20170812

2017年8月12日
 曇。21℃~29℃。


 『石川啄木全歌集』160p。中断。明治四十一年。

 『江戸怪談集(中)』150p。再開。「片仮名本・因果物語」。

20170811

2017年8月11日
 曇時々雨。朝霧雨。日中もたまに霧雨。22℃~25℃。


 『石川啄木全歌集』142p。

 『対訳 ポー詩集』71p。中断。「夢の邦」。

 『十訓抄』読了。じっきんしょう。さわり。1/10。和邇部の用光の話。篳篥の音色に海賊が感じ入る。

 綿矢りさ『インストール』読了。もう16年も前の話。ある意味懐かしく読む。



 

20170810

2017年8月10日
 曇。時折弱い雨。25℃~28℃。


 『編年石川啄木全歌集』132p。明治四十一年。

 『対訳 ポー詩集』65p。「海中の都市」。

 『十訓抄』149p。横川の恵心僧都の妹の話。泥棒。祭主三位輔親の話。伊勢武者。鶯。

20170809

2017年8月9日
 晴後雨。快晴。耐え難い暑さ。午後から雲。3時過ぎにわか雨。26℃~37℃。


 『編年石川啄木全歌集』126p。明治四十一年。年間1500首。

 小蟻共あかき蚯蚓(みみず)のなきがらを日に二尺ほど曳きて日暮れぬ

 『十訓抄』89p。平重盛や藤原定家などの話が出てくる。

 『郷愁(ペーター・カーメンチント)』読了。せむしのボピーとの生活。郷里に帰って父と暮らす。




 

 

20170808

2017年8月8日
 雨後曇。雨は朝でほぼあがる。蒸す。南東風ややある。27℃~34℃。


 『編年石川啄木全歌集』118p。明治四十一年。

 『郷愁(ペーター・カーメンチント)』134p。

 「自分の悲しさと生活の無能さの原因をいくらくよくよ考えてみても、なんのかいもなく、疲れるばかりだった。といって、自分が使い古されてだめになった、とはどうしても感じられなかった。むしろ、暗い衝動でいっぱいで、しかるべき時がくれば、なにか深いりっぱなものを作り出し、思いのままにならぬ人生からせめて一つかみの幸福を奪い取ることができるだろう、と思った。だが、そのしかるべき時がいつ来るだろうか。」(101p~102p)






 

20170807

2017年8月7日
 晴後雨。日中は天気もつ。南風強い。夕方から時折激しい雨。26℃~33℃。諍。


 『編年石川啄木全歌集』114p。明治四十一年。

 かぞへたる子なし一列驀地(ましぐら)に北に走れる電柱の数
                           (107p)
 『対訳 ポー詩集』59p。「ヘレン・ホイットマンに」

 ヘルマン・ヘッセ 高橋健二訳『郷愁(ペーター・カーメンチント)』60p。父ちゃんと街の酒場でさんざん飲んだシーンが印象に残る。ゼンアルプ。





 
 

20170806

2017年8月6日
 曇時々晴。美しい入道雲。台風5号近づく。26℃~34℃。


 『編年石川啄木全歌集』108p。明治四十一年。少女千人。

 

 


 

 

20170805

2017年8月5日
 曇。夕方の方が暑い。25℃~32℃。


 『編年石川啄木全歌集』96p。明治四十一年。

 『対訳 ポー詩集』51p。「天国にいるひとに」。

 『八月の光』読了。クリスマスの再逃亡と射殺。クリスマスの祖父母ハインズ夫妻、ジャファスンに来る。リーナの出産。ブラウンの逃亡。バイロンのヘタレっぷり。ハイタワーの生い立ちと結婚の破綻。リーナの豚岩石的旅。




 

20170804

2017年8月4日
 曇時々晴。昨日より暑い。22℃~29℃。

 
 『編年石川啄木全歌集』86p。明治四十一年。

 我時に天井にある節穴の目ににらまれて眠る能はず

 その時に雷のような哄笑を頭上に聞きて首をちぢめぬ

                        (82p)

 『対訳 ポー詩集』45p。「夢の中の夢」。

 『八月の光』472p。クリスマスの逃亡と逮捕。バイロンの決意。




20170803

2017年8月3日
 曇時々晴。ほぼ曇だが午後はやや暑くなる。夕方雨が降りそうだったが降らない。20℃~29℃。諍。


 『編年石川啄木全歌集』80p。明治四十年・四十一年。リズムが良くなってきている。言葉がすっと頭に入る。

 『対訳 ポー詩集』41p。「ユーラリー」

 『八月の光』356p。クリスマスの成人と女遍歴。ボビー。ジョアナ・バーデンとの出会いと情事。

 「なるほどな、馬鹿というやつは、自分で自分にこうしろと言う忠告さえ実行できねえんだ。それが馬鹿というものさ。」(351p)



 

 

20170802

2017年8月2日
 曇時々雨。22℃~25℃。

 
 『編年石川啄木全歌集』70p。明治三十八年~四十年。

 『対訳 ポー詩集』35p。「アナベル・リー」。強烈な眠り薬。

 峯村文人著『十訓抄』23p。280話中46話。講義用。蜂飼の大臣。

 『八月の光』276p。クリスマスの暗い生い立ち。黒人の血。



 

20170801

2017年8月1日
 曇後雨。午後猛烈な雨。26℃~31℃。


 『編年石川啄木全歌集』51p。明治三十五年・三十六年。

 『対訳 ポー詩集』31p。韻の踏み方。

 ウィリアム・フォークナー 加島祥造訳『八月の光』140p。未婚の妊婦リーナの恋人を探す旅と、リーナの恋人ルーカス・バーチ(ジョー・ブラウン)と悪漢ジョー・クリスマスの話が交錯。リーナを保護したバイロン・バンチと元牧師ゲイル・ハイタワー。ハイタワーに自分のようなものを感じる。『アブサロム、アブサロム!』と同じ世界。



20170731

2017年7月31日
 曇後晴。雷こない。23℃~33℃。

 
 石川啄木 清水卯之助編『編年石川啄木全歌集』40p。明治三十五年。

 エドガー・アラン・ポー 加島祥造編『対訳 ポー詩集』25p。左に英語、右に訳文。

 『谷間の百合』読了。名作。女傑ダドレー夫人。モルソフ夫人の悲劇的死。フェリックスのエゴイズム。男の本質。




 

20170730

2017年7月30日
 曇。23℃~29℃。

 『江戸怪談集(中)』140p。中断。
 「因果物語」

 『谷間の百合』410p。フェリックスがダドレー夫人と深い仲になり、モルソフ夫人は傷つく。この辺もブラームス、アガーテ・フォン・ジーボルト、クララ三者のの関係に少し似ている。





 


20170729

2017年7月29日
 曇後雨。蒸し暑い。夕方前から激しい雨。25℃~34℃。

 
 『江戸怪談集(中)』123p。
 「片仮名本・因果物語」

 『谷間の百合』308p。100日天下。ルイ18世の密命。

 『ファウスト 第二部』読了。ファウストの魂をめぐるメフィストフェレスと天使の争奪戦のところで、『フランダースの犬』のラストシーンを思い出す。

 

20170728

2017年7月28日
 曇時々晴。思ったより暑い。24℃~32℃。


 『李白詩選』読了。春夜宴桃李園序。詩仙たる所以。

 『江戸怪談集(中)』116p。
 「片仮名本・因果物語」

 『谷間の百合』260p。フェリックスとモルソフ伯爵夫人の関係は、ブラームスとクララ・シューマンの関係に似ている。夫人の描写が特に優れている。

 

 

20170727

2017年7月27日
 曇。23℃~27℃。

 
 『李白詩選』331p。悲清秋賦。

 『江戸怪談集(中)』102p。
 「曾呂利物語」
 「片仮名本・因果物語」

 オノレ・ド・バルザック 石井晴一訳『谷間の百合』107p。再読。20140807-0808にかけて読んだのにすっかり忘れていた。「私」ことフェリックスの生い立ちとモルソフ伯爵夫人への恋。生い立ちが『にんじん』みたいだ。


 「孤独はいいものだという事を我々は認めざるを得ない。けれどもまた孤独はいいものだと話し合う事のできる相手を持つことはひとつの喜びである」(オノレ・ド・バルザック ウィキペディア)






20170726

2017年7月26日
 雨後曇。朝は曇。9時前くらいから激しい雨。昼過ぎまで降り続く。午後は大体曇。気温下がる。24℃~28℃。

 
 『李白詩選』324p。宣州謝朓樓餞別校書叔雲。

 『江戸怪談集(中)』84p。「曾呂利物語」。話のえげつなさがリアル。

 『新装版 日本古典文庫9』読了。
 「夜半の寝覚」 一族の手駒として生きている。

 ヨハーン・ヴォルフガング・ゲーテ 池内紀訳『ファウスト第二部』283p。破壊と慈悲の混沌。ギリシア神話世界に突入してさらに訳が分からなくなる。ポルキュアス(グライアイ)が結構活躍する。3姉妹なのに、目と歯が一つしかないので共有している。メドゥーサの妹。ペルセウスの話を読んだ時に不気味に思った記憶がある。

 
 

20170725

2017年7月25日
 曇。蒸す。午後雷雨近づくが降らない。27℃~33℃。諍。


 『李白詩選』320p。夢遊天姥吟留別。

 『江戸怪談集(中)』71p。
 「曾呂利物語」 凄みのある話が多い。

 『新装版 日本古典文庫9』222p。
 「夜半の寝覚」五の巻。出てくる奴らがうじうじめそめそしてばかりいる。内輪の人間関係だけのために生きている。

 『ファウスト 第一部』読了。ワルプルギスの夜。







 

20170724

2017年7月24日
 曇時々晴。雨が遠い曇。27℃~33℃。

 
 『李白詩選』313p。夢遊天姥吟留別。

 高田衛編・校注『江戸怪談集(中)』38p。
「曾呂利物語」

 『新装版 日本古典文庫9』188p。
 「夜半の寝覚」 帝の猛攻をしのぐ。寝覚の上の生霊現る。

 ヨハーン・ヴォルフガング・ゲーテ 池内紀訳『ファウスト 第一部』117p。とても面白い。手塚治虫の「ネオ・ファウスト」のことも思い出す。




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