雑記

2013年6月12日
 雨が降っていろいろ面倒くさい。

 司馬遼太郎「幕末」、「祇園囃子」「土佐の夜雨」。

 角田光代の「森に眠る魚」を90ページまで読む。電車の中で読むのに向かない本。登場人物が5人いるので、それぞれの性格、家族構成、状況が錯綜してわかりにくい。本の冒頭に人物紹介があると有難いと思ってしまった。話は、ママ友のややこしい人間関係が描かれているっぽい。。

雑記

2013年6月11日
 台風が居座る気配。下手すると日曜まで雨だぞこれは。。

 今日のKH氏。「分割金利手数料はじゃ○ねっとたかたが負担いたします」という通販番組のモノマネを延々とやっていた。あまちゃん上映会開催。鶴光ネタにうけていた。萩の月を注文する。

 司馬遼太郎「幕末」。「花屋町の襲撃」「猿ケ辻の血闘」「冷泉斬り」

雑記

2013年6月10日
 まいぽるしぇがまた壊れる。急きょ違う手段を講じる。天気は曇り。明日から雨が続きそうで嫌だ。

 帰りにショップへ。直すのに1時間かかると言われたので、飯を食う。久しぶりに某店へ。本屋も覗く。読みたいものがないわけではないが、買いたいというほどでもない。町の様子も何となく見る。ゆるキャラ選手権みたいなのがあるらしい。ハリーポッターに出てくるハグリッドに似たおっさんがいる。

 「村上朝日堂」読み終わる。終わりの方にくっついている村上春樹と安西水丸の対談が楽しい。主に安西氏の出身地千葉県千倉の食い物の話。海産物が豊富で美味しそうだ。自分は海のそばで生まれ育ったのに意外と海産物を食っていない。磯がないのと港がないのが大きい。。

 司馬遼太郎「幕末」読み始める。タイトル通り、幕末を対象にした短編集。「桜田門外の変」。井伊直弼を暗殺した桜田門外の変に唯一加わった薩摩藩士の話。「奇妙なり八郎」。幕末に暗躍した清河八郎と八郎を暗殺した佐々木唯三郎の話。

 今日になってちょっとだけ岸本佐知子の「ねにもつタイプ」を読み直す。この人の持つ感覚は自分のものに似ている。岸本氏と漫画家のカラスヤサトシを結ぶライン上に自分はいると思う。

 下の弟と久しぶりにメールする。姪はどうやら左ききらしい。自分の家系では、わかっている限りでは父方の曾祖父、母方の叔父、自分が左ききだが、法則性みたいなのはない。


 

雑記

2013年6月9日
 N響の演奏を聴いている。ショスタコのヴァイオリン協奏曲にラフマニノフの2番。結構いい演奏。Eテレで2時間演奏会の放送をやってくれるのは有難い。らららクラシックは、コンセプトは悪くないけれど司会の某作家は嫌いだ。

 去年の今頃聴いたベートーヴェンのラズモフスキー2番を聴く。理想的なソナタ形式。弦楽器の音の重なりの魅力がよくわかる。ラズモフスキー3番も聴く。去年聴いたときは、1楽章の第一主題がサザエさんのアニメ中に出てくる音楽に似ている感じがしてあまりいいと思わなかったのだが、今回はそれを意識しないようにして聴く。2楽章のピチカートを伴奏にするイ短調のエレジーが印象に残る。

 穏やかな一日。午後は図書館へ行って買い物。前回と同じようなものを仕入れてくる。KHが読み終わった本まで加わって豊かな陣容になる。自分の本好きに関しては、KHに「クラップとゴイル」と言われている。クラップとゴイルは、ハリーポッターに出てくる敵役マルフォイの子分たちで、デブでバカで大喰らいな奴らだが、こいつらの落ちているお菓子まで食ってしまう様と、自分がその辺に転がっている本を片っ端から読む様が似ていることから、このあだ名がついた。

 「村上朝日堂」181ページまで読む。ギリシャのこととか映画のこととかだらだらゆるゆると書いている。  

雑記

2013年6月8日
 病院。池。コーヒー。この1年でだいぶ変わった。。あちかったので、帰りアイスを買う。今年初アイスかも。

 「ボヴァリー夫人」読み終わる。平凡な医者に嫁いだボヴァリー夫人が、平凡な日常に退屈し、恋に恋する妄想に取りつかれて割とくだらない男と浮気をして浪費をして破滅する話。今に通じる主題だ。人物描写で、ボヴァリー家の近所に住む薬剤師のオメー氏の描き方が秀逸だなと思う。中途半端に知識があって雄弁家で、世話好きでおせっかいで、絶対に近所に住んでいてほしくない人物だ。ボヴァリー夫人の行いは浅はかで愚かとしかいいようのないものだけれど、そこそこATM機能のある夫がいて、子供ができて、割と不自由のない生活をしているはずなのに心が空虚で満たされない気持ちというのはわからないでもない。

 村上春樹「村上朝日堂」を読み始める。またこのシリーズ。ゆるい雑文。


 

雑記

2013年6月7日
 天気がもってくれた。久しぶりにM駅を降りる。約1年ぶり。面白いことになっていた。この仕事がとれるともっと面白いのだが。。

 KHが外に出たので、晩飯は外で食う。またくだらない話をしている。とめはね11巻を買う。今単行本を買って読んでいるのは、これとヒストリエくらいか。。漫画はたまに漫画喫茶へ行ってまとめ読みをする。以前読んでいたアフタヌーンもこのパターンで読んでいる。

 昨日からフローベールの「ボヴァリー夫人」を読み始める。88ページまで読む。ずっと昔途中まで読んで挫折した本の一つ。今も大して咀嚼力がないが、この本を最初読んだ頃はもっと意味がわからなかった。ただ、この本はボヴァリー夫人本人が出てくるまで結構ページ数を費やすので、話に入り込むのに手間がかかるとは思う。











 


  

雑記

2013年6月6日
 風邪引きずる。基本的には無難に終わる。

 M市の奥地をうろうろしていた時に、こんもりとした小山があったことを思い出した。あれはなんだったのだろう。武蔵境の方にはふじづかがあるのは知っているけれど、それとは別物だ。あの辺にはウドを栽培している農家があって、ウド栽培用の穴倉をつくっていたりして面白い。M市の土地区画は、江戸以降に開拓してできた区画だから新しいのだけれど、その区画を無視するかのように通っている道はそれ以前にできた古い道の可能性が高いから古いものが残っていると思う。
 
 大岡昇平「俘虜記」読み終わる。終戦になってから、収容所で女装が流行ったり、いろいろ芝居をやったり、大岡氏自身までもが春本をつくったりしてかなり面白い。文中では「堕落」と表現していたけれど、ある意味文化が花開いたともいえるのかもしれない。大岡氏らが日本に帰国してからのことも気になる。「続俘虜記」も読みたくなった。




 


雑記

2013年6月5日
 風邪少しましになる。しかし時々咳が出る。

 ここのところ「あまちゃん」を観ながら飯を食う。いろいろくだらない話をする。KHが子供の時にやりたかった話になる。デパートの屋上とかに昔あった100円で音楽を流しながらノロノロ走る車で、家から学校に通いたかったという話。途中には蛇口からポンジュースが出るところがあったり、洗面器のようなところにアンバサホワイトウォーターとかファンタグレープが入っていて、顔をつけて飲めるところがあったりする。探偵ナイトスクープに応募したいと言っていた。

 ひみつのアッコちゃんの話にもなって、昔アッコちゃんの髪型にしたことがあると言っていた。あの髪型を実際にやると、聖徳太子の脇にいる人みたいな頭になるらしい。みずらだ。

 俘虜記398ページまで読む。終戦直後、収容所では女装が流行った話が面白かった。原爆が落ちて8月10日にはもう既に日本は降伏したというデマが流れた話も妙味深かった。戦争状態に加えて捕虜になったという異常な状態と自分らの今の平和な状況との落差、ギャップの大きさは計り知れない。。



 

雑記

2013年6月4日
 何とかなる。しかし風邪が治らぬ。頭も痛い。

 「俘虜記」310ページまで読む。

 自分の書いた感想は、その時点での自分の認識の範囲を示していると共に自分の認識の限界をも示している。たくさん本を読んでも、咀嚼できないことがたくさんある。「俘虜記」の感想にしても、本来は「くどい」の一言で済むことではなく、もっと哲学の知識があったらもっと様々な感想を言えるのだろうけど、今の自分にはその程度しか書けないということだ。。
 
 

雑記

2013年6月3日
 風邪がなかなか治らぬ。夏風邪のパターンにはまった。

 懸念事案は明日に持ち越し。何とかなるだろう。

 俘虜記221ページまで読む。昨日書いたようなくどいところがあるけれど、性格が細かい人らしく、収容所の生活が事細かに描かれている。「野火」は小説だけど、こっちはノンフィクションだ。。「捉まるまで」7、「サンホセ野戦病院」57、「タクロバンの雨」76、「パロの陽」115、「生きている俘虜」146、「戦友」197。今日は「季節」222から。




 

雑記

2013年6月2日
 風邪治癒のために善処する。喉が痛いのは治まってくる。買物に行ってまんまをこさえる。明日からまた面倒臭いことになる。右から左へ受け流したいところだが、受け流せるか。。

 村上春樹「国境の南、太陽の西」読み終わる。意味深なタイトルだけど、要はジャズバーで成功した既婚のおっさんが、幼馴染の謎めいた女と再会して浮気をするというだけの話。

 大岡昇平「俘虜記」176ページまで読む。以前同じ作家の「野火」を読んで強い印象を受けたので、戦記物を読もうと思った。ただ、最初の「捉まるまで」に載っている偶然ジャングルで遭遇した米兵を殺さないという決心に至った哲学的なくだりはくどいばかりで辟易してしまった。

雑記

2013年6月1日
 医者に行って薬をもらってくる。一人の時だったら絶対行っていなかっただろう。。

 だらだらと寝ながら本を読んでいる。

 司馬遼太郎「酔って候」。幕末の四賢侯といわれた藩主たちを中心に描いた作品集。「酔って候」土佐藩山内容堂。「きつね馬」薩摩藩島津久光。「伊達の黒船」宇和島藩伊達宗城。「肥前の妖怪」肥前藩鍋島閑叟。この中では、鍋島閑叟が断然面白い。

 北村薫・宮部みゆき編「名短編、ここにあり」。またこのシリーズを読む。半村良「となりの宇宙人」、黒井千次「冷たい仕事」、小松左京「むかしばなし」、城山三郎「隠し芸の男」、吉村昭「少女架刑」、吉行淳之介「あしたの夕刊」、山口瞳「穴―考える人たち」、多岐川恭「網」、戸坂康二「少年探偵」、松本清張「誤訳」、井上靖「考える人」、円地文子「鬼」。

 どれもそれなりだったが、井上靖の作品を読んでとても懐かしいと思った。考えてみれば、かつてNHK特集「シルクロード」の本で井上靖、司馬遼太郎、陳舜臣らが紀行文や歴史背景とかを書いていて、それらを貪るように読んできた背景がある。これらの作家はガキの頃からなじみが深い存在だった。



雑記

2013年6月1日
 風邪をひく。去年の10月以来か。ここのところ胃腸炎で食生活が乱されたのと、追い込みで生活のパターンが崩れたのが原因だろう。。にんじんジュースと葉物野菜を毎日食うパターンに戻す必要がある。。

 司馬遼太郎「以下無用のことながら」読み終わる。いろいろな人への弔辞が続く。最期の方に正岡子規についての文章がある。脊椎カリエスは絶対なりたくない病気だ。。


雑記

2013年5月29日
 朝方夢を見たが詳しいことは忘れる。多分故郷が舞台だった。

 じめじめする。もう何十回も同じように梅雨を迎えてきたはずなのに、いまだにこのウエットな感じが苦手だ。

 司馬遼太郎「以下、無用のことながら」332ページまで読む。いろいろな知人に対する御世辞文が多い。

雑記

2013年5月28日
 病院。異常なし。移植して丸2年が無事に経過した。2年前の悪夢のような状況が今となっては信じられない。

 某所へ行って茶店に寄って買い物をして帰ってくる。

 司馬遼太郎「以下、無用のことながら」282ページまで読む。親鸞についていろいろ語っている。「歎異抄」はいずれ読むべき本だと思った。

雑記

2013年5月27日
 ぐずりぐずられぐりとぐら。

 日中は比較的気楽だった。明後日以降から状況が変わってくる。

 司馬遼太郎「以下、無用のことながら」132ページまで読む。エッセイ集。小説を読むよりは肩が凝らない。



 

 

雑記

2013年5月26日
 いつも通りに起きるが二度寝する。午後は図書館へ行って買い物というのがパターンになりつつある。村上春樹と司馬遼太郎の幕末物を借りる。今度借りた村上春樹の本は、KHは読んだことがあるようなのでちょっと驚く。大学に入りたての頃に結構読んだらしいが、無意味にエロい描写が多くて嫌だったと言っていた。

 芥川龍之介「或阿呆の一生」「歯車」読み終える。どちらも相当心が病んだ状態で書かれたものなので悲しい気持ちになる。「歯車」に描かれた心理描写に近い精神状態までいったことがあるからわかるものがある。生きるためには鈍くなるしかない。でも、芥川は鋭敏な感性を維持しないと作品が書けなかったから、鈍くはなれなかった。





 

雑記

2013年5月25日
 ようやく出す。一区切り。その後H町へ。密度がすごい。大変そうだが面白そうだ。画像記憶をよく覚えておく。

 久々に解放感に満ちた午後を過ごす。密度が濃い一日。

 KHの胃腸具合が微妙。うつったか。

 シューベルトのピアノソナタ19番を聴く。去年の今頃4楽章ばかりを狂ったように聴いていた。タランテラのリズムではまってしまう。第2主題が歌心にあふれている。ただ、これまで1楽章が、ベートーヴェンの32の変奏曲に似すぎていて今一つ気に入らなかった。今日聴いてみて1楽章第2主題は結構いいかもと思った。

 芥川龍之介「或阿呆の一生」を読む。152ページ二十二まで。作者の半生の記憶から切り取った漠たる不安を描いた断章を並べたもの。

 

 

雑記

2013年5月24日
 追い込むが結局明日に持ち越し。時間がかかる。

 KHと今度駄菓子対決をすることになった。決めた額の分だけ駄菓子をそれぞれが買って、どちらがセンスのいいチョイスになったか勝負するというもの。受けて立った。

 芥川龍之介「河童」を読み終わる。感想は昨日と一緒で、こんなに暗い話だと思わなかった。

 今日もブルックナーの弦楽五重奏のことを考えていた。この曲はピチカートの使い方がセンスがいいと思う。後は4つの楽章の統一感もいい。この曲が出た後、ブラームスは同じジャンルの曲を同じヘ長調で書いたけれど、ライバル意識を感じさせるだけの曲だと思う。


雑記

2013年5月23日
 追い込みだったり胃腸炎だったりしたが、今日は比較的落ち着いていた。今年に入ってから黒い犬がこなくなった。しかし相変わらず目先のことにとらわれて行動を躊躇してしまう。

 ブルックナーの弦楽五重奏の演奏がいつの間にかようつべにだいぶ上がってきていた。

演奏動画
http://www.youtube.com/watch?v=ZoAoqIxcqNk

 1楽章が相当速い演奏。ちょっと速すぎる。

 自分にとって思い入れが強い曲だ。上京して学生生活になじんだ頃に聴いた。

 芥川龍之介「河童」を読み始める。90ページまで読む。この作品はずっと昔高校の時に読んだことがある。でも、作品の奥にあるものとか全然理解できなかったと思う。今読んでもまだ咀嚼できないものがたくさんあるのだろうけれど、あの当時よりは噛めるかもしれない。読んだ当初は、河童の世界がもっとユートピアみたいに描かれているような印象だったけれど、今読んでいると河童の世界も人間世界とはまた別の苦悩にあふれているような印象だ。スフィストの「ガリヴァー旅行記」に出てくる馬の国みたいなものとも違う。。
















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