20140321

2014年3月22日
 シューマンを聴く。寝ている。買い物に行く。服を少し見る。今後会合のようなものに出る機会が増えるかもしれないので、そういう服を揃えておこうと思った。今日は買わない。

 いつもの眼底痛が少し出てくる。ロキソニン。効きが今一つ。

 「アンの愛情」372ページまで読む。ついにアンはギルバートからの告白を受けるが拒絶してしまう。この辺のくだりは、「続・若草物語」でジョーがローリーから告白されて断るのに似ている。「続・若草物語」が1869年刊行で、「アンの愛情」が1915年刊行だから影響があるのかもしれない。


20140320

2014年3月20日
 寒い雨。いろいろとお宝をみることができた。役得だ。気乗りのしなかったこともようやく始める。今日だけでは解決しなかった。こういうやり方では駄目だ。

 帰り買い物をしたときに不注意で買った卵を2個割ってしまう。こういうがさつさは今後も付いて回る。。

 今日もシューマン病だった。1楽章の序奏のトランペット動機は素晴らしいが、下で動いている弦楽器の響きも魅力的だ。この曲は弦楽器を相当酷使している。3楽章も注意して聴く。単なる感傷的な音楽ではなく、限られた動機を最大限に生かして素晴らしい表現力のある音楽を作り出していることがわかる。3楽章の主題は4楽章でも第2主題として現れて、やがて悲痛に響くが、それを乗り越えてトランペット動機が出てくるのがよい。

 「アンの愛情」273ページまで読む。1巻から出てきたアンの友人ルビー・ギリスが病気で死んでしまう。病気のシーンが嫌で流し読みをする。アンやフィルらがルームシェアするところを読んで、こんな時代からあったのだなと思う。ギルバートとアンの関係は進展しない一方で、アンは2回もプロポーズされる。しかし告白した男2人は、どちらも男の駄目で無様な感じがよくあらわれていた。妹に代理で告白させたビリー・アンドリューズは膿家脳だと思った。







 

20140319

2014年3月19日
 曇って肌寒い日。それでも昨日のようなえらい風よりはまし。

 細部が大局に結びつく過程、上下をつなぐ構造を少し考える。両者には断絶があって、さらにそれをつなぐ細い空想の糸がある。その細い糸にもいろいろあってもつれて絡まっていく。

 夕方、K屋まで出る。遠回り。

 相変わらずシューマンの交響曲第2番が鳴り響いている。冒頭トランペット動機の効果は絶大だ。5度の音程の間で長調と短調がせめぎ合って独特の緊張感を作り出す。そして、フィナーレの長大なコーダでもこの動機が歓喜の主題と組み合わさって盛り上がっていく流れは素晴らしい。

 「アンの愛情」118ページまで読む。大学に入って新しい友達ができる。その新しい友達フィリッパ・ゴードンは特徴的なキャラで面白い。リアルでいたらむかつくだろうが。



20140318

2014年3月18日
 春一番。この間吹いたのはそうではなかったらしい。

 少しの猶予。4月以降いろいろ変化がある。心の余裕を一番に考える。

 シューマンの交響曲第2番にすっかりはまってしまった。はまり具合が2003年に聴いたシューベルトの弦楽四重奏15番以来かもしれない。曲そのものがいいというのがあるが、この曲を聴くことによってハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、ブラームス、ブルックナーらの偉大な交響曲が雄大な山脈のように広がりをもってみえてくる。一昨日は冒頭トランペット動機がハイドンからの本歌取りと書いたけれど、一方でブルックナーの交響曲第3番・第4番の冒頭にも似ているし、ショスタコーヴィチの交響曲第15番にも同じ動機が出てくる。交響曲という一大山脈のまさに中央にそびえたつ高峰だと思う。

 「卒業」読み終わる。東野圭吾がどういう作家かというのが少しわかる。
 モンゴメリー「アンの愛情」を52ページまで読む。「赤毛のアン」シリーズの三作目。ギルバートと同じ大学に入ることになる。プリンスエドワード島からキングスポートへ舞台が移る。アンに想いを寄せているチャーリー・スローンの書かれ方がいろいろとひどい。モデルがいるのかもしれない。




 


20140317

2014年3月17日
 春の晴れ。ただし朝夕は冷える。朝方は何となく凹んだ気分だったが、午後になったらましになってくる。夕方KHと合流。HM。

 シューマンの交響曲第2番が一日中頭の中で鳴り響いている。まだ3楽章の理解が足りない。

 「卒業」348ページまで読む。ほぼ終わり。第二の死亡者。茶道を用いたトリック。読みやすい文章なのですいすい読めたが、推理小説は寝る前はあまり向かないかもしれない。

 



20140316

2014年3月16日
 今朝みた夢。長い道を歩いて行く。大勢の仲間がいる。古い店舗のようなところに行く。大広間のようなところがある。宴席のようなことが始まる。そこにヤクザの一団が現れる。刺激を与えないようにする。その後外に出て、空襲に備える。空襲の様を予測できる。戦闘機が超低空飛行をして機銃掃射をするので、狭い裏路地のようなところに逃げるという予想図が描き出される。そのあと本当に戦闘機がやってきて機銃掃射を始める。自分と見知らぬ大柄な男が狭い路地に押し入るようにして入り、地面を転がる。ひとまず機銃の難は逃れる。爆撃が始まる。

 朝、上弟から不意に電話。だらだら話す。

 わらわら家で作業。なんとかできる。

 下弟と電話。状況聞き出す。自分が思っていた状況とは違うようだ。Kさんにも電話。コンタクトがとれてよかった。親にも電話。親とKさんは少し認識が違うようだが、自分はKさん寄りだ。

 シューマンの交響曲第2番を今日も聴く。ようやく彼の4つの交響曲を全部聴いたが、実に豊かな世界だ。聴くのが遅すぎたが、楽しみをここまでとっておけたともいえる。4つの交響曲はそれぞれ魅力的だが、交響曲の歴史的伝統という観点からみれば、2番が一番傑作なのではないかと思った。2番冒頭のトランペット動機はハイドンのロンドン交響曲からの本歌取りかもしれない。2楽章はモーツァルトの39番やベートーヴェンの交響曲第4番的な軽快さがある。過去の偉大な作曲家の流れを汲みながらもシューマン自身の個性も際立っていて立派な交響曲だ。

聴いた演奏
シューマン 交響曲第2番ハ長調
ジンマン指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団演奏

 東野圭吾「卒業」を読み始める。大学のリア充グループの女の一人が謎の自殺をする。その仲間がその謎を解き明かすべく事件に迫っていく話。東野圭吾は初めて読んだ。文章が達者で話の展開もよく書けているが、消費されて残らない商品なのかもしれない。。



 

20140315

2014年3月15日
 頭痛、腰痛いろいろあり。朝晩は冷え込むが春の陽気となる。

 Kさんの案件が今後どうなるか。

 シューマンの交響曲第3番・第2番を聴く。3番は1・2・3楽章の流れが美しい。2番は1楽章がシューベルトの8番を範型にしていながらも様々な新しいものが入っている。そして2楽章のスケルツォを聴いてシューマンは天才だと思う。ベートーヴェンやブラームスより地味だが、並び立つだけのものがある。こういう曲を聴けてこれから内容を理解していけることに幸福を感じる。

 『ペルシャの幻術師』読み終わる。
「果心居士の幻術」戦国時代、大和、果心居士、筒井順慶、松永久秀、織田信長。
解説。竹内街道と大道。

20140314

2014年3月14日
 外。相変わらずの出来栄え。リストはなるべく改行せず、間隔を空ける必要がある。M公園。小さな池。難癖。強い意志の持続と瞬時の判断力。

 Yさんに会う。相変わらず方々を歩いているようだ。

 天気が悪く時々雨がぱらつく。北西風が強い。

 司馬遼太郎『ペルシャの幻術師』307ページまで読む。
「ペルシャの幻術師」ペルシャ、メナム、イル汗国、幻術師アッサム、大鷹汗ボルトル(フラグの四男)。
「戈壁の匈奴」西夏、モンゴル、チンギス汗、李睍公主。
「兜率天の巡礼」戦後、京都、上品蓮台院、大避神社、閼伽道竜、秦氏、聖徳太子、ネストリウス派、大秦。
「下請忍者」伊賀、戦国時代、下忍、徳川の鵜殿攻め。
「外法仏」平安時代、京都、藤原良房、紀名虎
「牛黄加持」平安時代、京都、鳥羽上皇、美福門院。
「飛び加藤」京都、越後、上杉謙信、飛び加藤。

20140313

2014年3月13日
 春一番。豪雨。毎年この時期に1回は来る春の嵐だ。こういう日なのに、洗濯物を外に出しっぱなしにするという失敗をしてしまう。帰ってからまた洗濯する。

 今日もミスをするが昨日よりはまし。急いては事をし損ずるという言葉通りの行いを地で行っている。

 明日が外。臨機応変マンになるしかない。

 父から電話。Kさんの話。今後少しずつでもやっていこうと思う。Sさんの話も聞くが、こういうことの相談に乗れる状況ではなさそうだ。

 「額田女王」読み終わる。平板という気がしないでもなかったけれど、歴史小説はどうしてもそうなりがちだ。万葉集とか短歌に思い入れがもっとあると違った印象を持つのだろう。

20140312

2014年3月12日
 ミスを連発。どうすればミスを減らせるか。面倒くさがらずにチェック項目をつくって、項目通りに確実にやる必要がある。明後日急遽外になる可能性出る。

 作業者としても劣り、生活者としても駄目で、八方破れの陣形だが、これからまた日々を過ごしていかなければならぬ。こういうときは3年前の絶望的な状況を思い起こして今がはるかにましな状況であることを頭に認識させる。

 「額田女王」390ページまで読む。白村江の戦い。斉明天皇や中大兄皇子ら国のトップも筑紫まで親征している。日本は大敗北を喫するが、あの当時海を渡って大量の兵員を動員できたことに驚かされる。大和政権を広げる戦いの中で相当戦慣れしているように思える。あの頃にも、文献にはほとんど残っていないが戦国時代規模の戦いが日本各地であったのだろう。敗戦後、中大兄皇子は天智天皇として即位し、近江に遷都し、様々な政策を打ち立てていく。額田王はほとんど狂言回しだ。





 


20140311

2014年3月11日
 3年がたった。あの日を境に大きく変わった。今も2011年体制とでもいうような流れの中にある。一日のせせこましい思考の合間にこの全体の流れを時々意識する。

 今日はいろいろ人任せにして楽をする。そうしないと全体像が見えないということもある。明日から3日間は集中しないとならない。意志の力を保てるようにする。

 昨日よりは風が弱い分暖かく感じたが、空気は冷たい。明日が暖かくなって、明後日が雨予報。南風が強くなったり煙霧が起きたりする荒々しい春の日がやってくる。

 「額田女王」232ページまで読む。大海人皇子と中大兄皇子との三角関係が描かれる。遷都やら百済の滅亡やらめまぐるしい変動がある。孝徳天皇と中大兄皇子(天智天皇)の関係は、唐の太祖(李淵)と太宗(李世民)の関係に少し似ている。遣唐使。有間皇子の謀叛。歴史が描き出される。




 
 


 

20140310

2014年3月10日
 週明けから疲れる。頭が働かない。森を見るべき時に木を見て、木を見るべき時に森を見る。だらだらと遅くなる。感覚を凍らせてやり過ごす。

 今日は真冬的な寒さ。風も強い。

 井上靖「額田女王」を84ページまで読む。大化の改新直後、元号が白雉に代わる頃から話が始まる。宮中の勢力争いも激しかったが、国外情勢もめまぐるしく変転する時期で刺激的だ。



 




20140309

2014年3月9日
 昨日よりは少し暖かい。KH氏はA市まで遊びに行く。自分も図書館と買い物に行く。

 あの日から明後日で3年目ということでTVでいろいろやっていて刺激を受ける。自分はあの時は何もできなかったが、これから少しずつでもやっていきたい。一方で現実面での状況をしっかり見極めていかないと失敗するのでバランスをとる。


20140308

2014年3月8日
 リセット日。かなり寝ている。今日も寒い。それでも晴れたので10℃くらいにはなる。

 家の比較的近くにある某コンビニが何らかの事情で無くなったので、少し遠くの同種のところまで行ったら、別種になっていた。さらに違うところへ行く。

 某会から冊子が届く。過去のことに由来する自己嫌悪。こんな気持ちで物事をやりたくない。どうすれば自分の楽な居場所ができるのだろう。大量に情報を頭に注ぎ込むことは必要だ。そういう環境を整備しないといけない。

 シューマンの交響曲第3番を聴く。NHKの某番組で冒頭を少し聴いたことがあったが、全部を聴くのはこれが初めて。1楽章の明朗さがまず際立つが、各楽章の構成が非常によく考えてつくられていると思う。スケルツォと緩徐楽章の差が曖昧なベートーヴェンの7・8やメンデルスゾーンの「イタリア」と同じ流れで、この流れがブラームスにも引き継がれる。


 「それから」読み終わる。代助は三千代に愛を告白し、三千代も受け入れる。平岡にも談判し、三千代と離縁することを承諾させる。嫂と父親にもお見合いを断る旨を伝える。結果、実家から勘当され、平岡から絶交される。思い切った決断。かなり劇的な幕切れ。「それから」の続編的性格をもつ「門」はもう既に読んでしまったが、この小説を読んだ後にするのだった。「緋文字」で同じようなことをやった牧師には腹が立ったのに、結果的に不倫をしたことになる代助にはそこまで批判めいた思いを感じなかった。義理とか世間体とか金とかではない別の道がある。自分もその別の道に同調する側面を持つ。生活者として辛酸を少しは舐めてきたけれど、金とか地位とは違うもので自分は動いている。今回の読書で自分の立ち位置を再考することが少しできた。













 






20140307

2014年3月7日
 昨日は風が強かったので、今日の朝は比較的暖かいと錯覚していた。しかし霜柱が立っていた。午後雪が降る。局地的な前線のような雲。積もらない。また手の甲が小林製薬CMのようになってくる。

 余計なことを言って失敗する。結果を考えて言葉を選ぶ。

 「それから」218ページまで読む。代助は、父親と嫂からお見合いを急かされる一方で、平岡の妻三千代に強く惹かれるようになる。

P128 代助は凡ての道徳の出立点は社会的事実より外にないと信じていた。始めから頭の中に硬張った道徳を据え付けて、その道徳から逆に社会的事実を発展させようとするほど、本末を誤った話はないと信じていた。

P138 今の日本は、神にも人にも信仰のない国柄であるということを発見した。

P157 その時彼は自分ながら、自分の活力に充実していないことに気がつく。餓えたる行動は、一挙に遂行する勇気と、興味に乏しいから、自らその行動の意義を中途で疑うようになる。彼はこれをアンニュイと名けていた。

P174~P176の概要 但馬に住む学校の友人とのやりとり。友人は故郷に戻って家を継ぎ妻を娶る。代助が西洋書などを送っても、次第に感想を書かなくなりついには本を読んでいないことを明かす。

P190~P193の概要 代助は父・兄・嫂やお見合い相手・その付き添いの高木と食事をしながら歓談する。会話の流れが要約されている。お見合いらしい身の無いその場を取り繕うだけの会話。

P198 もし馬鈴薯が金剛石より大切になったら、人間はもう駄目であると、代助は平生から考えていた。

P216 多くの場合において、英雄とはその時代に極めて大切な人という事で、名前だけは偉そうだけれども、本来は甚だ実際的なものである。



 

20140306

2014年3月6日
 寝坊しなかった。珈琲を飲む暇のある有難さ。夢をみたが忘れる。

 バタバタ作業。重いものを持ったせいで腰が痛い。無理はしない。

 郵便局。

 ふとクッキングパパの登場人物の口の中の描き方が気になる。どの登場人物も口の中が同じなので、マンガは記号だということを思い出す。モーニングを読まなくなって久しいが、まだ連載しているようなのでちょっと驚く。

 「それから」126ページまで読む。代助と平岡夫婦との微妙な関係。平岡は失職してから就職活動と金策に苦労する。三千代が代助に金を借りに来て、代助は金を裕福な兄に借りようとするが断られる。しかし、兄の妻梅子が少し貸してくれる。以前読んだ「ロシアの影―夏目漱石と魯迅」でも触れられているアンドレーエフが出てくる。

P50 アンドレーフ「七刑人」

P78 代助は露西亜文学に出てくる不安を、天候の具合と、政治の圧迫で解釈していた。仏蘭西文学に出てくる不安を、有夫姦の多いためと見ていた。ダヌンチオによって代表される以太利文学の不安を、無制限の堕落から出る自己欠損の感と判断していた。だから、日本の文学者が、好んで不安という側からのみ社会を描きだすのを、舶来の唐物のように見做した。

P93 平岡「…日本が貧弱だって、弱虫だって、働らいているうちは、忘れているからね。世の中が堕落したって、世の中の堕落に気が付かないで、その中に活動するんだからね。…」




20140305

2014年3月5日
 また寝坊気味。この状況を改善せねば。。ここのところ眠りが浅いのが原因の一つだ。

 朝から雨。昼間はずっと降り続く。夕方になって雨脚が強まって7時頃にやむ。気温は6℃前後で推移し、ずっと寒い。

 楽に作業。

 兄にFの件でメール。反映されるといいのだが。。

 夏目漱石「それから」48ページまで読む。明治42年の作。代助は30にもなって独身で親の金で家と召使と書生をもってぶらぶら優雅に暮らしている。ご先祖様の貧しい田舎暮らしを知る者としては、明治のこの時期にこういう暮らしができる人々がいたことを驚異に思う。その代助が、最近仕事をやめることになった友人の平岡と会って近況を話す。平岡の妻三千代は、代助の知り合いでもあり、かつて思いを寄せていた相手でもあった。






20140304

2014年3月4日
 病院。どちらも寝起きが悪くて険悪だった。異常なし。ヘモグロビンと赤血球が微妙に下がる。食い物に気をつけないと。。

 全体的に今日は鈍かった。ぼーっとして周りが見えなくなることがある。

 よく晴れる。2月よりはだいぶ暖かくなった。

 「地下室の手記」読み終わる。第Ⅱ部「ぼた雪によせて」は、主人公の若い頃の具体的な失敗譚が述べられる。最高に恰好悪く情けない話。学生時代の同級生の飲み会に無理やり参加したものの浮きまくった挙句、悪酔いして同級生から金を借りて2次会?の女郎屋に参加する。そこで出会った娼婦に酔った勢いでからんで長口上をまくしたてるあたりは読んでいてとても恥ずかしくなった。しかし身につまされる。自分みたいな奴は下手に同窓会に行かない方がいい。しかし、高校の同窓会が近いうちにあるらしい。行かないだろうが。。

P133 お前は夢想していただけだが、連中は当時既に現実生活というものを理解していたのだ。

P245 俺が必要としているのは、平穏無事というものだ。自分さえ無事でいられるなら、今すぐにでも全世界を一コペイカで売り飛ばしてやる。

P259 俺がいかにして部屋の片隅での精神的堕落と、しかるべき環境の欠如と、生きた生活からの離脱と、地下室で膨れ上がった見栄っ張りな敵意とによって、己の人生を疎かにしてきたか、

P274 「人はあらゆるものあらゆる人に対して罪がある、と各人が気づけば忽ち楽園は実現する」 解説「カラマーゾフの兄弟」よりゾシマ長老の言葉

P275 「自身を放棄し、自身のために存在することを止めれば、個性は無限に拡がり、万人に属するもの全てによって豊かになる」 解説










 

20140303

2014年3月3日
 寝起き悪い。夢を見たかもしれないが忘れる。だらだら作業。

 朝方は雨だったが、昼には晴れ間も出て暖かくなる。しかし、夕方風が冷たくなる。

 鼠の国のしょぼいアトラクションのことで盛り上がる。

 「地下室の手記」114ページまで読む。1部と2部に分かれていて、第Ⅰ部が「地下室」、第Ⅱ部が「ぼた雪に寄せて」というタイトルがそれぞれつく。84ページから「ぼた雪」

P75 とどのつまりは、君たち、なにもしないほうがいいのさ!意識的な無気力のほうがマシだ。だから、地下室、万歳!というわけである。

P80 ハイネは、正確な自伝なるものはほとんど不可能であり、人間は己については、いくらでも嘘をつくものだと断言している。

P89 現代のあらゆるまともな人間は臆病な奴隷であるし、またそうあらねばならないからだ。


20140302

2014年3月2日
 びわ湖毎日マラソン2014。ウォルク2:09:10の平凡なタイムで優勝。佐々木が2:09:47で2位。川内は2:10:38で4位。2時間6分台のペースが30kmでペースメーカーが抜けてから、がくんと落ちた。アフリカ勢はモチベーションが今一つだったようだ。佐々木個人はよくがんばったし今後に期待したいけれど、全体としてはやや寂しい結果となる。

結果
http://www1.nhk.or.jp/rr/race05/result.html

 雨が降る。気温は低かったが、春の雨という雰囲気があった。

 F高内のブツについて少し考える。限られた時間での集中力と強い意志の力が必要だ。。

 「尻啖え孫市」読み終わる。以前NHKの番組でもやっていたが、孫市ら雑賀党は織田軍と戦ってこれを撃退している。その後、小牧長久手の戦い後に秀吉軍に屈服しているが、この辺は駆け足で終わる。

 ドストエフスキー「地下室の手記」64ページまで読む。アル中のロシアのおっさんの独白。書いていることが、自分の心をなぞっているような気がする。自分が考えてきたことは、ある意味この小説の劣化コピーのようなものかもしれない。そして、かつて自分のバイブルだった「ショスタコーヴィチの証言」はドストエフスキーのこうした小説の手法を相当意識しているのだろうと思った。

P13「賢い人間ならおよそ、まともな何者かになれるはずがない。何者かになりうるのは愚か者だけだ。」

P53「人間に必要なものは、ただ一つ、自発的な欲求のみである。」

 


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