20140803

2014年8月3日
 ほぼ猛暑日。南風ややあり。

 早朝発つ。勘弁。

 よく眠れる。ツール・ド・フランスのダイジェストをだらだら観ている。公道でツール・ド・フランスごっこをしている人々は信号無視率が高いことを思い出す。

 道成寺縁起絵巻の一部をネットで見ている。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇2』262pまで読む。
中里恒子「墓地の春」●
石川淳「焼跡のイエス」●
原民喜「夏の花」再読○
坂口安吾「桜の森の満開の下」●
野間宏「顔の中の赤い月」再読●
梅崎春生「蜆」●
尾崎一雄「虫のいろいろ」再読○
武田泰淳「もの食う女」○
永井龍男「胡桃割り」●



20140803

2014年8月3日
 実家が迷宮のように大きな建物になっている。自分は家の西の方にいる。一人で留守番をすることになる。何かの気配を感じる。タヌキの姿をした魔物がいるらしい。しばらく入口を挟んでタヌキ魔物とにらみ合い。兄弟や父親が帰ってくる。タヌキ魔物は去っていく。魔物のことを父親に聞くが的を得た解答を得られない。部屋が複雑すぎて、どの部屋に誰が寝るのかわからない。外は暗闇に包まれる。



20140802

2014年8月2日
 猛暑日。南風がややある。花火大会がどこそこであったらしく、遠方から音が響く。

 昨日の疲れで寝ている。二転三転で混乱する。

 朝の夢。地元にいる。高校生くらいの女が自分をやたらとかまってくる。色白で目が細い。N町にいる。電車に乗っている。西の方へ向かっている。緑の多い景色。遠くに地元の山らしきものが見える。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇3』読み終わる。
深沢七郎「無妙記」○
 白骨。
三島由紀夫「蘭陵王」○

 『日本近代短篇小説選 昭和篇2』10pくらいまで読む。
中里恒子「墓地の春」途中

 青空文庫で、太宰治「トカトントン」を再読する。




20140801

2014年8月1日
 晴後曇。夕方西の空が暗い。雷鳴が轟く。八王子あたりで激しい雷雨。気温高く蒸す。34度前後。夜になっても気温が下がらない。熱帯夜。

 先行きが見えてくる。淡々とやるしかない。

 いろいろなことが無駄になる。1点の微細なことから時間と金の浪費。でも、もともとすべてが無駄なことだ。。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇3』346pまで読む。
山川方夫「夏の葬列」●
島尾敏雄「出発は遂に訪れず」●
埴谷雄高「闇の中の黒い馬」△
深沢七郎「無妙記」途中



20140731

2014年7月31日
 34度まで上がる。ほぼ猛暑日。南風がややある。明日はこの南風が湿った空気を持ってきそうだ。

 先週くらいからお腹の具合が微妙だが、これはどうも夏風邪のようだ。エンテロウィルス。弟二人が子供の頃、相次いで手足口病になったことを思い出す。口の中が口内炎だらけで痛そうだった。自分と兄はならなかった。

 地元の某所で入った喫茶店で、3月なのにクリスマスソングがかかっていたという話から、有線で1年中クリスマスソングがかかっているものがあるという話になる。

 時間感覚がない。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇3』257pまで読む。
富士正晴「帝国軍隊に於ける学習・序」○
 今徴兵を受けたら自分は間違いなく丙種だ。



 

20140730

2014年7月30日
 晴れ時々曇り。寒気ではなく南から暖気が来た。南風がややある。

 噴火。面倒くさい。諦めだけが人生だ。

 吉岡秀隆が、さびれた近藤真彦に見える。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇3』236pまで読む。
円地文子「二世の縁 拾遺」◎
 もとになっている上田秋成「春雨物語」も面白そうだ。
花田清輝「群猿図」●
 武田信虎が中心。
富士正晴「帝国軍隊に於ける学習・序」途中


20140729

2014年7月29日
 晴れ時々曇り。31度まで上がる。南風がやや強い。

 日曜日にベートーヴェンの交響曲第8番を聴いたことを思い出す。今日はブルックナーの3番1楽章の旋律が不意に頭の中を流れる。裾野が長くて、裾野の向こうに何かがあるような気にさせられる音楽。

 雑炊。自分はあまり好きではないが、KHは好んで食う。食い物の好みの開きが大きい。

 昔、KHが炊き込みご飯をつくったけれど、具にシーチキンが入っていて衝撃的だった。その後、KH母が家に来た時に同じようなシーチキン入り炊き込みご飯をつくっていたので家によって全然料理が違うことを思い知らされた。でも、自分でつくるなら絶対入れたくない食材だ。臭いが良くない。

 臭いというと、高校の時、教室で弁当を食う時がすごく苦痛だったことを思い出す。いろんな人の様々な弁当の臭いが混ざり合って自分にとってものすごい悪臭に感じた。その後部室で食うようにしてからその嫌悪から逃れられた。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇3』142pまで読む。
幸田文「黒い裾」○
庄野潤三「結婚」●
中野重治「萩のもんかきや」●















20140728

2014年7月28日
 相変わらず暑いがやや湿度が下がる。セミがやかましくなってきた。午後少し雨がぱらつくが一時的。南風がやや強い。

 伊豆大島近海で群発地震。注意。

 M氏といろいろ話す。Yへ。T氏先着。思ったほどの密度ではないが当たり。帰りTへ。図書館を少し見る。

 コップが2つ割れる。KH微熱。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇3』63pまで読む。昭和篇1が時代を反映して暗いものが多く、寝る前に読むには辛気臭いので3にする。しかしあまり変わりなかった。。
小島信夫「小銃」●
吉行淳之介「驟雨」再読●
 「驟雨」は高校生の時に読んだが、当時読むには早すぎたかもしれない。でも「砂の上の植物群」は割と内容を覚えている。






20140728夢

2014年7月28日
 Tあたりにいる。駅北西側の谷が入り込んだ奥付近。マンションが建っている。そのマンションの最上階にいる。50代夫婦が住んでいる。部屋が散らかっている。夫婦の仲が良くない。長い年月を経て夫婦のすれ違いが大きくなって修復不可能なところまで来ている。自分は探偵のように部屋の中をいろいろみている。その隣には30台夫婦も住んでいるが、これも夫婦仲がうまくいっていない。夫妻それぞれに浮気願望がある。自分はそのマンションの屋上から1階まで観察している。周囲は緑が多いがコンビニとか店がない。景色とは別にシューマンのライン交響曲の3楽章が頭の中で鳴り響いている。


20140727

2014年7月27日
 猛暑日。南風強い。午後2時頃から北風に変わる。3時ごろ雷雨。思ったほど激しくない。何回か波があって夕方治まる。気温が10度近く下がる。比較的過ごしやすくなる。

 村上龍。指毛/黒人。耳輪。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇1』119pまで読む。小説としての価値や完成度というのは別として読んでいて必ずしも楽しいものではない。
横光利一「機械」○

20140726

2014年7月26日
 ほぼ猛暑日。昨日より南風がややある。

 病院池。某所。駅から遠くて汗をかく。1時間ほど談義。駅前祭。パラグアイ。眼底痛。

 「吾輩」読み終わる。480pあたりからの会話は含蓄がある。また再読しよう。E.T.A.ホフマン「牡猫ムルの人生観」との類似。

 『日本近代短篇小説選 昭和篇1』106pまで読む。こないだまで読んできた『短篇ベストコレクション』所収の短篇とは全く違う。娯楽的要素がない。表現と思想があるが硬い。それと病院・病気がらみの描写がある小説が苦手だということを改めて思い知らされた。

平林たい子「施療室にて」未読
井伏鱒二「鯉」△
佐多稲子「キャラメル工場から」○
堀辰雄「死の素描」未読
横光利一「機械」途中



20140725

2014年7月25日
 ほぼ猛暑日。南風。明後日あたり寒冷前線通過か。

 二回着替える。

 定番のえこひいき魔法映画。

 「吾輩」474pまで読む。人間の会話が後半増える。迷亭君と独仙君の囲碁。寒月君のヴァイオリン。

20140724

2014年7月24日
 薄曇り。気温が33度くらいまで上がる。夕方北の空が暗い。やがて雷雨。雷よりも雨がすごい。周囲では停電もあったようだ。雷雨が去ってやや涼しくなるが湿度は高い。

 昨日よりは不眠まし。

 「吾輩はぬこ」436pまで読む。苦沙弥の3人の子供の会話が面白い。すん子とん子めん子。この作品の発表年1905年1月。サキ「人間語を話す猫(トバモリー)」もほぼ同じかやや後の発表か。

20140723

2014年7月23日
 曇り。33度くらいまで上がる。光化学スモッグ注意報。これから連日出るのだろうか。

 不眠。眼底痛。

 風邪が流行っているようだ。

 「吾輩は猫である」324pまで読む。話の軽妙さは落語とか滑稽本とかから来ているのだろうと思った。泥棒に入られるところが印象に残った。



20140722

2014年7月22日
 梅雨明け。曇りだが気温は32度くらいまで上がる。アブラゼミが鳴くようになる。

 不眠。

 夏目漱石「吾輩は猫である」146pまで読む。再読。再読とはいってもちゃんと読んだのは最初の1のみで、あとはあまり記憶に残っていない。苦沙弥先生、迷亭、寒月。今も昔も文士にはろくなのがいないのがわかる。




20140721

2014年7月21日
 夜は涼しかったが、日中は28度くらいまで気温が上がる。曇り。午後一時空が暗くなるが雨は降らなかった。

 「濹東綺譚」読み終わる。描写がうまいだけに、自己完結した男の駄目さが浮き彫りになっている。作家は駄目人間が多い。

20140721夢

2014年7月21日
 実家のような建物の中にいる。その前にもいろいろあったかもしれないが忘れる。時間は朝。皆、どこかへでかけようとしている。自分はなぜか居間でごろごろしている。母親がでかける準備をしている。台所で何か後始末をしている。そこへ赤ん坊がはいはいをしながら出てくる。1歳くらい。しばらくかまっているとみるみるうちに大きくなり、言葉がしゃべれるようになる。3歳くらい。いろいろなことをぺらぺらしゃべる。色白で目が細いきれいな男の子。甥姪ではない。上の弟の子供の時に似ているが別人。この子は誰だろうと思いながら、子供の相手をしている。だいぶ懐いてくる。そのうちに子供は歩いて隣の部屋に行ってしまう。誰かとしゃべっているがぐずっている。


20140720

2014年7月20日
 曇り。蒸し暑くなる。29度くらい。午後になって空模様が怪しくなる。にわか雨もある。夕方になって低い荒々しい雲が東からやってくる。激しい雷雨。かなり近くにも落雷がある。南へ下がっていく。南風と東風がぶつかっていたようだ。

 図書館。買い物。KH戻る。

 シューマンのピアノ協奏曲、ツヴィッカウ交響曲、「序曲・スケルツォとフィナーレ」、「マンフレッド」序曲、を聴く。ツヴィッカウ交響曲の2楽章も聴く。ロ短調―ニ長調―ロ短調。この曲を書いたときからシューマンの交響曲に対する考え方は一貫していたのだなと思った。「序曲・スケルツォとフィナーレ」は、昔からスケルツォが好きで今も変わらない。中世の騎士が行進しているイメージ。

 「孔子」読み終わる。やはりくどい。井上氏が病気をせずもう少し若かったらもっと推敲したのではないかという気にさせられる。でも、井上氏だから書ける小説だろうとも思った。

 『O・ヘンリー短編集』読み終わる。続けて読むとある種のパターンに飽きを覚える。でもよくできている。
「自動車を待つ間」●
「多忙な仲買人のロマンス」●
「黄金の神と恋の射手」●
「桃源境の短期滞在客」●
「御者台から」●
「水車のある教会」●

 永井荷風「濹東綺譚」88Pまで読む。墨田あたりに住んでいた娼婦とおっさん小説家の出会いと別れ。1930年代の墨田あたりの風俗をよく描いている。木村壮八の絵もついている。




20140720夢

2014年7月20日
 自分の地元が北海道とくっついてさらに1000mくらい隆起している。いろいろやっている。A森のほうとも近距離になっている。A森の人と何か共同でやっている。S屋岬に住む老人がいろいろ知っている。様々な問題点。モノそのものだけではなく人間関係。A森から地元へは車の移動。原発のほうはまだ入れないが、様々な復興事業を行っている。北海道経由でロシアからもいろいろ人が来る。こちらの移動は犬ぞりと馬がメイン。標高が高いところを通ってくる。標高が高いところは氷河のようだ。学校で学んでいる。学校の生徒の中にK被告もいる。割と積極的な性格。氷河の上にもどんどん登っていく。自分の地元が氷河のせいでぐにゃぐにゃ起伏がある。

 自分の実家のような家にいる。庭は実家のようだが、建物が実家よりも大きくなっている。2軒分の建物がくっついて並んでいる。自分の家族親族がそろっている。西側にはKHの親族もいる。姪甥をかまって遊んでいる。一昨日と昨日みた夢と風景が似ている。弟らといろいろ話している。微妙な人間関係について。いろいろごちそうが出てくる。酒も入る。そこから急に名古屋岐阜の方に行くことになる。まずお寺に行く。地元と同じ宗派のお寺で、そこにOから持ってきた様々なものがあるという。行ってみると、持ってきたものは大きな香炉の中に無造作に入っている。大きな磚仏があったのでそれを運ぼうとするが別の場所のものであることがわかったので戻す。お寺の駐車場から斜面を降りようとするとNさんに会う。少し話をする。そこから展望台のような場所に向かう。名古屋平野を一望できる。金華山のような雰囲気だが、バスで上がることができる。展望台には小汚い食堂がくっついている。そこから地元に帰ることを思案する。東側にターミナルがみえる。遠目には新幹線にみえたが、実際は新幹線に塗装を似せたバスが並んでいる。時刻表が皆27:30とか24時台以降で深夜発が多い。これでは帰れないと思う。まずは岐阜羽島に出るかとも思うが迷う。


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