20140521

2014年5月21日
 雨。朝はかなり激しく降る。昼からは風も出る。北風で肌寒い。午後になって一旦やむがしつこく霧雨のような雨が降る。

 朝早く起きたのに、某駅で乗り過ごしてしまい、ぎりぎりになる。

 盛り込めないものが多い。作業量を見極める能力と努力が足りない。

 「アンの夢の家」424ページまで読む。物語の時系列として5作目。アンとギルバートが結婚する。ギルバートは医者としてプリンスエドワード島内のグレン・セント・メアリーに赴任し、アンもついていく。その村でジム船長やミス・コーネリア、レスリーといった個性的な人々に出会う。アンは最初の子どもは死産してしまうが、次に男の子が授かる。相変わらず小説として面白い。乗り過ごす原因になった。赤毛のアンシリーズは全体的に人物描写が優れているけれど、その中でも子供とお婆さんの描写が特に優れていると思う。



 


20140520

2014年5月20日
 天気は曇り。気温は高めだが汗ばむほどではない。明日は雨。

 病院。異常なし。ただし赤血球値が少し低い。

 街に出る。茶店。買い物。

 「短編ベストコレクション 現代の小説2010」読み終わる。全体的に読みやすかった。
高野史緒「ひな菊」◎
 ショスタコが出てくる。
東山彰良「マイ・ジェネレーション」△
 ジャズ・ドラッグ・酒・暴力
萩原浩「トンネル鏡」●
 帰郷の車中の風景と自分の半生と亡き母との思い出が交錯する。
柳広司「日本推理作家協会賞殺人事件」△
 話と直接関係ないけれど、「稲中」のジャイアント前野のシーンを思い出した。
小池真理子「廃墟」●
 かつて住んでいた家と不倫の思い出。
千早茜「管狐と桜」●
 管狐を操るというおっさんと美術館勤務の女との交流。最後に恋愛っぽくなるのが嫌。
新野哲也「都が見える丘」●
 計算女が嫌だった。
早瀬詠一郎「石蕗(つわぶき)」●
 満州に嫁いだ娘を思う父親の心境。
あさのあつこ「さいとう私立さいとう高校野球部雑録」●
 顧問が急死した野球部のピッチャーが敗戦から立ち直る話。
佐江衆一「勝敗に非ず」○
 剣道に打ち込む70過ぎのじいさんの話。
池上永一「モーツァルトのいる島」◎
 共感覚の子どもの話。
大沢在昌「村」○
 村ぐるみで世間の目を避けたい人々を住まわせる話。

20140519

2014年5月19日
 天気晴れだが雲が多い。気温は普通。

 朝の夢。ダウンタウン松本にいろいろいじられる。さすがにお笑い芸人のいじり方は鋭いなと思いながらあまり相手にしない。自分の反応が悪いので、松本はターゲットを上弟に変更する。しかし上弟の反応も今一つ。松本はつまらなさそうにしている。まわりの景色が岩山に囲まれた広い谷という牧歌的風景。峨眉山を思い出す。

 作業がはかどらない。細かいところにこだわりすぎ。

 作業の気分を家に持って帰ってしまう。生活者としてつらい日。少しいざこざ。

 『短編ベストコレクション 現代の小説2010』を228ページまで読む。
赤川次郎「雨降る夜に」●
飛鳥井千砂「タクシードライバー」○
泡坂妻夫「隠し紋」○
勝目梓「埋葬」●
西木正明「伝単」○
坂東眞砂子「巡礼」●
加地尚武「彼方から」◎
北村薫「ざくろ」●




20140518

2014年5月18日
 筋肉痛はだいぶ取れる。KHがでかけたのをいいことにだらだらしている。やろうとしたことの半分もしない。図書館。買い物。本を読んでいるうちに寝てしまう。夢を見たかもしれないが覚えていない。

 天気は晴れ。気温が上がるが暑いというほどではない。

 カミュ「異邦人」読み終わる。知り合いの男レイモンと不仲のアラビア人を殺したことで死刑判決を受けるが、それを受け入れて平然としている。不自然な話だけれど、この主人公ムルソーの考え方には、神を信じなくなった現代の人間の世界観が反映されていると感じた。




20140517

2014年5月17日
夢その1 実家が大きなマンションになっている。10階建てくらい。マンションの一角に新居がある。家賃収入で生計を立てている。

夢その2 2階建ての家の2階にいる。誰かが訪ねてきたので対応しようとしたが玄関がみつからないので、2階の瓦伝いに下に降りようとする。北東側に旧実家が見える。自分の中では実家だと認識しているが、現実の実家ではない。祖母が生きていて、兄夫婦の家に身を寄せているらしい。その祖母に会うとものすごく若返っていて、別人。この人は誰だと思う。

 疲れて寝ている。昨日は実験的に猛烈に体を動かしたが、ダメージは大きかった。足腰が筋肉痛で動くのがつらい。あのペースでやったら駄目だということがよくわかった。

 天気は雲が多いが晴れる。

 独り芝居をする。

 『大導寺信輔の半生・手巾・湖南の扇』読み終わる。「海のほとり」海水浴に行った話。「湖南の扇」長沙に行った話。「点鬼簿」発狂した母と、姉の話。「彼 第二」アイルランド人の彼の話。

 カミュの「異邦人」を37ページまで読む。メインの事件までは行っていない。養老院で母が亡くなった主人公ムルソーがごく事務的に母の葬儀を済ませ、普段住む街アルジェに戻って情事や仕事など日常に戻るとこらへん。


20140516

2014年5月16日
 雲が多いが晴れる。午後から入道雲が出てきて、4時過ぎに少し降るがにわか雨。南風から北風に変わり、夜になると少しひんやりする。

 外。面倒くさいことはやらないで、フルパワーでやる。午後は結構ばてる。今の体力がわかる。相変わらず自分の中にマッチョ信仰があることを感じる。

 日に焼ける。KHに「クリスピーチキン」と言われる。去年は「チキンかあさん煮定食」だった。自分はチキンらしい。

 終わってから、猛烈に腹が減ってシュークリームを一気食いする。ポイントで菓子も買う。

 『大導寺信輔の半生・手巾・湖南の扇』244ページまで読む。「大導寺信輔の半生」2度目。1.本所 2.牛乳 3.貧困 4.学校 5.本 6.友だち 5.本のところで「水滸伝」を読んだことが書かれている。「海のほとり」最初のところに「里見八犬伝」を読んだことが書かれている。


 


 

 

20140515

2014年5月15日
 朝は雨が降っているが出かける頃にはやむ。曇り。昼前に少し降ったようだが、昼にはやむ。夕方近くなって晴れて少し蒸す。ただ風は北寄り。

 結局またちんたらやってしまう。考えが硬直している。時々風通しを良くする。

 夕方頭痛。水分補給。

 『大導寺信輔の半生・手巾・湖南の扇』213ページまで読む。「文章」事務的につくった弔辞に本当に心を動かされる遺族をみて心が乱される保吉青年の話。「寒さ」これも保吉の話。心の伝熱作用。「少年」これも保吉の話。さらに細かい話から成る。1.クリスマス 2.道の上の秘密 3.死 4.海 5.幻燈 6.お母さん

20140514

2014年5月14日
 午前中は晴れているが午後から曇ってくる。南風がやや強く気温が高い。28℃くらいまで上がる。

 要領が悪いながらもやる。もっと短縮できるはずだ。

 金曜が山場。来週から6月上旬外になるか。

 KからTまで歩かせる。問題ない。

 『大導寺信輔の半生・手巾・湖南の扇』176ページまで読む。「お律と子らと」病で重篤な状態の母親とその家族の話。最初は次男の洋一目線だったのにいつの間にか長男の慎太郎目線に変わるところが気になったが、人物描写が秀逸。「一塊の土」息子に先立たれ、息子の嫁と暮らす農家の母親の話。「文章」


20140513

2014年5月13日
 雨が上がったと思ったら、霧雨のようなのがじとじと降っている。だいぶ濡れる。お昼頃にはすっかり晴れて少し暑くなる。ただ夏日にはならなかったような気がする。朝8時半頃の地震は気付かなかった。10時半頃のは何となく揺れているような気がした。

 どんなに怠けた性格でも、やらないといけないことはいずれやることになる。

 今日の話題。「昼下がりの石窟」「鴻上尚じはブッディスト」

 『大導寺信輔の半生・手巾・湖南の扇』94ページまで読む。「毛利先生」しょぼいけれど自分のやり方で頑張っている先生の話。「疑惑」地震の時の極限の倫理の話。「秋」姉妹と従兄の三角関係の話。「南京の基督」病気のことが書いてあって拒絶反応を起こす。パス。

20140512

2014年5月12日
 晴れから次第に曇りへ。夜に雨。南風が強い。気温高め。

 木曜から金曜に変更。あまりはかどらない。結構ミスがある。過信しない。面倒くさがらない。

 「幼き日のこと・青春放浪」読み終わる。久しぶりに「しろばんば」など井上氏の一連の自伝的小説が読みたくなった。中学から高校にかけて読んだことがあったが、何気なく影響を受けている部分がある。

 芥川龍之介『大導寺信輔の半生・手巾・湖南の扇』28ページまで読む。「手巾」「毛利先生」

20140511

2014年5月11日
 KHとU野に行く。大体座れる。仕事で上京してきたKH父に会う。茶。A草へ。すかいつりー。そらまち。Kに出る。久しぶりに居酒屋で酒を飲む。ビール1本、焼酎1杯。母の日。電話。火曜日のこと。木曜日のこと。

 天気快晴。富士がよく見える。気温が上がる。夏日。

 井上靖「幼き日のこと・青春放浪」296ページまで読む。井上靖の文章は、程よい鋭敏な感性が抑制の効いた文体で書かれていて好もしい。「しろばんば」に描かれた小説世界と実際の幼年時代の違いがわかる。


20140510

2014年5月10日
 池病院珈琲。いつもより時間が後になる。合間に図書館に行ったり家に戻ったりする。

 今日の話題。「あんたがたどこさ」の歌詞の「それを木の葉でちょいとかぶせ」の「それ」は○んこだという仮説。

 「緑の家」上140ページまで読んで一時中断決定。完全に時制が違う事柄が入り込んでいたり、段落なし会話「」なしのところが出てきたりして、ものすごく読みづらい。ただ一方で、ペルー・エクアドルあたりの20世紀前半頃の社会を浮き彫りにしているという意味で価値のある小説なのだろう。

 

20140509

2014年5月9日
 午前中は気温が上がる。夏日。昼頃外に出ると北側に入道雲が見える。雲の動きが早く、東側に移動している。1時半くらいに雷鳴が轟き、やがて雨が降ってくる。一時激しく降るが20分くらいでやむ。しかし、空が暗い。3時半くらいにまた降ってくる。今度は激しい北風が伴う。またも雷鳴。ただ思ったほどは強くない。風がしばらく強い。帰る頃にはすっかり晴れている。少し拍子抜け。ただ、気温が昼から夕方にかけて10℃くらい下がる。26℃→15℃

 来週で片をつける予定。再来週はいよいよお外か。。懸念事項いくつかあり。

 買い物。2011年後半~2012年前半あたりは、買い物をするだけでげっそり疲れたものだが、今はだいぶましになった。

 「緑の家」上56ページまで読む。段落なし、会話「」なしは最初の部分だけで、1章に入ったら普通になった。エクアドルのアンデス山脈の中にあるサンタ・マリーア・デ・ニエバという街が舞台。なぜかならず者の中に日本人が混じっているが、日本人ぽくない名前なので実感がわかない。日本人にする必然性はあるのか。話が見えない。ただ、マラニヨン川とかカハマルカとかの地名は、幼いころから知っていた憧れの場所なだけにどことなく心躍るものがある。

 

20140508

2014年5月8日
 晴れ。温度的には過ごしやすかったが南風が強い。明日は大気の状態が非常に不安定になると天気予報で10回くらい言っていた。雷雨になりそうだが、どのタイミングで来るか。予報では昼前から夕方と言っていたが、雨雲の動きを見ると割と早く来るようにみえる。

 やや不満が残る出来となったが終わらせる。午後は次の工程に入るものの、少しだれる。こういった工程を見直す時間が欲しい。マニュアル化すれば後日役に立つだろう。

 夕方KでKHと合流。少し歩く。5000歩くらいにはなったか。

 「アンの幸福」読み終わる。全体として話はつながっているものの、短編の集合体のような構成。その短編の一つ一つがとてもよくできている。ジェラルドとジェラルディーンの双子の悪戯のところは声を出して笑った。「トム・ソーヤーの冒険」でトムたちが猫を使ってドビンズ先生のかつらを取る悪戯に匹敵する。

 バルガス・リョサ「緑の家」読み始める。上24ページまで。エクアドルとブラジルの国境地帯あたりが話の舞台のようだ。先住民の村へ、修道女と兵士の一団が向かっていくところから話が始まる。段落がないのと、会話を示す「」がないのでかなり読みにくい。おかげであっという間に眠くなった。




20140507

2014年5月7日
 休み呆け。だいぶエネルギーを吸い取られていたようだ。駄目ダメな日。

 天気は晴れだが、風があって微妙に肌寒い。

 あまり大きなゴミ袋は使い勝手が悪い。当たり前だが。。

 話題。ルパンの歌の歌詞について。「ルパンルパンルパン~アホか~♪」と聴こえる箇所があるらしい。

 「アンの幸福」429ページまで読む。同僚のキャサリンと仲良くなる話。ものすごく心配性のアーネスタインの話。思い込みが激しく熱しやすく冷めやすいヘイゼルの話。エリザベスがグリーン・ゲイブルズに来る話。いたずら小僧のジェラルド・ジャラルディーン兄妹の話。

20140506

2014年5月6日
 1か月分のデータが富田林。。仕事のデータは入っていなかったから良かったものの、家がらみのデータがどこかへ行ってしまった。バックアップはまめにやっておくのだった。。嗚呼。

 天気曇り。肌寒い一日。洗濯物の乾きが今一つ。特に何もせず。午後買い物。

 ハンソンの交響曲第2番「ロマン的」を聴く。響きが派手な曲だが、今一つ入り込めなかった。グリーグの交響曲も聴くがそんなにいいと思わなかった。

 「アンの幸福」296ページまで読む。様々な問題に対してアンのとった行動がきっかけで好転するというパターンにはまってきているけれど、いちいち良く書けている。ギルバートへの手紙という形をとるところが多いが、物語がわかりにくくなるということはない。ただ、アームストロング親子の話はちょっとご都合主義な感じがした。

20140505

2014年5月5日
 天気曇り。時折雨がぱらつく。南風が強い。朝方5時頃2回地震。2回目の方はさすがにやばいと思ったが、それ以上大きくならずに済んでよかった。その後同じ震源の揺れがないので単発的なもののような気がするがここ数日は注意しないといけない。

 2度目の地震の時、なぜかパジャマ代わりのジャージが脱げていて、後からKHに散々ネタにされる。

 今日は外に出ないでゆっくりする。実家情報を整理。KHが姪甥をすごく気に入ったようでひとまず安心する。ただ今後バランスが難しいかもしれない。1号案件についても少しずつ考える。

 シューマンの交響曲第1番と第2番を聴く。2番はだいぶ聴き慣れた。1楽章序奏は素晴らしい。1番をルイージ指揮、ウィーンフィルの演奏で聴く。1楽章の第1主題と第2主題にあまり差異をつくらない感じの演奏だったので目新しく感じた。だが、自分的には第1主題部分と第2主題部分にもっと違いがあったほうが好みだ。スコアはどうなっているのだろう。

演奏
http://www.youtube.com/watch?v=kGoYaMatX6E
スコア(PDF 7.75MB)
http://javanese.imslp.info/files/imglnks/usimg/5/51/IMSLP61374-PMLP10737-Schumann_op.038_Sinfonie_Nr.1_1.Andante_un_poco_maestoso_Allegro_molto_vivace_fs.pdf

 スコアをみると、第1主題と第2主題の間に特にテンポ変動の指示がない(リンクしたサイトだと11ページの5小節目)ので、ルイージの指揮がスコア通りで、自分がイメージしていたものは付け加えられたものだということがわかった。この辺にシューマンの交響曲を演奏する問題点の一端があるのだろう。それでも、第2主題の出だしから盛り上がるところはとてもシューマンらしさにあふれていて魅力的だ。1番は両端楽章は2番に劣っていないと思う。発想が飛ぶが、ブルックナーの交響曲第1番はシューマンのこれらの交響曲と同じくらいの水準に達しているとも感じる。

 「アンの幸福」170ページまで読む。アンは風にそよぐヤナギ荘の生活になじむが、仕事の面では裏事情から町の有力者プリングル一族に様々な妨害を受け、悩む日々が続く。しかし、プリングル一族の先祖が食人をしていた記述をみつけたことがきっかけで劇的に関係が改善する。隣の住人キャンベル家のエリザベスという「相呼ぶ魂」を持つ女の子と少しずつ交流を持っていく。エリザベスは曾祖母のミセス・キャンベルと召使のモンクマンにあまりにも厳格な教育を受けているため、内向的な性格になっている。その日の気分によって自分の名前とキャラクターを変えるという多重人格的な面を持つ。今日も読んでいて、この小説の世界観がとても豊かなことに感心してしまう。第1作「赤毛のアン」が有名だけれど、その続編も決して劣らない価値を持っていると思う。







20140502-0504

2014年5月4日
0502 天気良し。実家へ。昼着。挨拶。夕方宿へ。露天風呂。久々にビールを飲む。建物は古かったが、静けさを楽しめる。休日前に泊まって正解だった。

0503 快晴。気温上がる。夕方にわか雨。夜になって猛烈な風。朝風呂。朝飯。ご飯を3杯食う。SRH。28年ぶり3回目に入場。変わっていないところもあったがかなり変わった。ここでも露天風呂。暑いのでショーはそこそこに切り上げる。KS。初めて見る。良いものがたくさんある。K氏。お迎え。家。姪甥と交流。久々に父と飲む。久々に日本酒。仁井町大吟醸。いろいろなわだかまりがある程度解けたと思った。

0504 遅めに起きる。弟と会話。暗い話。昼頃出る。SK。ざっと見る。Yの街。喫茶。I市街に戻る。LTV。図書館をちょっと見る。時間が経過したことを感じる。KH土産物買い過ぎ。上京。駅弁。焼鯖寿司。変な経路で帰る。無事帰りつく。

 「阿修羅のごとく」読み終わる。恥ずかしき昭和。ある意味賞味期限が切れた小説。安易に人が倒れ過ぎ。ただ、4姉妹の絡みは読んでいてそれなりに楽しい。

 モンゴメリー「アンの幸福」52ページまで読む。アンがギルバートに宛てた手紙から始まる。サマーサイド高校の校長として赴任することになる。サマーサイド高校を取り巻く雰囲気と新しい下宿について。

20140501

2014年5月1日
 早くも5月。

 天気が回復する。気温が上がる。夏日。午後曇って、夕方雨がぱらつく。局地的寒冷前線。夜になって晴れて少しだけ気温が下がるが、寒くはない。

 作業がんばる。予定に追いつく。

 明日に備えていろいろ買う。いろいろ不安要素があるけれど、とにかく自分が不安や怒りに夢中にならないことだ。。どこかに遊びを残す。

 向田邦子原作(中野玲子小説化)「阿修羅のごとく」73ページまで読む。父親の不倫に気付いてどたばたする四姉妹たちの話。登場人物が多くて人間関係を把握するのに時間がかかる。この手の話は絶対登場人物のまとめがないと理解が難しい。

竹沢家
父・恒太郎(68) 不倫相手?・土屋友子(40) 友子の子供(10)
母・ふじ(60代)
長女・(三田村)綱子(45) 夫(物故)長男(未登場) 綱子の不倫相手・料亭「枡川」の主人貞治
次女・(里見)巻子(41) 巻子の夫・鷹男、巻子の長男・宏男(17)、巻子の長女・洋子(15)
三女・滝子(30) 滝子に雇われた興信所の男・勝又(32)
四女・咲子(25) 咲子の彼氏・ボクサーの陣内

 小説が書かれたのは昭和54・55年頃だから、もう35年も前だ。次女と三女の年齢が離れているのは、その間に第二次大戦があったからなのだろう。サザエさんと同じだ。書かれている内容も時代を感じる。恥ずかしき昭和は遠くなりにけり。




20140430

2014年4月30日
 雨。昼前に土砂降り。その後降ったりやんだりを繰り返す。南風が強い。またさらに暖かい空気を連れてきた。
 
 6月にちょっと嫌な予定が入る。それに向けて少し勉強する。

 作業はそれなりに集中する。あらかじめチェック項目をつくるなど工夫が必要だ。

 『楼蘭』読み終わる。
「幽鬼」明智光秀が本能寺の変を起こす時から山崎の戦いで敗死するまで、かつて攻め滅ぼした波多野氏の怨霊に悩まされる話。
「補陀落渡海記」和歌山県熊野にある補陀落寺で信仰に基づいてお坊さんが決して戻れない渡海に乗り出した歴史の話。即身仏の海バージョンのようなものだ。渡海することになった金光坊の心の迷いがよく描かれた名短編だと思う。
「小磐梯」1888年の磐梯山の山体崩壊に巻き込まれて九死に一生を得た人の話。迫真の描写。元ネタがあるのだと思う。「ブン抜ゲンダラ、ブン抜ゲロ」
「北の駅路」 東北地方の駅路を描いた「日本国東山道陸奥州駅路図」を巡って数奇な運命をたどった人の話。
 解説が山本健吉氏。

 続いて森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」を読み出し、今日車中で読み終わる。あらすじだけ知っていて読んだことがなかった。実際読んでみると全然赤裸々でなくて拍子抜けした。これで発売禁止になるのだから、明治と今とでは大違いだ。




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