20171228

2017年12月28日
 晴。朝夕冷える。北風ややある。1℃~10℃。


 『神曲 煉獄篇』読了。第三十三歌。天国篇へ続く。三位一体。三つのレ。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』369p。
 「従妹ベット」 ユロ男爵の息子ヴィクトラン、事態の回収に乗り出す。有能な弁護士としての手腕発揮。ユロ男爵夫人、夫の行方を捜し、ジュゼファにたどり着く。夫の行状聞く。オランプ、堕落の末、ユロ男爵改めトゥールじいさんを捨てる。トゥールじいさん行方不明。悪党サン・テステーヴ夫人がユロ男爵を一文無しにしたマルネフ婦人を謀殺するたくらみがあるという名目で、ヴィクトランのところへ金を強請りに来る。従妹ベット、ユロ男爵を見つけ出す。
 

20171227

2017年12月27日
 晴。1℃~9℃。

 
 『伊東静雄詩集』読了。「夏の終り」は良い詩。

 『神曲 煉獄篇』420p。第三十二歌。ヴェルギリウスは消えたのにスタティウスはまだいる。教会の変遷。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』340p。
 「従妹ベット」 ユロ元帥憤死。従妹ベットの復讐で二人も死ぬ。ユロ男爵はさすがに落ち込むが、回復するや逃亡し、元愛人のジュゼファを頼る。ジュゼファの恋人デルーヴィル公爵から金を借りて、小娘オランプと刺繍店を開業。ユロ男爵は最悪な奴だが、生命力の強さだけは見習いたい。


 

 

20171226

2017年12月26日
 晴。4℃~13℃。


 『伊東静雄詩集』121p。

 『神曲 煉獄篇』402p。レーテ川を渡る。マテルダに川の水を飲まされる。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』322p。
 「従妹ベット」 クルヴェルはマルネフ夫人にユロ男爵夫人の窮地をばらす。マルネフ夫人の迫真の演技。ユロ男爵とその兄ユロ元帥、ヴィサンブール公爵のもとへ。ユロ男爵のアルジェリアでの公金横領と不倫を公爵は既に知っており、男爵は陸軍省局長、参事院議員を辞めさせられる。フィシェルは獄中自殺。
 
 

20171225

2017年12月25日
 雨後晴。未明にやや激しく降る。朝には止んでいる。日中は暖かい。夕方から北西風強くなる。5℃~15℃。


 『伊東静雄詩集』112p。

 『神曲 煉獄篇』391p。第三十歌。ベアトリーチェ登場。ヴェルギリウスがいなくなっている。ダンテはベアトリーチェに厳しく叱責される。

 『富士日記(上)』170p。昭和四十年。7月~9月にかけて亡くなった作家。梅崎春生、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、高見順。外川さんの話。富士五湖へ湖岸浴。河口湖湖上祭。ビールダース買い。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』298p。
 「従妹ベット」 オルタンス、ヴァンセスラスがマルネフ夫人と内緒で会っていたことに激怒し、別居。ユロ男爵とマルネフ夫人の情事が知れ渡る一方で、ユロ男爵は部下のマルネフに課長の地位をねだられる。ユロ男爵の叔父ジョアン・フィシェルがアルジェリアで窮地に追い込まれ、20万フランの送金を頼まれる。ユロ男爵夫人はクルヴェルに泣きつく。従妹ベットのユロ男爵一家への復讐が形になりつつある。バルザックの「人間喜劇」とワーグナーのライトモチーフ。神曲人曲。









20171224

2017年12月24日
 晴後曇。夜雨予想。5℃~11℃。


 『伊東静雄詩集』102p。大きなビジョン。

 『神曲 煉獄篇』378p。第二十九歌。秘跡の行列。

 『富士日記(上)』104p。昭和四十年。羨ましげな生活。しかしあまり悪い印象がない。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』229p。
 「従妹ベット」 マルネフ夫人はヴァンセスラスも誑し込もうとする。



20171223

2017年12月23日
 晴時々曇。1℃~13℃。


 『伊東静雄詩集』85p。

 『神曲 煉獄篇』364p。第二十八歌。煉獄山の頂に地上楽園。マテルダ。黄金時代。

 武田百合子『富士日記(上)』60p。昭和三十九年。武田泰淳の妻・百合子の日記。東京の自宅と富士山麓の山小屋を往復する日々。百合子だけでなく、泰淳、娘の花も時々日記を書いている。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』210p。
 「従妹ベット」 なかなか進まず。マルネフ夫人の爺さん二人(ユロ男爵とクルヴェル)をあしらう様が鮮やか。ユロ男爵の娘オルタンスとヴァンセスラスは結婚し娘が生まれるものの、ヴァンセスラスは状況に甘え、堕落する。


20171222

2017年12月22日
 晴。2℃~11℃。

 『伊東静雄詩集』73p。

 『神曲 煉獄篇』352p。第二十七歌。火ぶすま。リーアとラケル。
 

20171221

2017年12月21日
 晴。1℃~10℃。

 
 『伊東静雄詩集』62p。

 『神曲 煉獄篇』337p。第二十六歌。グイド・グイニッツェリとアルナルド・ダニエㇽロの亡霊と語る。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』188p。
 「従妹ベット」 マルネフ夫人の初恋の人モンテジャノス男爵の登場で四角関係。

20181220

2017年12月20日
 晴時々曇。2℃~9℃。


 『伊東静雄詩集』53p。

 『神曲 煉獄篇』326p。第二十五歌。第七冠。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』166p。
 「従妹ベット」 従妹ベットとマルネフ夫人の共存関係。

 

20171219

2017年12月19日
 晴。不明瞭ながら、済州島からカルマン渦が出ている。0℃~13℃。

 
 『伊東静雄詩集』41p。以前憧れていたかもしれない言葉の響き。でも今は違っている。

 『神曲 煉獄篇』316p。第二十四歌。貪食の罪清められる。

 

20171218

2017年12月18日
 晴。バケツに氷。霜。風はそれほどないので日中は暖かく感じる。0℃~10℃。

 
 『伊東静雄詩集』30p。「わがひとに与ふる哀歌」。掏摸。クセニエ。

 『神曲 煉獄篇』302p。第二十三歌。OMO→M。へへののもへじ→へへもへじ。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』154p。
 「従妹ベット」 ユロ男爵はほとんど詐欺まがいの方法で金を入手し、娘の結婚資金やマルネフ夫人を愛人にするための資金にする。



 

20171217

2017年12月17日
 晴時々曇。北風。5℃~9℃。

 桑原武夫・富士正晴編『伊東静雄詩集』21p。
 
 『神曲 煉獄篇』291p 第二十二歌。第五冠から第六冠へ。貪欲者と浪費者。貪食者。ダンテ、ヴェルギリウス、スタティウスに加えてユウェナリス。「文豪ストレイドッグス」を思い出す。ギリシャ・ローマ神話とキリスト教の混合。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』139p。
 「従妹ベット」 従妹ベットの策略でスタインボック逮捕。釈放。





 




 

20171216

2017年12月16日
 晴後曇。お昼頃まで晴れる。午後曇ってくる。2℃~13℃。やや揉。


 『神曲 煉獄篇』276p。第二十一歌。スターツォ(スタティウス)の亡霊。ダンテは隣にいる者がヴェルギリウスだということをスターツォに言ってしまう。


20171215

2017年12月16日
 曇。昼頃雪のようなものがちらつく。3℃~8℃。

 
 『夜行観覧車』読了。遠藤夫婦VS高橋兄妹VS小島さと子。

 『神曲 煉獄篇』265p。第十九歌。第二十歌。シレーヌ。ハドリアヌス五世。ウーゴ・チャペッタ(ユーグ・カペー)。貪欲の罪。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』120p。
 「従妹ベット」 話が面白くなってくる。従妹ベットが目をかけていたスタインボックにユロ男爵の娘オルタンスが近づき婚約する。ユロ男爵エクトールは、妻にこれまでの不倫を詫びた裏で、新たなターゲット・マルネフ夫人と関係を結ぶ。マルネフ夫人の旦那はユロ男爵の部下で夫婦は従妹ベットと同じアパートに住んでいる。従妹ベットはユロ男爵親子に恨みを抱き、復讐を決意する。


20171214

2017年12月14日
 晴。北西の風。2℃~10℃。


 『夜行観覧車』217p。

 『神曲 煉獄篇』235p。再開。第十七歌。第十八歌。

 『新潮世界文学8 バルザックⅡ』78p。
 「従妹ベット」 従妹ベットのすまい。ヴェンセスラス・スタインボック。

20171213

2017年12月13日
 晴後曇。北の風。3℃~10℃。


 『虎よ、虎よ!』読了。この作品を原作とした漫画が読みたい。

 湊かなえ『夜行観覧車』179p。遠藤家、高橋家、小島さと子。監視社会。2013年頃やっていたドラマはちょっと観た。


 

20171212

2017年12月12日
 曇後晴。冷える。4℃~10℃。

 
 アルフレッド・ベスター 中田耕治訳『虎よ、虎よ!』224p。タイトルはブレイクの詩から。瞬間移動能力ジョウント。ガリー・フォイルは、アメコミ的エドモン・ダンテス。「モンテクリスト伯爵」。「サイボーグ009」の元ネタ。以前「アフタヌーン」で連載していた前田真宏の「巌窟王」のことも思い出す。アニメは観てゐない。

 オノレ・ド・バルザック 平岡篤頼・菅野昭正訳『新潮世界文学8 バルザックⅡ』36p。「従妹ベット -第一の挿話-」 高校の時挫折。最近までずっと「姉妹ベット」というタイトルだと思っていた。ユロ男爵夫人とクルヴェルとの駆け引き。クルヴェルはとても嫌らしい男。ユロ男爵が好色漢だということがばらされる。





20171211

2017年12月11日
 晴。比較的暖かい。夕方南西の風。5℃~16℃。


 『職業としての小説家』読了。為になった。

 

プリニー2017

2017年12月10日 スポーツ


20171210

2017年12月10日
 曇後晴。1℃~13℃。


 『職業としての小説家』207p。

 

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