20150322

2015年3月22日
 晴後曇。やや南風がある。午後になって曇ってきてにわか雨あり。6℃~19℃。

 だらだら過ごす。右眼に眼底痛あり。午後に猛烈な眠気。対立。買い物。人多い。FB多い。揺れ動く。覇気がない。無駄に頭ばかり動かす。

 

20150321

2015年3月21日
 曇。時折小雨。うすら寒い。夜になって風が全くなく周りが整然としていて思わず景色を凝視する。10℃~13℃。

 だらだら過ごす。固執と葛藤がある。図書館。本屋。買い物。KH帰ってくる。土産話。考え方。皮肉。背後に貴族的生活。軽い衝突。同意できないものはあるけれどKHの考え方は尊重しなくてはならない。

 『中島敦全集2』読み終わる。「書簡Ⅰ」「書簡Ⅱ(南洋からわが子へ 昭和十六年七月-十月」 中島敦は家族に救いを求めていて、ある程度救われていたと思う。家族愛の強い人の姿を見ていると安心するものがある。








20150320

2015年3月20日
 曇。昨日よりは晴れ間が覗く。10℃~14℃。

 淡々とやるが内面では葛藤。残り2日で終われそうだが、整理にもう少し時間がほしい。水曜外。夕方になって気持ちが少し上向きになる。浮き沈みはあるけれど時間をかけて回復してきている実感がある。しかし、自分のコミュ障っぷりは深刻なものがある。KHの話。吉田うどん。筋肉少女隊と爆竹。ラヴェルのピアノ三重奏の4楽章が頭の中で繰り返される。ヴァイオリンとチェロの激しいトリル。

 『中島敦全集2』417pまで読む。「書簡Ⅰ」続き。教え子や父や友人に宛てて。




20150319

2015年3月19日
 曇後雨。午後になって降ってくるが夕方にはやむ。昨日よりはやや寒いけれど、凍える寒さではない。10℃~13℃。

 あまりはかどらず。N氏が今日はこっちに回る。いろいろ話を聞く。Uの話。20年くらい会ってないかも。。少しは軌道修正できたかもしれない。来月以降の話。いろいろある。SBの件をすっかり忘れている。シューマンのピアノ三重奏とラヴェルのヴァイオリンソナタが交互に頭の中を流れる。KH実家から荷物。KHの話。海沿いの洒落のめしたカフェ。

 ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲第1楽章の形式感の不透明さは、シューマンのピアノ協奏曲第1楽章にルーツがありそうだとふと思う。第2主題的な雰囲気になっても第1主題を引きずっている。

 『中島敦全集2』360pまで読む。妻たかへの手紙。ラブレター。たかの返信も読みたくなった。




 

20150318

2015年3月18日
 曇。夜遅く雨になりそうだ。春の埃っぽい空気。部屋よりも外の方が暖かい。10℃~20℃。

 それなりに集中してやる。学生君の話に時々吹き出しそうになる。T訛り。Nに似ている。Nと飲み歩いた爛れた日々を思い出す。ああいうことはもうできないのだなと思う。すべては自己完結する。KH旅行記を聞く。それとなく誘う女の話。

 シューマンのピアノ三重奏曲第1番を聴く。冒頭からこれは傑作だとわかる。憂歌。

 『中島敦全集2』330pまで読む。「日記」読み終わる。パラオの日々。「書簡Ⅰ 大正十五年~昭和十七年」。


20150317

2015年3月17日
 晴。朝から暖かい。汗ばむ。9℃~21℃。

 朝夢を見る。広い教室の中で自分と反対側にKらがいる。自分の方にYが来て近くに座る。ごろんと机にもたれる。相変わらず座敷童のような顔をしている。

 気温が上がったせいか気持ちが明るく感じる。午後H氏が来る。打ち合わせが長話になる。近況を聞く。MB大規模になりそう。残り5日分。Kの援軍。HYD。帰りに頭の中を英雄交響曲が流れる。英雄はいい曲だけど、4楽章の後半がだれるせいかコーダが安っぽく聴こえる。KHに今日の戦果を聞く。七色の照明。ハルキスト的生活。海。

 『中島敦全集2」274pまで読む。「狼疾記」読み終わる。「日記 昭和十六年九月十日~昭和十七年二月二十一日」。

 「世俗的な才能が無いということは、決して、精神的な仕事の上に才能があるということにはならないんだからな。決して。大体が、享楽的生活などというものが、そもそも生活無能力者の・最後の・体裁の良い隠れ家なんだぜ。p262」

 「人間という奴は、時間とか、空間とか、数とか、そういった観念の中でしか何事も考えられないように作られてるんだ。だから、そういう形式を超えた事柄に就いては何も解らないように出来ているんだ。神とか、超自然とか、そうしたものの存在が、(又、非存在が)理論的に証明できないのは其の為なんだ。p262」







 

20150316

2015年3月16日
 曇後雨。比較的暖かい日。夕方になって降りだす。6℃~15℃。

 余波。今週には形になりそう。Kはオーバー過ぎたようだ。Cさんら来る。明後日どうなるか。KHでかける。連絡がないのと何もわかっていないのにいらいらする。衝突。怒っても直さないものを怒っても意味がない。地道にやるしかない。いろいろなことが同じように繰り返される。

 『中島敦全集2』253pまで読む。「狼疾記」。この作品をもっと早く読んでおくのだった。

 「地球が冷却するのや、人類が滅びるのは、まだしも我慢が出来た。所が、そのあとでは太陽まで消えて了うという。太陽も冷えて、消えて、真暗な空間をただぐるぐると誰にも見られずに黒い冷たい星共が廻っているだけになって了う。それを考えると彼は堪らなかった。それでは自分達は何のために生きているんだ。自分は死んでも地球や宇宙は此の儘に続くものとしてこそ、安心して人間の一人として死んで行ける。それが、今、先生の言うようでは、自分達が生れて来たことも、人間というものも、宇宙というものも、何の意味もないではないか。 p236」

 「其の時、彼は自分に可能な道として二つの生き方を考えた。一つは所謂、出世―名声地位を得ることを一生の目的として奮闘する生き方である。(略)。結局は、学問の世界に於ける名誉の獲得ということなのだが、それにしても、将来の或る目的の為に、現在の一日一日の生活を犠牲にするという生き方である点に、変りはない。もう一つの方は、名声の獲得とか仕事の成就とかいう事をまるで考えないで、一日一日の生活を、その時その時に充ち足りたものにしていこうという遣り方、但し、其の黴の生えそうな程陳腐な欧羅巴出来の享受主義に、若干の東洋文人的な拗ねた侘びしさを加味した・極めて(今から考えれば)うじうじといじけた活き方である。 p248」


p250 セザール・フランク

p252 カフカ「窖」


20150315

2015年3月15日
 曇。やや寒いが風は弱い。4℃~13℃。

 昨夜はなかなか寝付けなかった。朝方になってようやく寝る。FB。自分のいる辺りが何となくわかって何となく安心する。しかし、簡単にこの固執は去ってくれない。2月のお礼でKHにご馳走。CF。以前何度か入ろうとしたが満員だった店。人気店だけあってさすがに美味い。酒が飲めるようになったら刺身を食いに行きたい。

 今日もヴァイオリンソナタを聴く。

 『中島敦全集2』228pまで読む。「かめれおん日記」読み終わる。

 「金魚鉢の中の金魚。自分の位置を知り、自己及び自己の世界の下らなさ・狭さを知悉している絶望的な金魚。 絶望しながらも、自己及び狭い自己の世界を愛せずにはいられない金魚。p212」


20150314

2015年3月14日
 曇。雨がぱらついたようだがよくわからなかった。5℃~12℃。

 沈没船。アンニュイ学園。午後またも眼底痛。寝る。

 ラヴェルのヴァイオリンソナタをまた聴く。すごくいい。フランク・フォーレ以来の伝統とブルースの融合。

 『中島敦全集2』204pまで読む。過去帳「かめれおん日記」

 「みんなは現実の中を生きている。俺はそうじゃない。かえるの卵のように寒天の中にくるまっている。現実と自分との間を、寒天質の視力を屈折させるものが隔てている。p204」



20150313

2015年3月13日
 晴。朝夕は冷える。日中は暖かく感じる。1℃~14℃。

 NF。K夫妻。いろいろ不足していたが仕方ない。鈍くしている。営業。OH。春めいた街を走る。あまりはかどらず。日本語を間違える。もう充分そうなのかもしれないが、もっと厚顔になりたい。鎖国の弊害。隔絶。KH曇り。小旅行の話。あまり行きたくないのでぐずる。

 『中島敦全集2』192pまで読む。「牛人」。魯の叔孫豹とその子たちの話。後味の悪い話。

 ラヴェルのヴァイオリンソナタ。第2楽章がブルース。ヴァイオリンの弦がぶっ壊れるようなピチカート。



20150312

2015年3月12日
 晴時々曇。北風がややあるが春めいた天気。虫が飛んでいる。4℃~13℃。

 淡々とやる。今週中に細かいのは終わり。明日の件をH氏に投げる形になってしまって悪いことをした。何か代案を考えていたがみつからない。持って行った文旦が好評。下弟から荷物。お礼の電話。弟姪が電話越しにすごく騒いでいる。姪がデパートで逃亡して迷子になって館内放送で呼ばれ、弟があわててカウンターまで行ったら泣きもしないでケロリとしていたという自分の幼年時代そっくりの話を聞かされる。とこちゃんはどこ。

 『中島敦全集2』183pまで読む。「盈虚(えいきょ)」。盈の字が読めなかった。満ちることと欠けること、と注にある。衛の荘公カイガイ(「萠+りっとう」、第3水準1-91-14)※(「耳+貴」、第4水準2-85-14)の話。後継者争いで国外に逃亡する悲運を味わうものの、本人は闘鶏に熱中しその時のことしか楽しまない。



20150311

2015年3月11日
 晴時々曇。霜柱。北風ややある。冬型。しかし、心なしか風がぬるい。0℃~10℃。

 数を稼ぐ。淡々とやっていたつもりだが、帰りあたりから頻繁なFB。C。NC。時間がルーズなのに腹が立つ。D。地元の話。中島敦の話。読んだのに随分頭から抜け落ちている。読んだ意味がない。

 『中島敦全集2』168pまで読む。「悟浄歎異」。



20150310

2015年3月10日
 晴後曇。午前中は穏やかな天気。昼頃から曇りになり、にわか雨が降る。冷たい北風。冬に戻る。3℃~12℃。朝は8℃くらいで、最低気温は夜になってから。

 ちんたらやりつつ数をこなす。腹具合が悪い。結構ぎりぎりか。金曜K先生。鈍くやる。

 

2015年3月

2015年3月9日

20150309

2015年3月9日
 曇後雨。昼頃からぱらぱらと降り始める。夕方雨足強まる。どことなく暖かい春の雨。8℃~9℃。

 調子が朝から微妙。刺激。数はこなす。C。脳味噌が回らない。K温泉からの電話。

 『中島敦全集2』147pまで読む。傑作が並ぶ。戦場になる直前のパラオ周辺の貴重な記録。『南島譚』「幸福」「夫婦」「雞(にわとり)」 『環礁』「寂しい島」「夾竹桃の家の女」「ナポレオン」「真昼」「マリヤン」「風物抄」『わが西遊記』「悟浄出世」

 「誰も彼も、えらそうに見えたって、実は何一つ解ってやしないんだな」と悟浄は独言を云いながら帰途についた。「『お互いに解ってるふりをしようぜ。解ってやしないんだってことは、お互いに解りきってるんだから』という約束の下にみんな生きているらしいぞ。斯ういう約束が既に在るのだとすれば、それを今更解らない解らないと云って騒ぎ立てる俺は、何という気の利かない困りものだろう。全く。」(「悟浄出世」p140)

 「自分は今迄自己の幸福を求めてきたのではなく、世界の意味を尋ねて来たと自分では思っていたが、それはとんでもない間違いで、実は、そういう変った形式の下に、最も執念深く自己の幸福を探していたのだということが、悟浄には解りかけてきた。」(「悟浄出世」p141)








20150308

2015年3月8日
 雨後曇。日中はほとんど曇。6℃~10℃。明日も天気が悪い予想。

 だらだらしている。名古屋ウィメンズマラソン。1位キルワ2時間22分8秒。2位コノワロワ2時間22分27秒。3位前田彩里2時間22分48秒。世界との差は感じたけれど、前田の今日の走りはとても価値がある。男子のレースは絶望的な気分になることがあるけれど、今日のレースで、女子の方はまだ攻略法があるのではと思った。KHCC。家棘。今日得られた秩序は明日にはもう崩れ去る。絶えず軌道修正。



20150307

2015年3月7日
 雨後曇。気温あまり上がらないものの以前より寒く感じない。雨脚は弱く、昼くらいには止む。午後は曇。4℃~7℃。

 病院池珈琲。食堂。Iで時間をつぶす。Cへ。散髪。歩いて帰る。だらだら過ごす。KHでかけて遅く帰ってくる。有閑。

 「ナナ」読み終わる。衝撃的なラスト。太く短い生涯。世の権力者というのは、このナナよりもスケールがでかいことをしていることを想像する。


20150306

2015年3月6日
 曇。弱い東風。朝よりも昼の方が寒く感じる。5℃~11℃。

 戻る。ちんたらやる。午後輸送。運転怖い。HM久しぶりに見る。来週K氏。W出来上がる。やれやれ。Sへ。RH。考えが根本で違う。


20150305

2015年3月5日
 晴時々曇。北風やや強い。5℃~13℃。

 T6日目。つつがなく終わる。地勢を知ることができた有意義な機会だった。25176。だらだら帰る。図書館。第×次ナウシカは穿いている穿いていない論争。めるくる。次Sさん。予約1時。明日輸送あり時間不定。相変わらず目がしょぼつく。起き掛けののび太の目のようになっている。

 「ナナ」528p。ミュシャ伯爵を金蔓とした豪奢な生活。子供のルイゼはほとんどペット状態。ネグレクト。競馬。





 



20150304

2015年3月4日
 晴。気温午後から上がる。暖かい。3℃~16℃。

 T5日目。藪入り。直感は当たっていたのだがたどり着けなかった。自分がやった場合のことを想定する。24492。C。O。待つことに慣れる。

 3・4年前くらいから春になると花粉症のような症状が起こるようになった。今年は特にひどい。目がしょぼつく。

 「ナナ」440pまで読む。貢いでもらっていたシュタイネルやしつこく言い寄るミュファ伯爵を容赦なく切り捨てて、喜劇俳優のフォンタンと同棲し始めるものの、暴力を振るわれるようになり機嫌を取り持つために再び売春に手を染めるようになる。その後フォンタンとの生活は破綻し、再び女優に戻り、ミュファ伯爵を金蔓として利用しようとたくらむ。打算的な一方でその時の暴風的な感情に左右される女の嫌なところがえげつなく描かれている。

 

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