake/
地震調査研究推進本部
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/index.html
Japan Quake Map
http://www.japanquakemap.com/
HARVEST EQMAP
http://tkypub.eri.u-tokyo.ac.jp/harvest/eqmap/tkyMAP1.html
気象庁地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/
防災科学技術研究所(Hi-net)
http://www.hinet.bosai.go.jp/
防災科学技術研究所 強震観測網(K-net KiK-net)
http://www3.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/
http://www.ustream.tv/channel/nied-kyoshin01(上記サイトの強震モニターが見れない場合)
MeSO-net
http://wwwmeso.eri.u-tokyo.ac.jp/realtime/
首都直下地震観測網:茨城・千葉・東京の3地点での地震波形データを観測。
地震速報レポート
http://quake.twiple.jp/
火山活動連続観測網(富士山)
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_fuji.html
http://tenki.jp/earthquake/
地震調査研究推進本部
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/index.html
Japan Quake Map
http://www.japanquakemap.com/
HARVEST EQMAP
http://tkypub.eri.u-tokyo.ac.jp/harvest/eqmap/tkyMAP1.html
気象庁地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/
防災科学技術研究所(Hi-net)
http://www.hinet.bosai.go.jp/
防災科学技術研究所 強震観測網(K-net KiK-net)
http://www3.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/
http://www.ustream.tv/channel/nied-kyoshin01(上記サイトの強震モニターが見れない場合)
MeSO-net
http://wwwmeso.eri.u-tokyo.ac.jp/realtime/
首都直下地震観測網:茨城・千葉・東京の3地点での地震波形データを観測。
地震速報レポート
http://quake.twiple.jp/
火山活動連続観測網(富士山)
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_fuji.html
雑記
2011年6月2日 中越でやや大きな地震。場所的にいやな感じのところ。内陸の地震の長引き方が嫌らしい。
一番怖いところは未だに311の震源域だと思っている。最近の状況だと三陸沖か。
地震以外のこと
やや治まるg、いまだに予断を許さない状況。
一番怖いところは未だに311の震源域だと思っている。最近の状況だと三陸沖か。
地震以外のこと
やや治まるg、いまだに予断を許さない状況。
雑記
2011年5月31日地震じゃないこと
+5。容態悪化。危機感は持ってはいたが、どうしても予想を楽観的な方向に持っていきがちだった。しかし、事実は冷酷にもその方向には必ずしもいかないものだ。
地震とか原発事故も楽観的な方向に持っていきたいのは、人情として理解できる。でも、残念ながら何事もうまくいくとは限らない。現実と起こるべき最悪の事態を冷徹に見据えていかないと。。。
+5。容態悪化。危機感は持ってはいたが、どうしても予想を楽観的な方向に持っていきがちだった。しかし、事実は冷酷にもその方向には必ずしもいかないものだ。
地震とか原発事故も楽観的な方向に持っていきたいのは、人情として理解できる。でも、残念ながら何事もうまくいくとは限らない。現実と起こるべき最悪の事態を冷徹に見据えていかないと。。。
雑記
2011年5月28日 かつて1F構内に入っていた友人Nと電話。構内で守られていた線量をはるかに超える数値にびびっていた。そして、その超える数値でも国が影響ないと言っている事態の異常性を改めて感じた。
あの辺の子どもらは、とっくに年1みりしーべると以上被曝している。だからこそ、これ以上被曝させてはならないための年1みりしーべると規準なのだと思う。今の大人視点だけでは、本当に子どもがばたばたと死ぬと思う。
また、自分の同級生たちが構内で今も働いていることを知る。かつての旧友Yは1Fにいるようだ。道理で避難者名簿に名前が載っていなかったわけだ。
Nは、4月上旬に実家に戻ったらしい。可愛がっていた犬は餓死していたらしい。当分犬は飼えないと言っていた。
Nの父親は腕のいい左官だった。深酒がたたって10年以上前に亡くなっている。自分の実家もNの父親が手掛けたものだ。今回の地震で実家の壁はほとんど無傷だったらしい。Nの家自体もほとんど被害がなかったらしいから、Nの父親の技量がしのばれる。
Nはもう家には戻れないと言っていた。3月下旬あたりは、楽観的なことを話していただけに、そのギャップが悲しかった。
いつも通りに日常を過ごしていくことの苦しみを感じる。まわりをみると当たり前の日常が広がっているけれど、自分の故郷は戻れなくなってしまった。
あの辺の子どもらは、とっくに年1みりしーべると以上被曝している。だからこそ、これ以上被曝させてはならないための年1みりしーべると規準なのだと思う。今の大人視点だけでは、本当に子どもがばたばたと死ぬと思う。
また、自分の同級生たちが構内で今も働いていることを知る。かつての旧友Yは1Fにいるようだ。道理で避難者名簿に名前が載っていなかったわけだ。
Nは、4月上旬に実家に戻ったらしい。可愛がっていた犬は餓死していたらしい。当分犬は飼えないと言っていた。
Nの父親は腕のいい左官だった。深酒がたたって10年以上前に亡くなっている。自分の実家もNの父親が手掛けたものだ。今回の地震で実家の壁はほとんど無傷だったらしい。Nの家自体もほとんど被害がなかったらしいから、Nの父親の技量がしのばれる。
Nはもう家には戻れないと言っていた。3月下旬あたりは、楽観的なことを話していただけに、そのギャップが悲しかった。
いつも通りに日常を過ごしていくことの苦しみを感じる。まわりをみると当たり前の日常が広がっているけれど、自分の故郷は戻れなくなってしまった。
雑記
2011年5月27日 水石山付近は昨日・今日と比較的活発。高萩市山間部の土岳南麓付近も同じくらい活発なようだ。素人考えだが、複数方向からの断層が交錯するあたりが地震の巣のようになってしまっていると思う。
あの辺にいる多くの人は地震に慣れっこになってしまっており、震度3、4くらいではあまりびびらなくなったらしい。某氏から電話でそのことを聞いてたくましいなあと感心してしまった。
昨日の夜眠れなくなって、tenki.jpの地震速報ログを今年の1月あたりからざっと見ていた。和歌山とか富士山近辺は、1月以前から既にちょくちょく起こっていたのだなと再確認する。それにしても、3月の地震回数には改めて驚かされた。今も通常よりも多い状態が続いているけれど、3月の異常さはとびぬけている。この時期に起こったことをしっかりと記憶に留めておこうと強く思った。
あの辺にいる多くの人は地震に慣れっこになってしまっており、震度3、4くらいではあまりびびらなくなったらしい。某氏から電話でそのことを聞いてたくましいなあと感心してしまった。
昨日の夜眠れなくなって、tenki.jpの地震速報ログを今年の1月あたりからざっと見ていた。和歌山とか富士山近辺は、1月以前から既にちょくちょく起こっていたのだなと再確認する。それにしても、3月の地震回数には改めて驚かされた。今も通常よりも多い状態が続いているけれど、3月の異常さはとびぬけている。この時期に起こったことをしっかりと記憶に留めておこうと強く思った。