晴後曇。14℃～23℃。


　『デカメロン(下)』353p。第十日第3話～第5話。フィローストラト、ラウレッタ、エミーリア。ナータンの超越的な気前の良さ。

　『娼婦の部屋・不意の出来事』154p。
　「鳥獣虫魚」　再読。高校以来ですっかり内容を忘れている。この時代ならではの悲哀。
　「青い花」　下手な怪談話より怖い。

　『日はまた昇る』147p。友人ビル・ゴードンとスペインへ釣旅に行こうとするが、ブレット夫妻とコーンが割り込んでくる。コーンのブレットとの特別な関係をほのめかす態度に、ジェイクは嫉妬と憎しみを抱く。ブレットには不快な印象しか感じないが、コーンとジェイクの心理的なやりとりが面白い。

　曇。朝一時雨。午後は晴れ間も見える。気温低い。13℃～15℃。


　『デカメロン(下)』316p。第九日第9話・第10話・結び、第十日まえがき・第1話・第2話。十日目の王はパンフィロ。テーマは「寛大な心や気風の良さでもって、恋であれ愛であれ何事かを成し遂げた人について」。エミーリア、ディオネーオ、ネイーフィレ、エリッサ。イタリア版好漢ギーノ・ディ・タッコ。ボニファチオ8世。坊さん王さん穴に落ち。

　『娼婦の部屋・不意の出来事』60p。
　「寝台の舟」　引用されている西洋の童謡のフレーズが鮮やか。

　『日はまた昇る』75p。ルクサンブール公園。ジェイクの友人ロバート・コーンはブレットに興味を持つ。ショスタコ1番的気分。

　晴後曇。秋晴れ。12℃～22℃。


　『デカメロン(下)』272p。第九日第6話～第8話。パンフィロ、パンピーネア、ラウレッタ。

　吉行淳之介『娼婦の部屋・不意の出来事』39p。
　「娼婦の部屋」　「私」と秋子の関係とその移り変わり。

　アーネスト・ヘミングウェイ　大久保康雄訳『日はまた昇る』50p。ジェイクはパリに住むアメリカ人。戦争の怪我で不能になっている。奔放なブレットを愛しているが繋ぎとめられない。　

　晴。秋晴れ。朝夕冷える。富士は真っ白。13℃～22℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』読了。鉄集。哈爾浜詩集。いにしへ。日本美論。木洩日。旅びと。昨日いらつしつて下さい。最初と最後が代表作といえるかも。

　『ごたごた気流』読了。
　「ごたごた気流」

　『デカメロン(下)』250p。第九日第3話～第5話。フィローストラト、ネイーフィレ、フィアンメッタ。第3話と第5話はブルーノ、ブッファルマルコらに間抜けなカランドリーノがだまされる話。いじめ。

　曇後雨。日中は晴れ間あり。夕方雨。遠雷。北の風やや強い。14℃～22℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』312p。故郷図絵集。鶴。朝日を読める歌　その1～その39。

　『ごたごた気流』188p。
　「門のある家」　一種の屋敷幽霊。

　『デカメロン(下)』216p。第八日第8話～第10話・結び、第九日まえがき・第1話・第2話。フィアンメッタ、ラウレッタ、ディオネーオ・フィロメーナ、エリッサ。第八日第9話もブルーノとブッファルマルコに間抜けなシモーネ医師がこっぴどくやられる話。九日目の女王はエミーリア。テーマは「それぞれ自分の好きな話」。

　曇後雨。午前中は曇。夕方になって雨。冷えてくる。14℃～20℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』280p。忘春詩集。高麗の花。むかしむかし。犀星は文語詩の方が良い。

　『ごたごた気流』162p。
　「まわれ右」　5年後から1日1日元に戻っていく。
　「品種改良」

　『デカメロン(下)』124p。第八日第4話～第7話。エミーリア、フィローストラト、フィロメーナ、パンピーネア。カランドリーノがブルーノとブッファルマルコにだまされる話2つ(第3話・第6話)。リニエーリがエーレナに猛烈な復讐をする話。白雪姫の最後で継母が焼けた靴を履いて踊らされる話を思い出す。


　

　晴後曇。14℃～22℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』245p。田舎の花。

　『ごたごた気流』141p。
　「条件」
　「追及する男」
　
　『デカメロン(下)』49p。第八日まえがき・第1話～第3話。八日目の女王はラウレッタ。テーマは「女が男に、男が女に、あるいは一人の男が他の男に対して年中やらかす悪さ」。ネイーフィレ、パンフィロ、エリッサ。

　曇時々雨。夕方弱い雨。15℃～22℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』229p。寂しき都会。星より来れる者。詩というより散文的なものへ。小説に比重を移していった過程が何となくわかる。言葉の向こうにある詩的世界。詩的世界を表現するためには言葉は画素数が粗い。無慈悲な8bit。

　『ごたごた気流』109p。
　「追跡」

　『デカメロン(中)』読了。第七日第1話～第10話・結び。ディオネーオが七日目の王。テーマは「女たちが夫に対してやらかした悪さの数々」。「水滸伝」の世界なら皆殺し案件。エミーリア、フィローストラト、エリッサ、ラウレッタ、フィアンメッタ、パンピーネア、フィロメーナ、ネイーフィレ、パンフィロ、ディオネーオ。

　曇。時折晴れ間。16℃～21℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』198p。第二愛の詩集。寂しき都会。武者小路的、草野的なところもある。

　『ごたごた気流』97p。
　「重なった情景」　夢が可視化する。夢を見る人が固執している人物、物が一つ見えるようになる。オチが、ジョジョ5部のシルバーチャリオッツ・レクイエム的。

　『デカメロン(中)』357p。第六日第6話～第10話・結び。短い話が多い。フィアンメッタ、フィローストラト、エミーリア、エリッサ、ディオネーオ。第10話に出てくるチポㇽラ修道士の嘘が秀逸。エリッサが女たちを「女たちの谷間」へ案内。なぜか等々力渓谷を連想する。



　

　曇時々雨。ほぼ曇。昼と夕方一時雨。16℃～21℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』168p。愛の詩集。第二愛の詩集。ドストエフスキイに傾倒。

　『ごたごた気流』76p。
　「すなおな性格」
　「命の恩人」

　『デカメロン(中)』310p。第六日まえがき・第1話～第5話。六日目の女王はエリッサ。テーマは「冷やかされても言い返し、すばやい返事や判断で、危険や身の破滅や世間の嘲笑を躱しおおせた人々について」。フィロメーナ、パンピーネア、ラウレッタ、ネイーフィレ、パンフィロ。

　曇後晴。未明雨。午前曇。午後晴れ間出てくる。気温さらにワンランク下がる。13℃～20℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』145p。鳥雀集。愛の詩集。

　星新一『ごたごた気流』37p。
　「なんでもない」
　「見物の人」　ネットで全国各地のカメラを観ることができることの先取り。

　『デカメロン(中)』276p。第五日第6話～第10話・結び。パンピーネア、ラウレッタ、フィロメーナ、フィアンメッタ、ディオネーオ。第9話は零落した男がかつての憧れの女性の訪問で唯一大事に残していた鷹をご馳走に出す話。「鉢の木」との類似性。尾崎紅葉の「鷹料理」。




　

　曇後雨。日中は曇。夜雨。肌寒い。17℃～19℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』114p。青き魚を釣る人。

　『デカメロン(中)』212p。第四日第9話・第10話・結び、第五日まえがき・第1話～第5話。五日目の女王はフィアンメッタ。テーマは「さまざまな過酷な事件や不運な出来事に遭った後、結局幸せになる恋人」。フィローストラト、ディオネーオ・パンフィロ、エミーリア、エリッサ、フィローストラト、ネイーフィレ。第五日第2話の話ではシチリア近くのリーバリ島からアフリカ・チュニス近くのスーザまでただ風の力で船が漂着することが書かれている。第4話小夜鳴鳥。
　

　曇。朝一時雨。夕方以降気温に表れない寒さ。19℃～23℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』99p。抒情小曲集。青き魚を釣る人。

　悲しめるもののために
　みどりかがやく
　くるしみ生きむとするもののために
　ああ　みどりは輝く
　　　　　　　　　　　　　(「五月」98p)


　『デカメロン(中)』118p。第四日第6話～第8話。パンフィロ、エミーリア、ネイーフィレ。

　『アーサー王宮廷のヤンキー』読了。後半冗長に感じた。B級アメリカ映画的。アメリカ的。開高健が「輝ける闇」で引用した意味が何となく分かるような気がする。終わり方が打ち切り漫画。





　

　

　曇時々雨。朝雨。日中はほぼ曇。やや蒸し暑い。20℃～24℃。


　『日本の詩歌15　室生犀星』82p。抒情小曲集。

　『デカメロン(中)』88p。4日目の王はフィローストラト。話のテーマは「その恋が不幸な結末を迎えた人」。フィアンメッタ、パンピーネア、ラウレッタ、エリッサ。

　『アーサー王宮廷のヤンキー』439p。ヤンキーは経済の話をする。賃金と物価。ヤンキーとアーサー王囚われて奴隷として売られる。

　晴後曇。19℃～26℃。諍。


　『日本の詩歌15　室生犀星』72p。抒情小曲集。都に帰り来て。昔筆写したことがあった。

　『デカメロン(中)』23p。第四日まえがき。ステレオタイプなイタリア人。

　『アーサー王宮廷のヤンキー』401p。4ドルの宴会。

　晴後曇。やや暑い。18℃～26℃。

　『日本の詩歌15　室生犀星』51p。抒情小曲集。

　『デカメロン(上)』読了。第三日第6話～第10話・結び。フィアンメッタ、エミーリア、ラウレッタ、ネイーフィレ、ディオネーオ。ディオネーオ―フィアンメッタ。パンフィロ―フィロメーナ。フィローストラト―？。第8話に「山の老人」の用いる薬。マルコ・ポーロ(1254～1324)。ダンテ(1265～1321)。ボッカッチョ(1313～1375)。第9話のジレットは女医者。第10話悪魔とインフェルノ。

　『アーサー王宮廷のヤンキー』371p。天然痘で死に絶えようとしている家族。アーサー王が庶民に混じるための特訓。


　

　曇。22℃～24℃。


　室生犀星『日本の詩歌15　室生犀星』32p。抒情小曲集。犀星の詩にはどこか人懐っこいところがある。

　『デカメロン(上)』389p。第三日まえがき・第1話～第5話。女王はネイーフィレ。話のテーマは「たくさん欲しがった物をいろいろ知恵を働かして手に入れた人や、一度亡くした物をまた取り戻した人」。フィローストラト、パンピーネア、フィロメーナ、パンフィロ、エリッサ。ロンゴバルドの王アジルルフの話(第2話)は、「三国志」で李儒が董卓を諫める時に語った「絶纓の会」(楚の荘王)にも少し似ている。第三話は井原西鶴の「好色盛衰記」巻五「後家にかかって仕合大臣」(未読)に似ていると註あり。全体として話がよく練られている。寝取られ男の愚かさ。

　『アーサー王宮廷のヤンキー』350p。アラティエルはC-3POっぽい。ヤンキーは長話にうんざりしているが律義さを尊敬もしている。聖なる泉の仕組みを治す。花火魔法。広告。演出。ドイツ語。泉まで王たちがやってきて合流し、ヤンキーの冒険がうやむやになる。6世紀イギリスの新聞。誤植だらけ。ヤンキーと国王のお忍びの旅。「ガリヴァー旅行記」的側面。当時のアメリカ人にとっては面白かったのかもしれないが、無駄に話が長い気がする。




　


　

　晴後曇。夏のような暑さ。25℃～32℃。


　『會津八一』読了。第十章　学藝の充実　

　破門状は赤字。

　『デカメロン(上)』324p。第二日第8話～第10話・結び。エリッサ、フィロメーナ、ディオネーオ。男の下心。

　『アーサー王宮廷のヤンキー』209p。アラティエルは一日中しゃべっている。モルガン・ル・フェイ夫人の城。サイコパス。

　曇後晴。午後南風強くなる。時々風向き不規則に変わる。暑い。アブラゼミ鳴いている。18℃～29℃。


　『會津八一』222p。第九章　奈良は夢裡にも忘れざるところ

　一茶の日記。日吉館。大隈重信の死。小川晴暘の仏像写真。

　『デカメロン(上)』258p。第二日第5話～第7話。フィアンメッタ、エミーリア、パンフィロ。第7話のインパクトが強い。バビロニアのサルタンの娘アラティエルはアフリカの国王の花嫁として送られる途中襲われ、その後九人の男を経て、ようやく助け出され国に戻り、今度はキプロス王の花嫁として送られる。

　『アーサー王宮廷のヤンキー』149p。ヤンキーは火薬を製造して塔の一つを破壊し、魔力を見せつける。アリサンド姫と冒険の旅へ。騎士の鎧が重くて臭そう。



　
　

　曇後雨。午後から雨。一時強く降る。午後寒く感じる。18℃～20℃。


　『會津八一』186p。第八章　奈良の風光、美術との出会い
　新潟で英語教師。失恋。はじめての奈良。寺観光のない時代。法隆寺再建非再建論争。

　『デカメロン(上)』176p。第二日第1話～第4話。ネイーフィレ、フィローストラト、パンピーネア、ラウレッタ。二日目のお題「様々な悪運にさいなまれたが、予期に反して幸福な終わりを迎えた人について」。アラビアンナイト的なものもある。

　『アーサー王宮廷のヤンキー』72p。6世紀イギリスにタイムスリップしたヤンキーはアーサー王配下に捕えられ、火あぶりの刑になるが、皆既日食にかこつけて、日蝕を自分が操作しているように見せかけて王たちをだまし、王の次に偉い人間になる。