20200108

2020年1月8日
 雨後曇。午前中激しい雨。午後止んでくる。5℃~10℃。

 
 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』163p。蕪村句集。甲斐がねや穂蓼の上を塩車(161p)

 『うひ山ぶみ』72p。『うひ山ぶみ総論』。漢意とやまと魂。「古事記」「日本書紀」を熟読。「古語拾遺」「万葉集」。六国史(古事記・日本書紀・続日本紀・続日本後紀・文徳実録・三代実録)。延喜式・姓氏録・和名抄・貞観儀式・出雲国風土記・釈日本紀・令・西宮記・北山抄・古事記伝。

 されば、才のともしきや、学ぶことの晩きや、暇のなきやによりて、思ひくづをれて止むることなかれ(54p)。

 山本東次郎・近藤ようこ 『中・高校生のための狂言入門』67p。猿楽―能・狂言。能舞台。能・狂言・能。シテ・アド。白楽天の狂言綺語。ヤジロベエの例え。三間四方。直線がつながって曲線を描く。舞台の動きは公、個人的動きの否定。

 『ジャズ』92p。ジョーが女と知り合うきっかけ。同じ建物に住むアルヴォンヌの部屋を借りる。アリス・マンフレッドと娘のドーカス。


20200107

2020年1月7日
 曇後雨。5℃~9℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』155p。蕪村句集。秋。

 本居宣長 白石吉夫全訳注『うひ山ぶみ』44p。『うひ山ぶみ』解説。

 『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝』読了。すごい小説群。小学校の図書館にあったけど、当時読んでも理解できなかったと思う。
 「トンボ」 ウェイ島。アイリア。トンボ(アイリアン)。魔女バラ。魔法使いゾウゲ。ロークへ。トンボの処遇を巡って長が対立。様式の長アズバーはトンボ支持。名付けの長トリオンはトンボ追放派。
 「アースシー解説」一回読んだだけでは理解できない。

 トニ・モリスン 大社淑子訳『ジャズ』52p。ジョーは18の女と浮気をした挙句、女を射殺する。ジョーの妻ヴァイオレットは嫉妬の余り死んだ女の顔を切りつけるが、女のことを知りたいと思うようになる。何ともいえない粗暴さ。



 

20200106

2020年1月6日
 晴時々曇。

 
 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』145p。蕪村句集。妙義山 立去ル事一里眉毛に秋の峰寒し(140p) 妙義山の山容はインパクトが強い。

 『大地(三)』読了。外国租界のある都市。王淵(元)は義母・異母妹に暖かく迎えられる。王大とその一族も移住している。王大の四男・生(盛)、五男・猛(孟)。淵は大学で農学を学ぶ。猛らの革命運動。淵も加わる。取り締まり。逮捕。監禁。
 『大地(四)』読了。海外へ。王虎・王二が莫大な賠償金を出す。6年間のアメリカ留学。ウィルソン教授の知遇を得る。教授の娘と恋仲になるが結ばれない。魯迅の「藤野先生」と似た感覚。帰国。革命成功。猛の手引きで首府の大学教員となる。王虎の老齢化と借金で軍閥は衰え、農民蜂起で王虎は瀕死となる。王淵は義母の養子・美齢と共に最期を看取る。自分にとってある意味絶対的な小説。時代を分かつ大きな断面がこの小説を読むと把握できる。




20200105

2020年1月5日
 晴。北風やや強い。2℃~10℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』133p。蕪村句集。ところてん逆しまに銀河三千尺(127p)

 『大地(三)』244p。分裂せる家189~。この訳では王元が王淵になっている。王元の成長。父・王虎と喧嘩。祖父の土の家へ。世間知らず。2度目の衝突。妹らのいる都市へ。



 

20200104

2020年1月4日
 曇。夜雨。北風強くなる。5℃~12℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』121p。蕪村句集。

 『大地(二)』読了。王虎、県を支配。狐女と結婚。小銃3000丁。裏切り。苦悩。再婚。王龍の家に梨花・白痴・せむしが住む。
 『大地(三)』88p。王虎は北の軍閥に属す。南東の県を攻める。劉門神。兵糧攻め。陥落。掠奪。子供。息子と娘。王龍の法要。一族が集う。蓮華の死。

 ル・グウィン的視点。「百年の孤独」とはまた違う世代史。
 

20200103

2020年1月3日
 晴。朝は冷える。3℃~12℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』107p。蕪村句集。技巧を鼻にかけている風に読めるものもある。

 『大地(二)』278p。豹将軍の根城双竜峰を陥れる。狐女。

 


 

20200102

2020年1月2日
 晴。例年より暖かい。3℃~12℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』101p。蕪村句集。

 『大地(二)』238p。王虎の水滸伝的世界。



 

20200101

2020年1月1日 年始
 晴。4℃~10℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』93p。蕪村句集。注釈に芭蕉の句より劣る等個人的評価を書くな。

 『雁の寺・越前竹人形』読了。「越前竹人形」。結末。


 

 

 

20191230・1231

2019年12月31日
 20191230 曇時々雨。6℃~8℃。

 20191231 晴時々曇。午前暖かい。午後北風強くなる。4℃~11℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』87p。蕪村句集。

 『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝』358p。「湿原で」。イリオスの正体。ゲド。

 『雁の寺・越前竹人形』264p。「越前竹人形」。喜左衛門と喜助二代の竹細工。竹人形。あわら。玉枝。忠平。

 パール・バック 新居格訳 中野好夫補訳『大地(一)』読了。「大地」。再読。最初に読んだ時と別訳。
 『大地(二)』150p。「息子たち」。




20191229

2019年12月29日
 曇。4℃~11℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』81p。ほととぎす平安城を筋違に (72p)

 『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝』318p。「湿原で」。セメル。旅する男イリオス。メグミ。


20191228

2019年12月28日
 曇時々晴。北風ややある。5℃~11℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』71p。蕪村句集。菜の花や月は東に日は西に (64p)

 『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝」297p。「地の骨」。ゴントのル・アルビ。ダルス(へレス)とダンマリの師弟。ダルスは、魚の「件」のようなものからル・アルビに地震が迫っていることを知る。

 水上勉『雁の寺・越前竹人形』132p。画家南嶽の死。孤峯庵の雁の絵。寺の慈海和尚と南嶽の元愛人里子と小坊主の慈然の生活。慈然の出生の秘密。




20191227

2019年12月27日
 晴。朝は暖かい。昼前北風強くなる。一時突風。遅い木枯らし。気温下がる。7℃~14℃。


 「新潮日本古典集成 與謝蕪村集』63p。蕪村句集。普通の人が研鑽して到達できるレベルを遥かに超えている。

 『日本文学全集20 吉田健一』読了。シェイクスピア詩集 十四行詩抄。thou。

 『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝』257p。「ダークローズとダイヤモンド」。恋物語。ウエスト・ハブナーの船唄。






20191226

2019年12月26日
 曇。5℃~12℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』53p。蕪村句集。ラヴェルみたいな能力。

 『日本文学全集20 吉田健一』518p。「辰三の場合」スチャラカつまらん。「お化け」宝くじ売り場の婆さんが妖艶な女に化けて様々な世界に誘う。

 『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝』196p。「カワウソ」。アジサシはヴェイル・モエサシ姉妹と次第に親しくなる。モエサシはツンデレ。ロークの学院設立。「名まえの書」探索。カラス。ハブナー。ローゼン王依然として君臨。大魔法使いアーリー。ローク攻略。


 

20191225

2019年12月25日
 曇。5℃~9℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』45p。蕪村句集。春の海終日(ひめもす)のたりのたり哉(41p) ひねもすではない。

 『日本文学全集20 吉田健一』486p。「ロンドン訪問記」「酒宴」いつの間にかフィクション。酒の味もわからず学生飲みしか覚えてこなかった。勿体ない。

 『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝』112p。「カワウソ」カワウソ(本名メドラ)はゲラックに洗脳されかけながら、アニエブの意志に助けられて、ゲラックを倒し、鉱山から脱走することに成功する。凄惨な描写に心打たれる。アニエブの故郷へ。母親アヨと伯母ミード。追っ手イヌ。諸国を放浪。アジサシになってロークへ。アジサシを名乗る。


 

20191224

2019年12月24日
 晴。北風ややある。冬型。6℃~13℃。


 『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』37p。蕪村句集。画家の視点。

 『日本文学全集20 吉田健一』465p。「酒談義」。ウイスキイ。シェリイ。葡萄酒。ブルゴオニュとボルドオ。シャブリ。ハンガリイのトカイ。コニャック。

 『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝』58p。「カワウソ」 ハブナー港の船大工の息子。魔法を幼い頃から使える。海賊ローゼン。ローゼンの手下で魔法を使えるイヌ、リッキー。水銀鉱山。魔法使いゲラック。女奴隷のアニエブ。








 

20191223

2019年12月23日
 晴。風あまりない。湿度が高く意外と寒い。4℃~12℃。


 與謝蕪村 清水孝之校註『新潮日本古典集成 與謝蕪村集』23p。蕪村句集。

 『日本文学全集20 吉田健一』441p。「銀座界隈」「田舎もの」「汎水論」「水の音」「宴会」「食い倒れの都、大阪」

 アーシュラ・K・ル=グウィン 清水真砂子訳『ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝』8p。「まえがき」



20191222

2019年12月22日
 曇後雨。午後雨。この時期にしては勢いのある雨。6℃~11℃。


 『杜甫詩選』140p中断。安史の乱時の歌 羌村三首。粛宗。

 『日本文学全集20 吉田健一』414p。「石川淳」「母について」。上級感。






20191221

2019年12月22日
 曇。8℃~9℃。プリニー。


 『杜甫詩選』135p。Ⅱ安史の乱時の歌。哀江頭。楊貴妃を趙飛燕に置き換える。浅野内匠頭を塩冶判官に置き換えるような。喜達行在所、三首。

 『日本文学全集20 吉田健一』396p。「『ファニー・ヒル』訳者あとがき」聊斎志異と千夜一夜。「ブライズヘッド再訪」「ディラン・トオマス詩集」 Do not go gentle into that good nightの背景。

 『スーラ』読了。スーラの死。ボトムの街の治安崩壊。シャドラックのハーメルン化。破滅。ネルは老人ホームのエヴァを訪問。真意。対立構造、矛盾の把握。





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