20171012

2017年10月12日
 晴時々曇。夏の暑さ。19℃~29℃。

 
 『日本の詩歌11』52p。釈迢空。

 神像に彫(ヱ)れる えぢぷと文字よりも、永遠なるものを 我は頼むなり
                               (47p)

 『ブリキの太鼓 第一部』読了。母の死後変化した「ぼく/オスカル」の生活。「信仰 望み 愛」奇妙な文章。昔々。





 

20171011

2017年10月11日
 曇。朝は霧が出る。午後はどんよりとしている。20℃~23℃。

 
 『日本の詩歌11』43p。釈迢空。石川啄木が創り出そうとしたものを発展、継承。

 『ブリキの太鼓 第一部』264p。母の死。小人べブラとの再会。

 

 

20171010

2017年10月10日
 晴。ほぼ快晴。雲がない。暑い。18℃~29℃。

 
 『日本の詩歌11』30p。釈迢空。

 桜の花ちりぢりにしも
  わかれ行く 遠きひとり
  と 君もなりなむ
                 (21p)


 『ブリキの太鼓 第一部』232p。馬。鰻。








20171009

2017年10月9日
 晴後曇。やや暑い。16℃~25℃。


 釈迢空・会津八一・窪田空穂・土岐善麿『日本の詩歌11』18p。釈迢空。民俗題材のもの。

 山びとは、轆轤ひきつつあやしまず。わがつく息の 大きと息を
                           (12p)

 『ブリキの太鼓 第一部』205p。「ぼく/オスカル」は、成長を拒んだまま94㎝の低身長のまま小学生になる。ブリキの太鼓をいつも持ち抱え、叫び声でガラスを割るという謎の能力を持つ。太鼓を叩くことで、大勢の人々を操ることもできる。トラブル多数。母親とヤンの不倫関係続く。キリスト像に太鼓を持たせて、食い倒れ人形のようにする。ティル・オイレンシュピーゲル的でもある。ニールセンの交響曲第5番、スネア・ドラムのアドリブ。










 

20171008

2017年10月8日
 晴後曇。晴れるが雲も多い。昼は暑いくらい。17℃~26℃。諍2。

 
 『ブリキの太鼓 第一部』130p。読むのに時間がかかる。ラスプーチンとゲーテ。

 

20171007

2017年10月7日
 曇後晴。朝方まで雨。午前中時折霧雨。午後は晴れてくる。14℃~22℃。


 『ブリキの太鼓 第一部』106p。思っていた以上に無茶苦茶な話。3歳で成長をやめて、ブリキの太鼓を叩くことに固執する「ぼく」オスカル・マツェラートの過去語り。ジョジョの赤んぼスタンドみたいな奴。「ぼく」の母方の祖父で放火犯人のコリヤイチェクは筏師のヴランカになりすますがばれる。「ぼく」の母アグネスと父アルフレート・マツェラートは結婚するが、結婚一日目でアグネスは従兄弟のヤン・ブロンツキーと不倫。「ぼく」の実父はヤンと思われる。「ぼく」の奇怪な成長ぶり。「ガルガンチュア」的滑稽さがある。









20171006

2017年10月6日
 曇後雨。気温低い。夕方前から雨。夜になって激しくなる。15℃~19℃。


 『私を離さないで』読了。途中から読むのが苦しくなる。寓話性。親から子へ伝えたいような内容。自分の境遇を受け入れて覚悟して生きること。トミーの絵はゼンタングル。

 『ブリキの太鼓 第一部』28p。「ぼく」の祖母の話。4枚のスカート。コリヤイチェク。



20171005

2017年10月5日
 曇。肌寒い。14℃~21℃。

 
 『私を離さないで』173p。ルーシー先生が語る皆の衝撃的な将来。思春期のトラブル。

 ギュンター・グラス 高本研一訳『ブリキの太鼓 第一部』10p。すぐ寝入ってしまう。


 
 

20171004

2017年10月4日
 曇時々晴。ほぼ曇。気温下がる。17℃~21℃。

 
 『獣の戯れ』読了。三人の生活の破綻。祝福芸能。三番叟。

 『静かなるドンⅢ』読了。第四巻第七部・第八部。圧倒的。メレホフ家の人々が次々に死んでいく。ナターリヤ、ダーリヤ、パンテレイ、イリイニチナ。最後にはポーリュシカ。白軍はドン川を下って、アゾフ海から船で逃げる。チフスが蔓延。アクシーニャの悲しい運命。グリゴーリイは、赤軍に降伏し、ポーランド戦役に出るが、かつて赤軍を殺した過去を拭い去ることはできない。リストニツキイ、妻に浮気され、自殺する。コシェヴォイ、ドゥニャーシカと結婚し、グリゴーリイと義理の兄弟になるが、緊迫した関係。グリゴーリイ、フォミーンのコサック軍に身を投じるが、追い詰められていく。

 カズオ・イシグロ 土屋政雄訳『私を離さないで』120p。途中まで再読(20160205)。ヘールシャム。キャシー・H、トミー、ルースらの閉鎖された特殊な環境での生い立ち。提供。



20171003

2017年10月3日
 曇後晴。未明雨。朝は曇。昼頃晴れて暑くなる。夕方北風出てくる。19℃~28℃。


 『獣の戯れ』138p。幸二は逸平をスパナで殴って重傷を負わせたことで服役。逸平夫婦はその間に西伊豆へ移住。園芸にいそしむ。逸平は頭部に受けた傷が原因で障害が残る。幸二が西伊豆へやってきて奇妙な三角関係が復活。

 『静かなるドンⅢ』177p。グリゴーリイ、白軍のフィツヘラウロフ将軍の会議に参加。将軍のコサックに対する扱いに激怒。口論。イギリス砲兵隊。ミチカ・コールシュノフ、父・祖父を殺したコシェヴォイの家族を報復として皆殺しにする。亡きペトロの妻ダーリヤ、梅毒になる。




 

20171002

2017年10月2日
 曇。曇の割には気温高い。夜雨になりそう。20℃~25℃。


 三島由紀夫『獣の戯れ』50p。西伊豆。銀座。逸平・優子夫婦と幸二の奇妙な関係。幸二の刑務所生活。釈放されて夫婦のいる西伊豆へ。

 『静かなるドンⅢ』112p。第三巻第六部・第四巻第七部。コサックの撤退。白軍とコサックの微妙な連携。コシェヴォイはヴョーシェンスカヤ村を焼き討ちし、コールシュノフのグリシャカ爺さんを撃ち殺す。コシェヴォイは不倶戴天の仇となったグリゴーリイの妹ドゥニャーシカに未練を持っている。






20171001

2017年10月1日
 曇。16℃~25℃。


 『東西不思議物語』読了。「二度のショックのこと」。「朱の盤」。地元の昔話でこの話に類するもので「目玉の化け物」というのがあった。「迷信家と邪視のこと」。ニューギニアにもある。「石の中の生きもののこと」。つげ義春の漫画「魚石」。「不死の人のこと」。常陸坊海尊。「遠方透視のこと」。入院中に何度かあった。

 『静かなるドンⅢ』44p。第三巻第六部。プロホル、伝令となるが途中飲んでしまい身ぐるみすられる。コサックの撤退。家族ぐるみ。ドン渡河。グリゴーリイ、アクシーニャと再会。

20170930

2017年9月30日
 晴時々曇。18℃~24℃。


 『東西不思議物語』110p。「二人同夢のこと」。経験あり。「古道具のお化けのこと」。百鬼夜行。「リモコンの鉢のこと」。マルコポーロのフビライの記述。「トラツグミ別名ヌエのこと」。ブランコをこぐような声。ウルトラマンに出てくる宇宙ステーションの音にも似ている。

 『静かなるドンⅢ』14p。第三巻第六部。コサック側の戦況不利。


 
 

20170929

2017年9月29日
 晴時々曇。よく晴れる。秋晴れ的。16℃~24℃。

 
 澁澤龍彦『東西不思議物語』34p。両頭蛇。

 『静かなるドンⅡ』読了。赤軍内のコサックが寝返り、その騒乱の中でシトックマンは銃に撃たれ死ぬ。イワン・アレクセーヴィチは捕虜となり、リンチを受けているうちに、ペトロの妻ダーリヤに撃ち殺される。これ以上ないくらい悲惨な死に方。ペドロを殺したコシェヴォイは難を逃れる。


 

 

20170928

2017年9月28日
 曇後雨。朝方激しい雨。昼間は止むが夕方また降ってくる。18℃~25℃。

 
 星新一『宇宙の声』読了。「宇宙の声」「まぼろしの星」。子供向けSF。

 『静かなるドンⅡ』455p。シトックマン、コシェヴォイら村を逃げ出し赤軍に合流。グリゴーリイ、人殺しのダメージを拭い去るために放蕩三昧。


20170927

2017年9月27日
 曇。南風強い。21℃~27℃。


 『静かなるドンⅡ』394p。第三巻第六部。ヴォーシェンスカヤ村は一時共産党の支配下に入る。裕福な者、反乱分子は捕えられ銃殺される。グリゴーリイの舅ミロン・コールシュノフも銃殺。共産党の仕打ちにコサックが蜂起。ペトロが隊長。しかし戦闘で捕えられ、ミハイル・コシェヴォイに銃殺される。ペトロの後任でグリゴーリイが隊長となり、いつの間にか3500人の兵を率いることになる。戦況は、コサックの蜂起軍と白軍に対し、赤軍が劣勢。


 



20170926

2017年9月26日
 晴時々曇。暑さ。20℃~28℃。

 
 『静かなるドンⅡ』320p。第三巻第六部。物語は佳境。リストニツキイ、戦死した友人ゴルチャコフの妻オリガと結婚。愛人のアクシーニャは追い出される。アクシーニャの元夫ステパンの帰郷。ドイツの捕虜だったが脱出し、金持ちになる。ペトロ、グリゴーリイら白軍離脱。赤軍のドン地方進撃。ドンコサック存亡の危機。パンテレイ、チフスで瀕死。赤軍も白軍もコサックも略奪、暴行の連続。ショーロホフの小説は、ショスタコーヴィチの交響曲に匹敵すると思った。




 


 
 


 
 

20170925

2017年9月25日
 晴時々曇。朝は曇。だいぶ暑い。20℃~29℃。

 
 『静かなるドンⅡ』206p。第二巻第五部。第三巻第六部。赤軍の略奪暴行に対し、ドンコサックが集結、反撃。赤軍側にいたグリゴーリイもコサックの中に。ブンチェークの恋人アンナの悲劇的な死。赤軍側のブンチェーク、コサックに捕えられ、銃殺の判決を受ける。


20170924

2017年9月24日
 曇。18℃~26℃。諍。

 筒井康隆『大いなる助走』読了。文壇の世界。〇本〇張氏らをモデルとする文豪が殺されるオチ。

 『ソラリス』読了。ハリーの自殺的消滅。

 『静かなるドンⅡ』104p。カレージン自殺。ブンチェーク、チフスで死にかける。

 

20170923

2017年9月23日
 曇。18℃~24℃。

 
 『対訳ポー詩集』読了。大鴉(The Raven)。

 『ソラリス』274p。ハリーの驚異的な再生能力。

 『静かなるドンⅡ』82p。グリゴーリイはポルシェヴィキに与する。カレージンらとの戦いで負傷。一時故郷へ帰る。振る舞われたご馳走の中に素麺という訳語が出てくる。ラプシャ?ペリメニは食ったことがあるが、ラプシャはない。






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