20140610

2014年6月10日
 曇り。気温が上がり蒸す。午後になって雲行きが怪しくなるが雨が降ることはない。

 怒り爆発。しかし長続きはしない。自分は瞬間湯沸かし器型だと思う。

 今日の話題。図書館を読みやがれ、学食を食いやがれ。数年ぶりにskypeで会話。ネット鎖国をして久しいが、再開したいとはあまり思わない。

 「明暗」504ページまで読む。津田が単独で湯治に行くことをお延に承諾させるやりとり。朝鮮へ渡る小林とのやりとり。

P318「自分だけのことしか考えられないあなた方は、人間として他の親切に応ずる資格を失なっていらっしゃるというのが私の意味なのです。つまり他の好意に感謝することの出来ない人間に切り下げられているという事なのです。」

 お秀の上記の発言は、今の自分の心に突き刺さった。自分の状況そのものだ。この鎖国状態を今後どういう風に持っていくか、再考する時期に来ていると思った。




 


 



 

20140609

2014年6月9日
 曇り。やや蒸し暑い。午前中は時折雨。しかし、午後になって晴れ間も見える。しかし、帰る頃に雲が出てくる。暗くなって豪雨。時折落雷。

 先週の続き。怠惰。午後に耳寄り情報。当たったらすごいことになる。

 親子丼。

 今日の話題。闘将ダイモスの替え歌について。

 セザール・フランクのウィキを久しぶりに読んだら、詳しくなっていた。以前からフランクの奥さんのことが気になっていたけれど、ウィキを読む限りでは思っていたほど悪妻ではないような気がした。ヤナーチェクの奥さんみたいなタイプかもしれない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF


 「明暗」450ページまで読む。吉川夫人が津田のもとにあらわれる。津田がお延と結婚する前に、親しい関係にあった女の清子のことが語られる。吉川夫人は津田に一度清子と会うことを勧める。浮気ではなく、会って話すことで未練を断つ必要があることを言う。吉川夫人みたいなのがいたら面倒くさい。KHの知り合いのM女史はこういうタイプなのでなるべく関わらないようにしている。



20140608

2014年6月8日
 霧雨。気温が低い。午後になってやんできて、気温が上がる。蒸す。

 外。薬。散髪。買い物。生活者として能力がないことを再認する。

 「明暗」384ページまで読む。津田と小林、お延とお秀の対決。

20140607

2014年6月7日
 病院雨池珈琲。

 一日雨。朝方かなり降ったようだが、日中になって小降りになり、夕方あたりはほぼ霧雨に変わる。八王子の72時間積算雨量が315.5mm。6月の平均降水量が167.9mmだからほぼその2倍降って、年間平均降水量が1602.3mmだから、この3日間でその5分の1が降ったことになる。

 今日の話題。アールヌーボーと言うところをボジョレーヌーボーと言う。

 雨が降ると手術痕が痛くなるらしくぐずられる。

 シューマンの交響曲2番と3番をまだ聴いている。これから3番が目の前に広がってきそうな気がする。アスガー・ハメリクという人の交響曲第7番を少し聴く。デンマーク。合唱付き。悪くないけれど、マーラーに匹敵するというには保守的すぎると思う。シューマンのコンチェルトシュトックを聴く。ホルン4本。快活だがシューマンらしく陰影がある。

 「明暗」296ページまで読む。これは傑作だと思う。夫のエゴ、妻のエゴ、妹のエゴ、父親のエゴ、家族のエゴなど様々なエゴが語られる。人に厭がられることを生き甲斐にしている小林の存在が気になる。ある意味清々しいクズだ。


20140606

2014年6月6日
 終日雨。朝は小降りだったが、昼前から激しくなる。降り始めからの降水量が100mmを越えていると思う。八王子で24時間降水量が183mm。川の水位が気になり始める。

 事前準備の不足。基礎的知識の不足。ケアレスミス。N先生の死。U氏のビジネス視点のみの発言。本を濡らす。いろいろあって怒涛のように自己嫌悪の波が来る。耐え忍ぶ。

 「明暗」216ページまで読む。お延視点が続く。漱石の観察力が光る。お延の従妹の描写とかは漱石の娘たちをモデルにしているのかもしれないと思う。


 

20140605

2014年6月5日
雨。10時過ぎくらいに降ってきて、昼前にやみかけるが昼過ぎにまた降ってくる。午後から激しく降る。雨雲レーダーがモンドリアンになる。午前中は南から雲が来ているようだったが、午後から南東に変わる。

 「明暗」138ページまで読む。お延目線で物語が進行する箇所があって、これまでの漱石と違って斬新だと思った。津田とお延が差しかかっているところを自分らは不完全変態のような形ながら越えてきたので、気持ちがよくわかる面もある。だが、夫の手術の日に芝居に行くのは失敗だと思う。自分がお延だったら夫に付き合わずとも家に引きこもってごろごろしているだろう。吉川夫人の目線は怖い。




20140604

2014年6月4日
 ホラヒヤホ。

 曇り気味で午後からだんだん雲が厚くなる。気温高めだが昨日よりはまし。

 そこそこ真面目にやるが、詰めが甘い。面倒くさがっていては駄目だ。

 今日の話題。呪い文。マーグは美化したKHに似ている。男前。

 夏目漱石「明暗」84ページまで読む。漱石の作品も真面目系クズのオンパレードだと思った。結婚して半年の津田とその妻お延。津田の調子が悪く入院する必要が出てきたが金の工面が難しい。父親から支援を受けるか受けまいか、上司の吉川や叔父の藤井にあれこれ相談したりなどいろいろ。主人公が病気で入院する予定という話の設定自体が、漱石の健康状態の悪化が反映されているようで心が痛む。入院する割には酒煙草を平気で嗜んでいてかなり無頓着。







 

20140603

2014年6月3日
 晴れ。30度前後。明後日あたりから梅雨前線さまがいらっしゃるようだ。

 南風に吹かれて雑草の白い綿毛のようなものが舞っていた。チガヤか?

 金曜が気がかり。今日一日無駄なことをしていたかもしれない。

 今日の話題。メリーズパンツのウサギを壁紙にしていたのがばれて、今日のあだ名はキモオタになった。

 『短編ベストコレクション 現代の小説2002』読み終わる。日記を書くときにいつも「コレクション」を「セレクション」と間違えてしまう。思い込みが強いと思う。
小池真理子「一角獣」●
志水辰夫「岬」○
浅田次郎「情夜」●
高山文彦「常世の人」●
藤田宜永「イザベル」△
山之口洋「最後のSETTION」△
 老いをテーマにした作品が多かった。


 

20140602

2014年6月2日
 今日も暑い。セミが鳴きそうだ。

 不慣れな作業。しかしこれをできるようになれば業績は上がるだろう。故地へ。6月の話。今後の話。仕事はいっぱいありそうだが、こなせるようになるか。

 今日の話題。「聖闘士星矢」に出てきた股間の霧について。「神よ わたしは美しい…」 某AVに出てくる古い日本家屋について。押し出しの立派な友人について。

 『短編ベストコレクション 現代の小説2002』338ページまで読む。
鳴海章「指定席」△
内海隆一郎「父の恋人」●
川上弘美「一実ちゃんのこと」○
筒井康隆「天狗の落し文」△
山田詠美「シャンプー」●
嵐山光三郎「瘋癲老人養護ホーム日記」●

◎とても良かった ○良かった ●やや良かった △良い部分があった ▲良い部分が少しあった ×つまらなかった

20140601

2014年6月1日
 今日も暑いが暑さに少し慣れてきた。32度くらいまで上がったようだが、それでも朝夕は20度前後まで下がるからまだ大丈夫だ。

 これまでさぼってきたつけを少しずつ返していく。途方もなく考えてはすすまないので、手をつけられるところからやる。

 6月は中で7月以降外。これだけ長期間のやつは2003~2004年以来。いろいろ装備を揃えておく。予習もする。

 今月はKHの遠出が一大イベントになる。いろいろシミュレーションを考える。

 「千羽鶴」中断。
 『短編ベストコレクション 現代の小説2002』を180ページまで読む。
恩田陸「オデュッセイア」●
岩井志麻子「兎を飼う部屋」●
内田春菊「電脳奥様」●
篠田節子「リトル・マーメイド」○
高橋克彦「隠れ里」●
渡辺淳一「握る手」△
加堂秀三「芸者染香」△
森青花「闇鍋」○



 

20140531

2014年5月31日
 晴れ。気温30度超える。

 怠惰を貪る。KHでかける。明日から6月。

 「千羽鶴」176ページまで読む。ここまで読んできて、川端康成はあまり好みではないことがわかる。ウィキペディアのこの作品の項目に書いてあった三島由紀夫の評価は当を得ていると思う。志野の茶碗。




20140530

2014年5月30日
 今日も暑い。しかし、昨日ほどは雷雲は発達しなかったようだ。

 某コンビニで金をちょろまかされる。レシートを見て気付いて、返してもらったけれど、その金額も足りなかった。そこで面倒くさくなったので追求をやめる。もうあそこには行かない。

 完成。気楽にやる。アンダンテ・コモド。少しは知識がつくが、まだ取っ掛かり。いろいろ思ったことがあったが忘れる。

 かいぎ。いろいろ学ぶ。珍しく帰りが遅くなる。Kへ。KH。

 KHは自分をやり込めるとものすごくうれしそうな顔をするので、いつも大げさにやられたふりをする。

 「千羽鶴」66ページまで読む。主人公菊治は、半分お見合いのような感じで茶会に出るが、その帰りに茶会で偶然再会した父の浮気相手太田夫人と一夜を共にしてしまう。お見合い相手稲村嬢が持っていた風呂敷の柄が千羽鶴。黒織部の碗。優美な感じ。平安以来の伝統を感じるけれど、自分の中にそういう伝統があまりないのに気付く。





   

 

20140529

2014年5月29日
 あちゅかった。これからまた気温が上がるのかと思うとげんなりする。午後、関東北部では激しい雷雨だったらしいがこっちまではこない。

 楽な日。主だったことは午前中に終わらせ、午後は適当にやる。いろいろ学べる。

 今日も午後からやや頭痛。

 『短編ベストコレクション 現代の小説2001』読み終わる。
熊谷達也「座敷童子の夏」○
 読後感がよかった。
鈴木光司「大山」●
 借金で妻子と別れた男が、再出発を誓って京都から長崎行きの夜行に乗って、妻と初めて会った時を再体験する話。再体験するシーンが作為的にも思えるのだけれど美しいシーンだと思った。
出久根達郎「饂飩命」●
 うどんについて熱く語る男の話。結末が気に入らなかったが、うどん風呂は面白かった。

 川端康成「千羽鶴」を18ページまで読む。よくわからないうちに寝落ち。






20140528

2014年5月28日
 朝は低い雲が立ち込めていたが、基本的には晴れ。蒸し暑い。関東北部のほうでは雷雨だったようだが、こちらは特に天気が崩れるようなことはなかった。

 緑が深くなっていく。田畑と山しかないところで育ってきたから、時々緑を見ると落ち着く。

 来週はプレッシャーがかかる。あまり大したことができなさそうで少しがっかりする。

 ちゃらちゃら作業。

 〒。ST。

 不愉快な荷物。やや不愉快なメールを2通書く。尻拭いの一環。一方で思いやりが足りない。

 『短編ベストコレクション 現代の小説2001』436ページまで読む。話途中で寝落ち。消した記憶はないけれど、電気は消えていた。
 菅浩江「五人姉妹」●
 回収されていない筋があったけれど仕方ないか。。
 高山文彦「海馬」○
 殺人を犯してしまったシンナー中毒の兄と、機能不全家庭を必死に機能させようとする弟の心の結びつきの話。
 浅田次郎「オリンポスの聖女」●
 芝居一筋の彼女と別れて、やがて成功した主人公の、彼女との意外な再会。
 黒岩重吾「幻灯花」●
 定年前に諸事情で会社を退職した男が、これまた事情を抱えた女と援助交際する話。男にとって都合がいい話なのが鼻につくが、随所に作者の若さを感じてそこがよかった。
 会田晃司「小さな骨壷」●
 石材業者の主人公が、前夫の骨壷をこっそり自分の家の墓に分骨しようとする初老の女性を手伝う話。
 熊谷達也「座敷童子の夏」
 いたずら三人組が古い家に潜入して、謎の藁人形をみつける。途中。



20140527

2014年5月27日
 空模様を見ていると梅雨が近いのを感じる。雲が多く、蒸し暑い。何となくめまいがして頭痛がある。ロキソニン。

 大口が来るが、具体的にはまだよくわからない。来週金曜にヤマ。

 今日の話題。『モテるためには吹奏楽部に入りなさい』という本を書けば儲かる。モテ期表。

 
『短編ベストコレクション 現代の小説2001』280ページまで読む。読んでいる途中でストンと眠りに入る。
角田光代「トリップ」●
 LSDをやりながら一方で子育てをしている歪んだ主婦の話。山田詠美ほど鋭利さはないけれど、ある種の広さがある。ただ、これらの鋭利な感覚の文章ばかり読んでいると少し飽きが来るところがある。
菅浩江「五人姉妹」途中
 バイオ企業の娘として生体実験を受けながら育った女と他に4人いるクローン姉妹の話。







 

 


20140526

2014年5月26日
 曇りで南風が強い。

 校正。

 げんなりする。注意力が落ちる。

 「短編ベストコレクション 現代の小説2001」222ページまで読む。
清水義範「算数の呪い」○
 現実にはあり得ない設定の算数の問題について父子で突っ込みまくる話。話は面白いのだけれど、こんな頭のいい父子はいないという点でひっかかってしまった。
山田詠美「検温」○
 二組のカップルの話。鋭敏な感性と言葉選びのセンスはすごいと思った。
田中小実昌「むらさき」▲
 ロサンゼルスの日本人町界隈の話。
永倉萬治「叔父さん」●
 若い奴らに社会を教えてくれる叔父さんの話。
なかにし礼「ベル・エポック」●
 シャンソンで結ばれて別れた元恋人たちの話。
筒井康隆「虚に棲むひと」●
 小説家にインスピレーションを与える謎の女の話。
幸田真音「eの悲劇」●
 銀行警備のおっさんがeビジネスの世界で天国と地獄を味わった男と会う話。
岩井志麻子「おめこ電球」●
 貧乏なおっさんと女郎という設定で妄想と情事にふける金持ちの話。
薄井ゆうじ「訪問者」○
 隠遁生活をしている男と謎の三人組の話。


20140525

2014年5月25日
 野球やサッカーを観なくなった。時々ネットニュースで結果を見るくらいだ。KHが観たがらないというのが大きい。ただ、どうしても観たいというものでもないのでいいのだけれど、WCは少し観たいかも。。

 KH出かける。だらだらしている。しかし、これから自分のためにもっとやらなくてはならない。生活は大事だ。真面目系クズから脱却しないといけにあ。。

 「みみずくの夜メール」読み終わる。特に感想なし。




20140524

2014年5月24日
 いつもながらだらだらしている。午後図書館。買い物。曇り気味の晴れ。気温が高め。

 「ちょっとアヘン戦争に行ってくる。」というネタがウケた。

 五木寛之「みみずくの夜メール」を82ページくらいまで読む。再読。この人の書いているのを読むと魅力のある人なのだろうが、風呂に入らないのと髪の毛を一ヶ月に一回しか洗わないのには引く。



 

20140523

2014年5月23日
 阿曽山大噴火が膨張してきた。

 晴れるが雲の多い日。何となく寒い。風も青い。バルデリー。

 作業のキモ。能力の薄っぺらさを実感する。こういう時に出るものが本当の実力だろう。カエルの子はカエルということも感じる。

 昨夜の噴火の影響で眠い。



 

20140522

2014年5月22日
 朝は晴れる。暑く感じる。昼前に雷雨。激しく降る。昼にはやむ。午後になってまた激しい雨。しかしそれほど寒く感じない。夕方龍の巣のような雲がみえる。竜巻が起きても不思議ではないような感じ。北風が強くなる。

 追い込み。自分がメインではないので楽なことは楽。

 携帯をまた忘れる。なんどめだナウシカ。。

 尻拭いさぼっていても尻拭い。怖い荷物が来る。

 「アンの夢の家」読み終わる。シリーズを読んでいくと、「アンのおかげで何でも解決」「結局はご都合主義」といったところが鼻についてくるけれど、アンが住んでいるところの描写と個性的なキャラクターの描き分けは見事という他ない。これはもう最後まで読むしかないね。

 

 

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