20191130

2019年11月30日
 晴。4℃~13℃。


 『日本文学全集26 吉田健一』285p中断。「ヨオロッパの世紀末」ボオドレエルの詩。

 『ゲド戦記Ⅴ アースシーの風』読了。ダイナミックではないが衝撃的結末。アイリアン。テハヌーも竜化。ハンノキはユリに遭う。レバンネンとセセラク。

 『楽毅(四)』読了。五国連合軍を楽毅が指揮。済西の戦い。邯鄲を急襲。斉をほぼ制圧。田単の抵抗、反撃。趙へ亡命。前半は躍動感があったが、後半は史実に縛られがち。

 中村うさぎ『あとは死ぬだけ』読了。考え方似ている。

 生島淳『駅伝がマラソンをダメにした』44p。2005年刊行。傾向は一緒だけれど、この14年でまた変わってきた。






20191129

2019年11月29日
 晴。3℃~10℃。冬の寒さ。手袋。


 『日本文学全集26 吉田健一』267p。「ヨオロッパの世紀末」浪漫主義。ヴァレリィ。ミュッセ。痔。バイロン。「チャイルドハロルドの遍歴」「ドン・ジュアン」。

 『ゲド戦記Ⅴ アースシーの風』236p。竜会議。

 『楽毅(三)』読了。趙の内輪もめ。主父(武霊王)餓死。
 『楽毅(四)』193p。中山国滅亡後、楽毅は魏へ。孟嘗君と再会。燕への使者。燕の昭王に客として迎えられる。昭王の大望。趙への使者。

20191128

2019年11月28日
 曇時々雨。7℃~13℃。確実に冬へ。


 『日本文学全集26 吉田健一』253p。「ヨオロッパの世紀末」科学こそヨオロッパ的。独擅場。生きて行くのに必要な条件が益々多くなって行くのが我々にとっての真実の幸福とは何の関係もないこと。科学の威力。発明。進化論。構成的なものが、吉田秀和の「LP300選」的。俯瞰。

 『ゲド戦記Ⅴ アースシーの風』208p。テナーは王レバンネンの客となっている。カルガドの王ソルの娘セセラク。竜を恐れる。生贄。ウルサクビ(エレス・アクベ)の腕輪。テナーとハンノキも遭遇。

 『楽毅(二)』読了。昔陽を奪回。趙軍は中山の都霊寿を包囲。中山王死去、太子尚が王となる。霊寿陥落。中山の勢力はかろうじて縁辺に残存。楽毅は燕へ。郭隗のとりなしで燕王に会う。援助断られる。
 『楽毅(三)』161p。武霊王の野望。秦が台頭、楚が衰退。中山の残存勢力を呼沱へ結集。
 
 趙という国の大きさを思い知る。趙の都邯鄲から北部の代まで600㎞以上ある。距離の桁が違う。



20191127

2019年11月27日
 雨後曇。午前雨。午後ほぼ曇。9℃~11℃。


 『日本文学全集26 吉田健一』238p。「ヨオロッパの世紀末」十九世紀。憲法。民主主義。紳士。恐ろしく窮屈。植民地支配。

 『ゲド戦記Ⅴ アースシーの風』170p。ハイタカはハンノキをハブナーの王レバンネンのところに行かせる。ネコのヒッパリ。レバンネンの王としての風格。カルガドとの対峙。カルガドで王の交替。ハートハーの将軍ソルがアワバスの王を倒す。ソルはレバンネンに娘をよこし、かつてゲドとテナーが結合させた腕輪を娘に渡すことによって世界の平和が成り立つと主張。竜とのいざこざ。テハヌーは竜の子。

 『楽毅(一)』読了。
 『楽毅(二)』258p。趙・武霊王の幾度に渡る中山国攻略。楽毅らは善戦するが、王が愚かなため、次第に趙に攻め込まれる。孟嘗君の遠謀。孫子兵法の解説。








20191126

2019年11月26日
 曇時々雨。7℃~14℃。


 『日本文学全集26 吉田健一』224p。「ヨオロッパの世紀末」自由の精神。文化人。宗教。哲学。ヒュウム。ワットオ。モツァルト。

 『パラダイス』読了。男たちのその後。ディーコンはマイズナーに裸足の懺悔をする。女たちのその後。ミサソレムニスのキリエの気分。

 『ゲド戦記Ⅴ アースシーの風』88p。ゲド(ハイタカ)はテナー、テルー(テハヌー)と共に15年を暮らす。70歳台。ゲドのところにハンノキがやってくる。夢に悩まされている。死んだ妻ユリ。石垣の向こうの世界。ゲドの過去の戦いとも関連持つ。

 宮城谷昌光『楽毅(一)』398p。戦国時代。中山国宰相の子に生まれる。斉に学ぶ。孫子を学ぶ。孟嘗君を知る。中山国は趙の武霊王に狙われている。一度は撃退するも、翌年再び攻め寄せる。守城。激しい攻防戦。






20191125

2019年11月25日
 曇時々雨。14℃~22℃。


 『日本文学全集26 吉田健一』209p。「ヨオロッパの世紀末』ローマ帝国崩壊後、18世紀にヨーロッパが再び文明を取り戻す。理性の尊重。ヴォルテエル。ギボン「ローマ衰亡史」まだ読んでない。

 『パラダイス』562p。九家族の男たちが「修道院」を襲撃。「修道院」の女は殺され、一部は逃亡したようだが肝心なところは曖昧に描写。襲撃後のルビー。襲撃した男たちは法で裁かれていないが、様々な変容をしている。



20191124

2019年11月24日
 雨後曇。暖かい。14℃~20℃。


 『日本文学全集26 吉田健一』195p。「文学の楽しみ」孤独。「ヨオロッパの世紀末」ギリシャ・ローマとルネッサンス以降のヨーロッパ。18世紀に完成。


 『ゲド戦記Ⅳ 帰還』読了。アスペンが外道。

 


20191123

2019年11月23日
 雨時々曇。10℃~14℃。


 『日本文学全集26 吉田健一』171p。「文学の楽しみ」 生きる喜び。

 『ゲド戦記Ⅳ 帰還』259p。テナーは地元の魔法使いアスペンに憎悪される。ゴント港へ逃れる。アスペンの手先でテルーを襲ったハンディが追ってくる。都合良くハブナーの王レバンネンに助け出される。ヴァルマスへ。テナーの娘リンゴ。ゲドは山で山羊追い。

 『パラダイス』456p。パットとマイズナー牧師。街の過去を描いた演劇。9家族が7家族に減っている。コンソラータ(コニー)の過去。「修道院」の歴史。ディーコン、スチュワードと通じる。妻のソーンや息子たちとも奇妙な関係を結ぶ。


 

20191122

2019年11月22日
 雨。降り続く。7℃~12℃。


 『日本文学全集26 吉田健一』140p。「文学の楽しみ」 何の役にたつのか。現実。戦艦大和の最後。

 『ゲド戦記Ⅳ 帰還』157p。ゲドは魔法力を全て失っている。ハブナーからの使いを拒む。

 『パラダイス』376p。「修道院」は問題を起こして家を出た女のたまり場。ガラが悪い。結婚したアーネットとK・Dの背後の家族関係。同じ人間集団が何十年も向かい合って生きていくことの困難さ。ムラ社会。黒人社会だけではない人間の普遍性。







20191121

2019年11月21日
 晴時々曇。10℃~16℃。


 『日本文学全集26 吉田健一』111p。「文学の楽しみ」 古典の権威。西洋。

 アーシュラ・K.ル=グウィン『ゲド戦記Ⅳ 帰還』73p。ゲドの出身地ゴント島。ゴハ(テナー)、大やけどの少女テルーを助ける。大魔法使いオジオンの最期を看取る。大けがをしたゲドが竜に乗ってゴントにたどり着く。

 『パラダイス』326p。モーガン家のK・Dとフリートウッド家のアーネットの結婚。老人と若者の対立、宗教の宗派対立などが背後にある。「修道院」に集う女たち。風紀。100人以上のけが人が出るエピソードが唐突に出てきて難解。





 

20191120

2019年11月20日
 晴時々曇。9℃~16℃。北風やや強い。冬型。


 『日本文学全集26 吉田健一』81p。「文学の楽しみ」 東と西。卒塔婆小町。

 『パラダイス』236p。グレイス。セネカ。ルビーの町をつくった黒人の9家族。特有の荒々しい率直さ。モーガン家のディーコンとスチュワードの双子兄弟には子供がいない。ディーコンの二人の子供はベトナム戦争で戦死。甥のK・Dが後継候補だが、よからぬ雰囲気。ベトナム戦争後。年配と若者の対立。




20191119

2019年11月19日
 雨後晴。未明雨。日中暖かい。夕方北風。12℃~22℃。


 『みちのくの人形たち』読了。
 「をんな曼荼羅」フォートリエの絵。特殊な感性。動物的直感。蛭子さんっぽいところ。祐乗坊氏は「秘戯」でも出てくる。
 「『破れ草紙』に依るレポート」畳屋清吉
 「和人のユーカラ」ウィルタかニヴヒ?
 「いろひめの水」根室のサケ遡上。

 『日本文学全集26 吉田健一』64p。「文学の楽しみ」

 『パラダイス』96p。メイヴィス

20191118

2019年11月18日
 晴後曇。南西の風やや強い。11℃~22℃。


 『みちのくの人形たち』136p。
 「アラビア狂想曲」

 『日本文学全集26 吉田健一』34p。「文学の楽しみ」

 トニ・モリスン 大社淑子『パラダイス』40p。ルビー。






 

20191117

2019年11月17日
 曇時々晴。9℃~20℃。


 『短篇ベストコレクション 現代の小説2019』読了。
 平山夢明「円周率と狂帽子」 
 藤田宜永「銀輪の秋」 東京オリンピック。昭和爺嫌悪。
 皆川博子「牧神の午後あるいは陥穽と振り子」 横光利一の「日輪」の引用。
 米澤穂信「守株」

 深沢七郎『みちのくの人形たち』95p。格上の存在。
 「秘戯」 裏博多。



 

20191116

2019年11月16日
 晴。9℃~19℃。


 『短篇ベストコレクション 現代の小説2019』579p。
 長岡弘樹「傷跡の行方」震災後。
 帚木蓬生「胎を堕ろす」

 『敗戦日記』読了。1945年8月以降。国辱。闇市。

 深沢七郎『みちのくの人形たち』46p。
 「みちのくの人形たち」 お産に屏風。



20191115

2019年11月15日
 晴。11℃~17℃。


 『短篇ベストコレクション 現代の小説2019』509p。
 佐藤究「スマイルヘッズ」シリアルキラーの芸術コレクター。
 嶋津輝「一等賞」
 清水杜氏彦「エリアD」
 高橋文彦「pとqには気をつけて」

 『定本 バブリング創世記』読了。
 「鍵」
 「上下左右」
 「廃塾令」
 「ヒノマル酒場」
 「三人娘」すごく不快。

 『敗戦日記』314p。空襲に次ぐ空襲。終結。鎌倉文士による貸本屋。大きな事態に対する個人の無力感。新型爆弾。







20191114

2019年11月14日
 晴。12℃~23℃。


 『殺人の門』読了。私と倉持の過去がまとわりついている。

 『短篇ベストコレクション 現代の小説2019』352p。
 小川哲「魔術師」
 呉勝浩「素敵な圧迫」
 小池真理子「喪中の客」 時系列グジャラート。
 小島環「ヨイコのリズム」

 筒井康隆『定本 バブリング創世記』112p。
 「バブリング創世記」 こんなふうに原始の人は覚えているかもしれない。
 「死にかた」 
 「発明後のパターン」 タモリのネタっぽい。 
 「案内人」
 「裏小倉」やっつけ続けお笑い。

 高見順『敗戦日記』108p。以前、大佛次郎の同時期の日記を読んでいて比較してみたかった。大佛のは特権が鼻についた。高見のも似たようなところがあるものの、書生的なところと詳細さがある。

 

20191113

2019年11月13日
 曇。昼前後雨ぱらつく。13℃~16℃。


 『殺人の門』378p。私はその後もお人好しなところを付け込まれ、倉持の詐欺師まがいの仕事の片棒を担ぐことになり、つましい生活を強いられる。

 『短篇ベストコレクション 現代の小説2019』172p。
 朝倉宏景「代打、あたし」

  


20191112

2019年11月12日
 晴時々曇。


 『生は彼方に』読了。破滅。若き日の自己批判。

 東野圭吾『殺人の門』208p。私の不幸な生い立ち。詐欺師的才能をもつ同級生倉持。

 日本文藝家協会編『短篇ベストコレクション 現代の小説2019』120p。
 青崎有吾「時計にまつわるいくつかの嘘」
 朝井リョウ「どうしても生きてる 七分二十四秒めへ」 正社員と派遣の落差、ユーチューバー。
 浅倉かすみ「たんす、おべんと、クリスマス」

20191111

2019年11月11日
 雨後曇。夕方再び雨。12℃~18℃。


 『呉漢 上』読了。
 『呉漢 下』読了。蓋延が足を引っ張る将。多様な流賊。最後は公孫述戦。公孫述-劉焉-劉備の系譜。

 『生は彼方に』454p。私小説的。猿股。恋人の兄の国境破りを警察に密告。

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