20180205

2018年2月5日
 晴時々曇。冷え込み強くないが、日中は北風寒い。氷沢山。1℃~8℃。


 『ポリティコン 下』103p。東一理事長、鶏卵と有機農業で村を富ませようとするが困難多い。小杉と河添はヤクザ。真矢との関係。山路・金城・畠山との対立。

 レーモン・ラディゲ 中条省平訳『肉体の悪魔』58p。自伝的。婚約者のいる年上のマルトとの出会い。


20180204

2018年2月4日
 曇後晴。2℃~10℃。


 『尾崎喜八詩集』読了。シュッツ、モーツァルト。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』読了。
 「心中宵庚申」

 後味の悪い話ばかり。感覚が違う。

20180203

2018年2月3日
 晴後曇。2℃~8℃。


 『尾崎喜八詩集』133p。桃園にて(Ⅰ~Ⅲ)。木曾の歌。

 『武蔵野夫人』読了。フランス文学よりも近松的感覚の方が強い。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』378p。
 「博多小女郎波枕」「平家女護島」「心中天の網島」「女殺油地獄」

 

20180202

2018年2月2日
 雪後曇。午前中雪のピーク。5㎝以上積もるが、午後になって融ける。1℃~3℃。

 
 『尾崎喜八詩集』122p。蛇。

 『武蔵野夫人』176p。道子と勉、一線を越えてバランスが崩壊。

 『ポリティコン 上』読了。村が嫌になって東京へ飛び出した東一だが、父・素一の死で状況が大きく変わる。世代交代。東一の独裁へ。


20180201

2018年2月1日
 曇後雨。昼頃から弱い雨が降ってくる。帰ってくる時は雪混じりの雨。1℃~6℃。


 『尾崎喜八詩集』111p。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』273p。
 「鑓の権三重帷子」 嫌な話。

 『ポリティコン 上』326p。老いた理想郷。現在進行形のもの。



20180131

2018年1月31日
 晴後曇。‐1℃~9℃。

 
 『尾崎喜八詩集』101p。

 『武蔵野夫人』148p。道子と勉。秋山と富子。

 桐野夏生『ポリティコン 上』106p。真矢とクニタさん(北田)。唯腕村の東一。


20180130

2018年1月30日
 晴後曇。風冷たいが先週よりまし。1℃~7℃。


 『尾崎喜八詩集』97p。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』248p。
 「鑓の権三重帷子」 権三のダブルスタンダード。

 

20180129

2018年1月29日
 晴時々曇。日中は幾分暖かい。雪だいぶ融ける。‐2℃~10℃。


 『尾崎喜八詩集』91p。

 『武蔵野夫人』112p。道子と勉の行きつく先が恋ヶ窪。


20180128

2018年1月28日
 曇後晴。午後弱いにわか雨。冷え込みは幾分弱いものの気温上がらない。‐1℃~5℃。


 『尾崎喜八詩集』82p。山の詩が多い。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』233p。
 「国姓爺合戦」 これも乱暴な話。


 

20180127

2018年1月27日
 晴。‐2℃~7℃。今朝も実質‐5℃。風は昨日ほどではない。

 
 『尾崎喜八詩集』70p。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』179p。
 「大経師昔暦」 梅竜が乱暴過ぎる。

  

20180126

2018年1月26日
 晴。北風冷たい。昨日より寒く感じる。‐3℃~5℃。実質‐5℃~3℃。

 
 『尾崎喜八詩集』63p。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』138p。
 「冥途の飛脚」 忠兵衛と梅川。仕事で預かった金を梅川の身請け金に使った挙句、駆け落ち。

 『武蔵野夫人』74p。

 『従兄ポンス(下)』読了。ポンスは死に、葬儀や墓地の手配といった一連の混乱の中で世間知らずのシュムケは右往左往し、フレジエの「砂利」によって致命的な打撃を受けて、後を追うように死ぬ。ポンスの財産はフレジエの策謀によって大半がカミュゾ夫妻の手に渡り、ハゲタカのような人々にも行きわたる。シボ夫人は、夫を毒殺したレモナンクと再婚するが、レモナンクも毒で死ぬ。同時代のセザール・フランクもポンスのような生活をしていたのかと思いを馳せる。フランクは奥さんがいたっぽいが。




 

20180125

2018年1月25日
 晴。北西の風。強くはない。朝方、大気汚染地図情報サイトを見て、‐5℃が表示されているのに少しときめいてしまった。‐4℃~4℃。


 『尾崎喜八詩集』50p。井上靖の散文詩は意外に近いと思う。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』111p。
 「傾城反魂香」 狩野元信、土佐光信、土佐光起らが出てくる。話は荒唐無稽。

 『武蔵野夫人』56p。

 『従兄ポンス(下)』164p。ポンスは死ぬ直前にシボ夫人らの悪だくみに気づき、遺産受取人のシュムケを守るべく動くが、シボ夫人らは遺言状を奪い取る。シュムケは善人なだけで、シボ夫人らの悪辣さに対処することができない。邪念に基づく辛辣な言葉の威力。


 


 

20180124

2018年1月24日
 晴時々曇。空気が冷え冷えしている。午後からちぎれ雲。西風。‐1℃~7℃。


 『尾崎喜八詩集』41p。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』63p。
 高野正巳訳「高野山女人堂 心中万年草」

 大岡昇平『武蔵野夫人』40p。再読。はけ。
 

 『従兄ポンス(上)』読了。
 『従兄ポンス(下)』53p。ポンスの財産をめぐって、シボ夫人が動き出す。レモナンク、レモナンクのユダヤ人仲間で骨董通のマギュス、主治医のプーラン、プーランの知り合い貧乏弁護士のフレジエなどが自分も分け前に預かるべく、シボ夫人に知恵を貸す。




20180123

2018年1月23日
 晴。積雪20㎝弱。Fでは25㎝。日中は割と暖かい。夜からぐっと冷えてくる。‐1℃~10℃。

 
 『尾崎喜八詩集』32p。自分がかつて書き求めた詩の理想形。でも今は求めていない。

 『新装版日本古典文庫18 近松名作集』41p。
 田中澄江訳「堀川波鼓」 不義密通の後、仇討ち。

 『従兄ポンス(上)』212p。容姿が醜く財産も地位もないポンスが晩餐にやってくるのに対して、カミュゾ母娘が嫌がらせ。いじめ。ポンスは深く傷つくが、ドイツ系金持ち放蕩息子フレデリック・ブルンナーをカミュゾの娘セシールの結婚相手として紹介する。しかし、直前でフレデリックは断ってしまう。カミュゾ母娘は激怒し、原因をポンスになすりつけ、悪い噂を周囲にばらまく。ポンスは落ち込み、病気になり、シュムケやシボ夫人の介護の甲斐もなく明日をも知れない状態となる。一方で、ポンスの所蔵する美術品が高い価値を持つことが知られるようになり、シボ夫人やシボ夫人の知り合いの質屋レモナンクがその財産を手に入れるべく企みだす。




20180122

2018年1月22日
 曇後雪。朝から霰ぱらつく。昼前から本降り。夕方で約16㎝。2014年2月14日以来の大雪。2014年は、2月8日も結構積もった。今後もこういう雪が何度かあるかもしれない。


 尾崎喜八 串田孫一編『尾崎喜八詩集』19p。「暁を呼ぶ声」。巨人交響曲第1楽章をイメージ。音楽的。

 近松門左衛門『新装版日本古典文庫18 近松名作集』16p。
 宇野信夫訳「曾根崎心中」

 『楡家の人びと 第三部』読了。戦時中の周二をめぐる環境。峻一のウエーク島での飢餓。空襲で家、病院が焼ける。藍子が顔にひどいやけど。徹吉は疎開先で倒れる。米国、中国で行方不明。桃子、子供時代面倒をみてくれた青雲堂のおばさんと再会。峻一復員。龍子、病院復興をあきらめない。

 オノレ・ド・バルザック 水野亮訳『従兄ポンス(上)』102p。しがない作曲家ポンスの生活の悲哀。大リスト、大メンデルスゾーン、クララ・ヴィーク。ポンスは、ドイツ系作曲家シュムケと住んでいる。屋敷の門番夫人シボ夫人が二人の世話をしている。ポンスは美術と美食に目がない。

 









 

20180121

2018年1月21日
 晴後曇。暖かい日。明日はどのくらい降るか。2℃~12℃。


 『苦海浄土』読了。第五章 地の魚 第六章 とんとん村 第七章 昭和四十三年

 問題の根幹は改善されないまま。太宰治の「家庭の幸福」を思い出す。官僚・上にいる者の家庭の幸福。

 『楡家の人びと 第三部』206p。峻一、ウエーク島で危うく死にかける。城木は戦死。藍子と周二は軍需工場勤務。米国召集受ける。中国へ。戦況ますます悪化。桃子は上海から夫の実家松本へ。







20180120

2018年1月20日
 曇後晴。午前中雨が降りそうだったが降らない。5℃~10℃。

 
 『苦海浄土』197p。第四章 天の魚。海石。

 『楡家の人びと 第三部』140p。城木の瑞鶴軍医日誌。城木と藍子の愛。米国の招集と病気への不安。徹吉缶詰備蓄。


20180119

2018年1月19日
 晴後曇。昨日より寒い。6℃~11℃。

 『ヨルゲンセン詩集』読了。晩年に第二次大戦。オネゲル的厭世感。

 『苦海浄土』182p。第四章 天の魚。九竜権現さま。江津野杢太郎祖父母の語りに心を動かされる。



20180118

2018年1月18日
 晴後曇。朝濃霧。暖かい日。3℃~14℃。

 
 『ヨルゲンセン詩集』119p。晩期詩篇。

 『苦海浄土』158p。第三章 ゆき女聞き書。もう一ぺん人間に。夫が妻のために刺身を食わせる。解剖。

 『楡家の人びと 第二部』読了。真珠湾攻撃。
 『楡家の人びと 第三部』36p。米国と熊五郎。周二の戦中時代。

 


20180117

2018年1月17日
 雨後曇。4℃~9℃。

 
 『ヨルゲンセン詩集』110p。「聖夜の星」。

 『苦海浄土』143p。第三章 ゆき女聞き書。五月。日常に地獄。

 『楡家の人びと 第二部』382p。桃子の困窮、独立。病院創立五十周年祝賀日。徹吉、精神医学史を纏める。女中頭のナオ死去。藍子、周二の学校生活。第二次大戦直前。峻一の友城木の話。空母瑞鶴ハワイへ。


 

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