20170613

2017年6月13日
 曇時々雨。寒い。朝方やや強い雨。日中は弱い雨が降ったり止んだり。15℃~19℃。


 『李白詩選』134p。太原早秋。

 『ヴェニスの商人』読了。シャイロックが可哀想なまま終わる。

 『蜻蛉日記 (中)』211p。鳴滝参籠はかまってちゃん。歴史に残る日記を書いたのに、自分のぶすくれた態度がますます兼家を遠ざからせていることには気づかない。夢日記的記述。

 

20170612

2017年6月12日
 曇時々晴。17℃~26℃。

 
 『李白詩選』130p。

 『ヴェニスの商人』124p。バサーニオは鉛の箱を選んで、ポーシャの夫となる権利を得る。

 『蜻蛉日記 (上)』読了。
 『蜻蛉日記 (中)』103p。兼家の足が遠のいていく。安和の変969年。源高明左遷。賭弓で息子が活躍。琵琶湖湖畔唐崎へ祓。逢坂の関。

20170611

2017年6月11日
 曇後雨。日中ほぼ曇。夕方にわか雨。19℃~25℃。


 諍。

 
 『李白詩選』128p。魯郡東石門送杜二甫。

 『ヴェニスの商人』105p。シャイロックの娘ジェシカ、バサーニオの友人ロレンゾと駆け落ち。

 『花咲く乙女たちのかげに Ⅰ』80p。外交官のノルポワ氏。




20170610

2017年6月10日
 晴後曇。午前中夏の暑さ。昼頃から南風強い。夜になって北風。20℃~31℃。


 『李白詩選』123p。

 『ヴェニスの商人』62p。シャイロックが悪役なのに、アントニオの方がずっと悪役に見える。

 『蜻蛉日記 (上)』236p。兼家は当時日本一のリア充。道綱母は、嫉妬深くめそめそしていて好感を持てない。短歌を通した心の遣り取り。




20170609

2017年6月9日
 晴後曇。午後暑くなる。21℃~28℃。

 
 『李白詩選』117p。秋思。玉門関。春思。

 藤原道綱母 上村悦子全訳注『蜻蛉日記 (上)』152p。夫の兼家との長歌のやり取りは圧巻。歌は建前の上の建前の本音。

 マルセル・プルースト 鈴木道彦訳『失われた時を求めて3 第二篇 花咲く乙女たちのかげに Ⅰ』62p。第一部 スワン夫人をめぐって。

20170608

2017年6月8日
 曇後晴。雨は夜のうちで、日中はほぼ曇り。夕方晴れて強い日差し。19℃~25℃。

 
 『李白詩選』113p。宮中行楽詞。

 ウィリアム・シェイクスピア『ヴェニスの商人』19p。解題。

 トーマス・マン『魔の山』を読みかけたが20p足らずでやめる。今は無理。





20170607

2017年6月7日
 曇後雨。日中は曇。南風強い。18℃~23℃。

 
 『李白詩選』105p。

 哭晃卿衡。

 日本晃卿辞帝都
 征帆一片遶蓬壺
 明月不帰沈碧海
 白雲愁色満蒼梧

 晁卿衡を哭(こく)す

 日本の晁卿帝都を辞す
 征帆一片蓬壷(ほうこ)を繞(めぐ)る
 明月帰らず 碧海に沈む
 白雲愁色蒼梧に満つ


 『土』読了。傑作。

 

 
 

20170606

2017年6月6日
 曇時々晴。日が射すと容赦ない。15℃~24℃。

 
 『李白詩選』102p。

 『土』247p。お品亡き後のおつぎの成長。勘次は村人に小ばかにされている。勘次の蜀黍泥棒がばれたり、おつぎが器量良しに育ったことで、余計にネタにされる。自然描写に俳句の発想が生きている。島崎藤村の『破壊』より微細な描写。



20170605

2017年6月5日
 晴後雨。夕方雷雨。近くに落ちる。16℃~26℃。


 『李白詩選』98p。

 『ペスト』読了。リウーとタルーの友情。タルーの死とリウー妻の死。傑作。

 長塚節『土』123p。以前、読むのを中断(20141103‐1112 130p)。勘次家族の悲惨さが苦しかった。自分の祖父母の生活を思い浮かべながら読む。写生。

 


20170604

2017年6月4日
 曇時々晴。17℃~27℃。水曜あたりから雨続く予想。


 『李白詩選』95p。早發白帝城。蘇臺覧古。越中覧古。白帝城、成を興した公孫述が建てた。

 『ペスト』334p。カステルの血清、グランの息子に投与されるが救うには至らず。

 

20170603

2017年6月3日
 晴。北の風強い。16℃~27℃。


 『李白詩選』88p。客中作。

 『ペスト』274p。ランベールはオランを抜け出そうと試みるが失敗する。街は死者が蔓延し、墓地に死者を埋める場所がなくなってくる。



 
 


 

20170602

2017年6月2日
 晴。暑くなる。午後北西の風強い。気温下がってくる。19℃~29℃。

 
 『李白詩選』86p。望廬山瀑布。香炉峰。昇龍覇。

 『ロレンス短編集』読了。
 「馬で去った女」再読。「逃げた女」。読んだ当時衝撃的だった。
 「山間の十字架像」 ドイツ近辺の様々なキリスト像。土俗的。

 ウィリアム・シェイクスピア 松岡和子訳『オセロー』読了。イアゴーの演技が難しそう。

 『細雪 (下)』読了。雪子は貴族の庶子御牧氏と見合いしようやく結婚へ至るのに対し、妙子は奥畑と別れるために付き合ったバーテン三好の子を身籠ってしまう。幸子ら夫婦が妙子にとった有馬温泉幽閉の手段は何気にえぐい仕打ち。

 

20170601

2017年6月1日
 雨後曇。日中はほぼ曇。梅雨空。19℃~26℃。

 
 『李白詩選』84p。刑部侍郎5首。

 『千家元麿詩集』読了。ちょっと鋭敏な人。

 『ロレンス短編集』125p。
 「薔薇園に立つ影」 「春の陰翳」に話の構造似ている。

 『細雪 (下)』308p。妙子赤痢。雪子、橋寺と見合いをするが、相手を怒らせ失敗。

 アルベール・カミュ 宮崎嶺雄訳『ペスト』218p。アルジェリア・オラン市。20万。ペストによる封鎖。医師リウー。

20170531

2017年5月31日
 曇。南風。21℃~28℃。


 『李白詩選』77p。族叔刑部侍郎曄。三国志演義で、劉備が献帝に皇叔と呼ばれたこと。水滸伝で、李師師が暴漢李逵の登場に「私はかまいませんが、太白様がお恥をおかきになりますよ。」と言ったこと。

 『千家元麿詩集』134p。そろそろ。

 『ロレンス短編集』104p。
 「春の陰翳」 サイソンを通して男的な独善性とその挫折が描かれている。

 『細雪 (中)』読了。板倉の壮絶な死と人の心の冷たさ。
 『細雪 (下)』144p。名古屋の素封家沢崎と雪子とのお見合い失敗。母親の二十三回忌と父親の十七回忌を同時にやる義兄辰雄。下三人の心の反発。潜在的対立。妙子が家を出る。板倉の死後、妙子と奥畑が再び妙な具合にくっつく。





 
 

20170530

2017年5月30日
 晴後曇。気温上がる。17℃~29℃。


 『李白詩選』71p。夜郎は遠い。

 『千家元麿詩集』123p。格が違う。

 『ロレンス短編集』78p。
 「微笑」 意味がわからなかった。

 『細雪 (中)』320p。妙子の洋行中止。本家とのいざこざ。ここまで読んだが、四姉妹よりお春どんの方がまし。つまらない奴らだ。













 

20170529

2017年5月29日
 晴。やや暑い。17℃~27℃。

 諍。


 『李白詩選』66p。少年行。峨眉山月歌。懐かしい。少年行を最初に読んだのは、NHK特集シルクロードの本でだったと思う。

 『千家元麿詩集』97p。兄貴分とよく似ている。

 『ロレンス短編集』70p。
 「太陽」 ロレンスらしい話。

 『細雪 (中)』229p。シュトルツ家ドイツへ帰国。幸子、雪子、悦子(幸子の娘)東京へ。道玄坂の辰雄・鶴子夫婦と六人の子。暴風。お春どんの活躍。妙子と奥畑、板倉の三角関係。





20170528

2017年5月28日
 曇後晴。18℃~27℃。

 揉。

 
 『李白詩選』54p。

 『千家元麿詩集』81p。

 加藤周一『梁塵秘抄』読了。吉田秀和的。

 D・H・ロレンス 岩倉具栄訳『ロレンス短編集』40p。
 「プロシャ士官」 内容は違うが、『チャタレイ夫人』でのメラーズとインドの上官の関係を思い出す。

 『細雪 (上)』読了。二人目の見合相手野村は、爺っぽい外見と自分本位ながさつさが原因で破談。
 『細雪 (中)』108p。阪神大水害。妙子は写真師の板倉に危ういところを救出される。幸子の夫貞之助は好人物だが、こうなりたくない。

 



20170527

2017年5月27日
 晴後曇。雲多いが晴れる。18℃~27℃。


 『李白詩選』50p。

 『千家元麿詩集』65p。拙。

 『細雪 (上)』154p。雪子、瀬越との縁談は、瀬越の母の精神病が発覚し破談。妙子、カタリナと知り合う。



20170526

2017年5月26日
 雨後曇。昼くらいまで雨。午後は曇りで時折雨。寒い。17℃~20℃。

 『李白詩選』45p。

 『千家元麿詩集』55p。詩としてはそんなにいいとは思わないけれど、中を流れている暖かい気持ちにほっとする。

 ねじめ正一『高円寺純情商店街』読了。再読。名作。職人芸。

 谷崎潤一郎『細雪 (上)』122p。鶴子、幸子、雪子、妙子の蒔岡家の四姉妹。大阪弁に抵抗を感じなくなった。『高慢と偏見』の影響も受けているのだろうと思った。


 



 

20170525

2017年5月25日
 曇時々雨。20℃~24℃。

 
 『李白詩選』42p。杜陵絶句。杜陵(宣帝)。五陵。長安北郊渭水北岸。陽陵(景帝)、長陵(高祖)、安陵(恵帝)、平陵(昭帝)、茂陵(武帝)。

 『千家元麿詩集』42p。素朴。

 『城』読了。未完だがもう沢山。ペーピーの長口上。

 

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