20171101

2017年11月1日
 晴。10℃~19℃。諍。

 
 『ディラン・トマス詩集』127p。

 『プリンセス・トヨトミ』281p。会計検査院と大阪国の対峙。姫が茶子。

 『夏の闇』110p。ピッツァ。衝突。



 

20171031

2017年10月31日
 曇時々晴。朝冷える。初手袋。9℃~17℃。

 『ディラン・トマス詩集』114p。

 『夏の闇』75p。外国から外国へ。関係終焉の予感。






 

20171030

2017年10月30日
 晴。北西の風強い。15℃~19℃。


 『ディラン・トマス詩集』108p。「死と入口」もいい詩。

 万城目学『プリンセス・トヨトミ』212p。松平、鳥居、ゲーンズブールら会計検査院の3人と空堀商店街の真田親子、茶子。徳川方、豊臣方。セーラー服を着る大輔。

 開高健『夏の闇』39p。女との情事にふける堕落した日々。






20171029

2017年10月29日
 雨。台風接近し、今日中に離れていきそう。雨時折激しくなる。夕方前に一時止む。夕方から20時くらいまで風雨強い。13℃~15℃。


 『ディラン・トマス詩集』93p。

 「あのやさしい夜のなかへおとなしく入ってはいけない」

 あのやさしい夜のなかへおとなしく入ってはいけない
 老人は生涯の日暮れに 燃え上がり荒れ狂うべきだ
 死滅してゆく光に向って 怒り狂え 怒り狂え

 賢明な者はその果てに 闇こそ正しいと知るけれど
 彼らの言葉も稲妻のような閃光を発することがなかったから 彼等は
 あのやさしい夜の中へおとなしく入っていきはしないのだ

 彼らの儚い過去の行為もあるいは緑の入江で楽しく踊ったのかもしれないと
 いま最後の波ぎわで叫んでいる善人たちよ
 死滅してゆく光に向って 怒り狂え 怒り狂え

 駆けゆく太陽を捕えて歌をうたったけれど
 太陽を途中で悲しませただけだと あとで知る熱狂的な人たちよ
 あのやさしい夜の中へおとなしく入ってはいけない

 盲の眼も流星のように燃え上り快活であり得たことを
 いま見えなくなりかかった眼で見る死に際の真面目な人たちよ
 死滅してゆく光に向って怒り狂え 怒り狂え

 そしてあなた そこ悲しみの丘にいるぼくの父よ
 どうかいまぼくを呪い祝福せよ あなたのあふれる涙で
 あのやさしい夜の中へおとなしく入ってはいけない
 死滅してゆく光に向って 怒り狂え 怒り狂え

            (松浦直巳訳 92p~93p)

 Dylan Thomas reads "Do Not Go Gentle Into That Good Night"
 https://www.youtube.com/watch?v=1mRec3VbH3w

 本人による歌うような朗読。






 『2001年宇宙の旅[決定版]』読了。これぞSF。超生命体。土星の衛星ヤペタスと月に痕跡。コンピュータが感情を持つことによる破滅。ラストシーンで「みどりのゆび」や「マハーバーラタ」の結末を思い起こす。



20171028

2017年10月28日
 曇後雨。午前中は曇り多く、午後は雨ばかり。14℃~17℃。

 
 『ディラン・トマス詩集』72p。

 アーサー・C・クラーク 伊藤典夫訳『2001年宇宙の旅[決定版]』79p。第一部 原初の夜 猿人の世界。現代の創世記神話。

20171028

2017年10月27日
 晴時々曇9℃~20℃。

 
 『ディラン・トマス詩集』60p。

 

20171026

2017年10月26日
 晴。10℃~20℃。

 『ディラン・トマス詩集』51p。

 『短篇ベストコレクション 現代の小説2017』読了。
 小島水青「花はバスに乗って」
 今野敏「タマ取り」
 芦沢央「水谷くんに解けない謎」
 木下古栗「淑女の嗜み」
 中島京子「町内会の草野球チーム」
 柴田勝家「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」
 三崎亜記「流出」

 『椿の海の記』読了。家族と故郷。愛憎半ば。




20171025

2017年10月25日
 曇後雨。朝曇り。午前中から降り出す。やや激しく降る。夕方前に一度止むがまた強くなる。12℃~14℃。

 
 『ディラン・トマス詩集』41p。聖書と猥褻。

 『短篇ベストコレクション 現代の小説2017』374p。
 森絵都「青空」
 今村夏子「父と私の桜尾通り商店街」

 『椿の海の記』256p。単なる思い出話ではない部分。

20171024

2017年10月24日
 曇。晴れ間が出る時もある。13℃~18℃。

 『ディラン・トマス詩集』30p。男にしか書けない詩。

 『短篇ベストコレクション 現代の小説2017』280p。
 井上荒野「サルビアの花」
 東山彰良「温厚と激情」
 法月綸太郎「砂時計の伝言」
 姫野カオルコ「共学における体育と男子」

 『椿の海の記』168p。豊かな土俗世界。神経殿と正気人。細かいところでは沢山違いはあるけれど、自分の幼年時代に体験した故郷と元のところでは一緒だ。

 

20171023

2017年10月23日
 雨後晴。未明暴風雨。雨は朝のうちに上がる。吹き返しの北西風強い。17℃~23℃。


 ディラン・マーレイス・トマス 松浦直巳訳『ディラン・トマス詩集』20p。ボブ・ディランのディランはこの詩人からとったらしい。

 日本文藝家協会編『短篇ベストコレクション 現代の小説2017』154p。
 青崎有吾「早朝始発の殺風景」
 両角長彦「給餌室」
 伊坂幸太郎「無事これ貴人」
 太田忠司「猿とスコッチ」

 石牟礼道子『椿の海の記』38p。『苦海浄土』を読む前に読もうと思った。戦前の不知火海沿岸地域の土俗。



 


 

20171022

2017年10月22日
 雨。終日降り続く。午後強くなる。微妙に空気ぬるい。17℃~18℃。


 『笛吹川』読了。定平-惣蔵・安蔵・平吉-久蔵。定平以外、天目山で全滅。


20171021

2017年10月21日
 雨。降り続く。台風21号関東直撃予想。15℃~17℃。


 『日本の詩歌11』188p中断。会津八一。養女きい子の死を悼む歌。

 ひかり なき とこよ の のべ の はて にして なほ か きく らむ やまばと の こゑ
                     (180p)

 深沢七郎『笛吹川』114p。笛吹川沿いの農民6代に渡る物語。おじい-半平-半蔵-定平。100pで4代。簡単に死ぬ。飼いならされている。

 

20171020

2017年10月20日
 曇。時折弱い雨。11℃~17℃。


 『日本の詩歌11』160p。会津八一。

 あかぎね の をちかた とほき やまなみ に ふたら さやけく くも の よる みゆ
                       (147p)



 

20171019

2017年10月19日
 雨。よく降る。午後がピーク。低温。10℃~12℃。


 『日本の詩歌11』145p。会津八一。

 あきやま の つち に こぼるる まつ の み の おと なき よひ を きみ いぬ べし や
               (韋応物の漢詩の意を和歌に置き換えたもの 142p)

 『アキハバラ@DEEP』読了。クルークを中込一派に奪われ、それを奪回するための作戦を練る。クリスマスイヴ突入。ゲーム的。終わりの雰囲気がプロコフィエフピアノ協奏曲第3番のコーダっぽい。

 
 

20171018

2017年10月18日
 晴後曇。束の間の晴れ。11℃~20℃。

 
 『日本の詩歌11』132p。会津八一。

 ちはやぶる うねびかみやま あかあかと つち の はだ みゆ まつ の このま に
                      (127p)

 
 『アキハバラ@DEEP』226p。サーチエンジン・クルークの製作と公開。デジタルキャピタルの社長中込の接触。


 

20171017

2017年10月17日
 雨後曇。午前中は雨。午後曇。12℃~16℃。


 『日本の詩歌11』120p。会津八一。仏像の美。

 あめつち に われ ひとり ゐて たつ ごとき この さびしさ を きみ は ほほゑむ
                   (115p)

 『アキハバラ@DEEP』167p。チャットの管理人ユイの急死。更なる仲間。会社立ち上げ。サーチエンジン。







20171016

2017年10月16日
 雨。ほぼ降り続く。低温。12℃~14℃。

 
 『日本の詩歌』108p。釈迢空。詩。会津八一。ひらがな。純度の高い和文。

 『ブリキの太鼓 第三部』読了。感銘を受ける。現代の小説。「ぼく/オスカル」は一人暮らしを始める。隣人のクレップと意気投合し、ジャズバンドを始める。ドラム・オスカル、フルート・クレップ、ギター・ショレ。シュムーの玉ねぎ酒場。客が玉ねぎを切り刻んで涙を流す。その後ライブ。隣人の看護師ドロテーアにストーカー。ドラムソロ奏者としてヨーロッパ公演。ドロテーア殺害の容疑者として指名手配。無罪になるが、精神病院行き。この小説の手記を書く。
 
 石田衣良『アキハバラ@DEEP』52p。それぞれ障害をもつ男3人とメイドカフェの女が共通のチャットをきっかけにアキハバラに会社を立ち上げる。15年前。2006年ドラマ化。星野源が出てたんだ。。





20171015

2017年10月15日
 雨時々曇。大体雨。15℃~16℃。

 
 『日本の詩歌11』85p。釈迢空。

 庭づたふ水のさやけさ。起きて聴き 臥て聞く音の 夜となり行く
                          (72p)

 『ブリキの太鼓 第二部』読了。「ぼく/オスカル」はベルリンを経て、ダンツィヒに戻る。第二次大戦末期、ロシア軍が攻めてくる。父親マツェラートはナチスの党章を飲み込んで隠そうとして喉につかえたところをロシア兵に撃たれて死ぬ。マツェラートの埋葬をきっかけに「ぼく」は太鼓を墓に捨て、急激に成長を始める。94㎝が121㎝へ。「ぼく/オスカル」・マリア・クルトは、戦後ダンツィヒを去り、マリアの姉のいるデュッセルドルフへ。突然、筆記者が「ぼく」から看護人ブルーノーに替わる時がある。
 『ブリキの太鼓 第三部』100p。戦後「ぼく/オスカル」は石工や画家のモデルとして生計をたてるようになる。グロテスクでエロい描写も多いのに、「ぼく/オスカル」がある種の情緒の欠落した人間として描かれているので、あっさり読み過ごすこともある。







 

20171014

2017年10月14日
 曇時々雨。曇り主体。14℃~15℃。燻。


 『日本の詩歌11』69p。釈迢空。やまとをぐな。

 『ブリキの太鼓 第二部』222p。べブラら小人芸人一座に加わって、戦時中のフランスへ公演。ブリキの太鼓を叩きながら、声でガラスを割る芸。ノルマンディー上陸作戦前夜。演劇風。

 

20171013

2017年10月13日
 曇時々雨。一気に気温が下がる。弱い雨が降ったりやんだり。15℃~20℃。諍。


 「日本の詩歌11』61p。釈迢空。戦争の歌。

 この冬は猪増えにけり。たたかひかかはらなくに、山は荒れたり
                          (60p)

 「ブリキの太鼓 第二部」174p。実父と思われるヤン・ブロンツキーがポーランド人の反乱に加担して銃殺。「ぼく/オスカル」は、母亡き後に父の店を手伝うアンナに初恋。しかし、アンナは父親と通じている。アンナと父親の間にできた子供クルトを自分の子供と思い込む。オスカルとの共通点。


   


 

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